@企業は「人材発掘」に時間と費用をかけ、より優れた人材をかき集めているのは世界の流れであり特に最先端企業にとっては必死である。その人材とは「知覚能力」であり「リベラルアーツ」であると言う。知覚とは「観察能力」であり、それを磨くには「絵画」を観察、絵画から思考・実行能力を磨くとある。
知識と情報+五感的感覚はこれからの人材には欠かせないものとなる。それはAIにできそうにないこと「感覚・知覚」を持ち合わせるのは人間だからだ。
『知覚力を磨く』神田房枝
目のつけどころがいい人は世界をどう観ているか? データ予測、意思決定、創造的思考……あらゆる知的生産の土台となる「見えないもの」を観る力
ー「知覚の時代」(The age of perception)
知的生産=知覚~思考~実行
「知覚」:目の前の情報を受容しながら解釈を施す(選択・解釈・問題設定)
「思考」:問題解決や意思決定をする(分析・問題解決・意思決定)
「実行」:実際の行動に落とし込んでいく
(アイデアの組織化・コミュニケーション・パフォーマンス)
知覚とは「みる」=見る・観る・視る・診る・看る=観察するという行動
ー天才たちの「目の付け所」が違う理由
観察するという体験=創造力・思考力・実行力を向上
ー「知覚力」を磨く
知識を増やす(学習・学問=リベラルアーツ)
他者の知覚を取り入れる(交流・読書)
根拠を問う(なぜ・どこで・どうなったのか)
見る・観る方法を変える(五感・バイアスを除く・純粋にみる)
ドレスの色(タンブラー 黒色と青色 金色と白色)
ーノーベル賞受賞者の9割以上が「アート愛好者」
絵画を観察する技法=空間的知覚力・パターン認識力・問題解決力の向上
(S. ジョブス、C.シュワブ、J.チェンバース、ハーバード大学など)
「細かく観ること」と「観察すること」は似て非なるもの
ー「どのようにみるのか」
全体図を観る(基本要素を把握する)
組織的に観る(ファーカルポイントを選び詳細を見る)
周縁部を観る(部分を分けそれぞれの細部を見る)
関連づけて観る(一歩下がって全体図を見て、再解釈を検討
アップルの研修ではピカソの絵「牡牛」で「シンプルさ」を学ぶ
OODAループ
観察(Observe)、適応(orient)、意思決定(Decide)、行動(Act)
トヨタ流知覚力の磨き方「現地現物」
ー「リベラルアーツ化人材」(ビジネスとはかけ離れた知的感覚・共感力)
感情的知性:Emotional Inteligence=Empathy
人材開発・イノベーション
ー求められる人材 (2018~2028年)
観察力・現実的な問題解決力・高度なコミュニケーション力
ソフトウエアデベロッパー21% コンピュータプログラマー7%
リサーチアナリスト 20% マーケティング系は平均以上を確保する
1、ハイレベルな書く能力・話す能力
2、テクノロジーの知識+リベラルアーツ能力を持った人材