@人は他人を見るときどうしても悪いところを見てしまい、それが全部だと思いこむ。人の良いところを見出す努力もしないのはとても残念で、「決別」する事さえある。誰でも欠点の一つや二つあるものだと、それを理解し長所を思いやればとても幸せになると思う。 まさに相手の「プライドと偏見」をどう扱うかだ。
『夫婦の間でも、恋人の間でも、親子の間でも、常に心を真向きにして正面から相手をじっと見つめていれば、お互いの不満を口にする前に相手の気持ちがわかるはずです』瀬戸内寂聴 -
『プライドと偏見』
18世紀、イギリスの田舎町に資産家が引っ越してくる。5人の姉妹は金持ちの男性を射止めるため試行錯誤の行動に出るラブロマンス映画だ。この時代の結婚は家族が決め、本人の希望が叶う事は稀だ。また女性からの愛情表現は難しい。さらに問題は家族に品性がないと言われた次女のエリザベス(キーラ・ナイトレイ)は資産家の親友ダーシー(マシュー・マクファディン)を毛嫌いしていたが思わぬ出来事で好転する。それは性格的に似たり寄ったりの頑固もので相手の悪い所しか見ていなかった事、相手のプライドと偏見だ。