@「世渡り上手」は批評・評論化し、自分では直接手を下さない輩の事である。それを見極め、指導できる「優れた目利き」は現代社会には最も重要であると感じる。特に会社、国家組織で「目利き」リーダシップが重要な要となる。 ここにある「理論から実践」、自らの行動があって初めて周りが認めることを知るべきだ。それが末に信頼につながり「満足」する会社・社会につながるのではないだろうか。「目利き」になるための仕法がここにある。 現代の組織・リーダーにとってのニーズは少なくともレジリエンス(回復性)、サステイナビリティ―(持続性)、クリエイティブ(創造性)、イノベーション(変革性)だろう。
『自分をもっと深く掘れ!』新渡戸稲造
かつて日本には、「武士道」に象徴される「生き方のモデル」があった。ひと言でいえば、「品格のある生き方」である。そして今、再びそうした「生き方」が脚光を浴びている。自分を最高に生かし、人からも存分に生かされるためには、日々何を考え、どう行動したらいいのか。自分の「生き方」に絶対の自信がつき、生きることのかぎりない“喜び”が満ちてくる新渡戸流「人生論」の決定版。当時の第1級の国際人であっただけでなく、優れた常識人でもあった。人生哲学「毎日の生き方や生活上のいろいろな問題に対し、具体的な解決さが示されている
- 「独りよがりの生き方」=他人との深い結びがあって初めて実現される自分の理想、それには足元にある手近な仕事から始めることと、安易に自分で自分を売り出すような事をしないこと。
- 「チアフル」=愉快らしい顔色をすること・微笑にながら、相手を善意で見る、その為に怒気を抑える
- 「誠実さ」=真心を尽くす、それが自分の力となる(他人を尊敬・敬意・礼節する念を持つ)
- 「人間関係に油を差す役割」=円満に世渡りができる工夫
- 「6つの長所に目を向けて、4つの短所に目をつむる」
- 「自分自身を足りない者である」と謙遜 謙遜は使いすぎると「嫌み」になる
- 「専門バカより聞く耳を持つ素人になれ」
- 「理論から実践」理論を理解するよりも実行する方が返って難しい
- 実行は決して軽視すべきものではない、価値があると認識すべき
- 評論家的態度を保ち、自ら何の仕事にも直接手を下さない者は必ず何かが犠牲となる
- 西郷隆盛の「欠点」は「騙され易い人柄」(知恵不足、討議不足)だが、決断力は好かれた
- 「いい人生・感性の力」
- 恩と恨みでは受けた恩より恨みはどんなに浅くても報復する
- 人相・顔の上層部(鼻以上)は人の知能を表し、下部(口・頬・顎)は性格を表す
- 人の弱さを見せない「NO」をうまく使える人、一歩退いて考えるクセをつける
- 「見込み」「見切り」を使い分ける(考え過ぎは何事も成し遂げられない)
- 「存在感のある人生」
- 代打がいない存在である事
- 世の中は相持ちである(助け、助けられる、惜しみ、惜しまれる)
- 「優れた目利き」は一番の財産、「どうせ」の連発は仕事ができない人材
- 無理難題を小言を言わずやり遂げる事が上司に好かれる(できる人の真似をする)
- 人の悪口・噂を言わない「人を責めず、陰口を言わず、悪口を言わない」
- 相手の立場に立ってものを考える人になる(他人の視線を気にしない)
- 「満足度ある人生」
- 「先に踊った人」だけが味わう人生の醍醐味
- 本当の思いやりは「生きる勇気」を起こさせる事
- プライドは持っても奢らない
- 孔子・秀吉に共通する「世渡り」の極意は自分の義務を完全に尽くす事