@愛国心とは何か、一人の男がネットを通じて訴える。この国を、世界を変えたいと立ち上がる。が、社会は思うようにならない、ましてや自分自身の生活も脅かす精神的苦痛を味合うことになる。この映画で読み取れる事は、「グローバル化」「移民」「人種差別差別」など人々はどのように考え、対処していけばいいのかヒントを教えてくれそうだなストーリーだ。 全てが「多数決」で決まる自由主義の先は、弱者、マイナーな人々に対する「無視される浮浪者」的存在の世の中になっていくのか。いいえ、そうならない為にも、私達全てがこれからしなければならない事はネットを利用した「市民直接参加型自由主義」への盛り上がりかもしれない。
『Cuck 2019』
この映画は、ねじれた愛国心と性的機能障害を持つ一人の男ロニーの2019年のトランプアメリカとその社会のルーツに光を当てた映画です。陰気なロニーは、ある荒廃した街で母親と一緒に住んでいた。無職で閉じこもりがち、精神的にも不安定で孤立した彼は、人気のあるブログに夢中になり、愛国心から「本物のアメリカ」の没落について独自のビデオチャンネルを作成していく。ところが世間との機会が少なく、ロニーは自分自身の不甲斐なさに対して激怒し、ポルノ、人種差別、妄想に怒りを燃やしていく。真の愛国者でありたいと願ったロニーは社会的差別をネットで強烈に批判、多くの賛同者を集めたが最後には自分にも社会にも打ち勝つことが出来ず自滅する事を選んだ。