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自分の過失から全てを失う、そして生きる糧を探す『マンチェスター・バイ・ザ・シー』⭐️4

2021-06-15 11:44:11 | 映画から見える世の中の動き
生きることの憂いは何なのか。自分の過失で娘を亡くし、家族の崩壊を招いた自分を責め抜くことで人格が変わり、世の中に不満を撒き散らすようになる。映画はとても現実性のあるストーリーで自分の過失を悩み、恨み、生きていくことへの希望を失う。だが、回復は気持ちを切り替えて自立しかないように映るが実際できるだろうか。
『導いてくれる人を待っていてはいけません。あなたが人々を導いていくのです』マザー・テレサ -
「マンチェスターバイザシー」
リー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)は短気な性格である事故から孤独となり、街の便利屋を営んでいた。だが、いつも問題を呈していた。
ある日兄が心臓発作で亡くなるとその兄の一人息子の後見人に指名され困惑する。それは過去の事故から自分自身の存在もさることながら、人を信じることさえ出来なくなったことでだった。その事故とは自分の不注意で失火、2人の娘を犠牲に、家を亡くし、妻もその後遺症で離婚することになった

緊急備蓄の役割は領民・庶民を守る為『米の武士道』

2021-06-15 07:54:07 | 歴史から学ぶ
「米の武士道」策は往々にしてスピード感を持って行い、難を逃れることだ。その際その理由を説明するゆとりも許さず、それが敵方に漏れた場合を想定しての行動を郡代が取ったのだ。(まずは味方を騙す)先を見通した政策は感謝され敬われる。しかし現代の政府内閣が行なっているコロナ感染政策は真逆で国民の反感をもたらしている。それはやはり現内閣等の「自己保護・職権保守」とみられても仕方がない
『もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である』渋沢栄一 -
『山本周五郎作品集16』山本周五郎
「千本仕合」
浪人が紀州へ千本仕合と称して領内に入ると腕利きの男が勝負を挑んだ。だが男が負けその浪人を領内に止める為に妹を差し出し嫁にする事を言い出す。妹は半信半疑いいなりに従うと領内の他の武士が騙し打ちをする、とのことでそのことを伝えに浪人の元に行き、揃って逃げ出す。すると鷹狩の藩主に出会し捕縛、藩主は幕府の命でやってきた地図作りの浪人と悟り、地図作成を許した。その条件は千本試合を果たすこと、1年に10本までとした。それは千本を終えるには当地に住む事を意味した藩主の策だった。
「宗近新八郎」
城家老職を手に入れようと一人の家老が現職の城家老が買って放題に政権を操っている、と武士に語る。そこでその武士に罪人であるその城家老の御意討ちの命が下る。その意味は御意討ち達成の後には武士も切腹を覚悟しての命だと悟った。よって武士は許嫁に別れの挨拶をして城家老元へ赴くと城家老の話から実は話が真逆で城家老の転覆を狙った一人の家老の企みと分かった。やがてその確証を得るために江戸表に報告に伺うとその真相がはっきりした。家老は城家老職を手に入れようと、また武士を殺戮しようと攻めってきた家老の息子は武士の許嫁を奪う目的だった。
米の武士道」
農民の米を一切回収して社倉に入れた郡代。時は大政奉還後の新政府軍が東征伐を行く甲府城内の出来事。米を取られた農民は信じた郡代を恨み暴動を起こす間際、その理由がこの新政府軍と徳川幕府側との争いで理解する。それは社倉の本来の目的は「備荒貯蔵」(農民のための緊急備蓄米)であり兵糧ではない。郡代はあくまで農民・領民を守るために行ったことで戦争にはならず幕府軍は逃走し、領民は郡代の行動に感謝した