@「世界の謎」を写真でみるとインパクト感がまるっきり違う。何でもそうかもしれないがさらに実物を見て、触れてなど五感で感じることの重要さは人にとってとても大切だと感じる。少し違うが、メラビアンの法則では人は「見た目」で判断するのが多く、ビジュアル化は人にとって文章力以上に直感的に訴えるこれからの一番のツールとなることだ。さて、過去の遺跡・謎から未来を見通す・未知を知ることは人々を引き寄せる魔力がある。私の「世界の謎」で印象深かったのは3つ。
1、「秦の始皇帝・兵馬俑・馬車」 1990年前半に一度訪問したが膨大な土地の墓(稜)には圧倒された。(とても歩いて全てを見る広さではない)当時はまだ兵馬俑館(屋根と壁のみ)が完成しておらず、兵馬俑も手で触り、写真も自由だった。そこで見たものは兵馬俑の圧倒的な兵士の数とそれが全く違った顔を持った兵士だったこと、と始皇帝が乗ったと思われる傘付きの黄金馬車だ。馬の飾りも黄金で飾られ、大きな傘が付いたやや天井が低い馬車には時代を超え度肝を抜かれた。
2、「深海生物の謎」 月・火星等へと宇宙への開発は凄いが身近くにある深海の未知の世界も凄い、はずだ。見たことの無い生物の謎が解けるのではないかと思うとワクワクするが、なかなか世界の動きがここに向いていないのが残念だ。 巨大なイカ、タコ、深海魚などこれからどんな巨大な生物が捕獲できるのか、生きたまま見れことができるのか、また深海に沈んだ古代神殿なども楽しみだ。
3、「人はなぜ笑うのか」は、まだ解明されていない笑の謎。 どうして笑うのか、赤ちゃんの笑いと大人の笑いの共通することは、人が素直になるということ。素直ではない大人にはなぜか笑顔が失くなっており、またそんな大人には子供はなぜか懐かない。笑の効果は絶大だと感じるのは「周りを楽しく、愉快にする効果」があるから。人生に豊かな心「笑」を持つのも大切だ。
『世界の謎99』ナショナルジオグラフィック社
- 現代の科学で解った世界の謎99が集約された写真雑誌
- 「文明の足跡」
- キザのピラミッド:巨石を如何に積み上げたのか
- 1個平均2.3トン230万個の石灰石
- 高低差1.6kmを傾斜を利用し人力で押し上げた説
- タリム盆地の最古のミイラ:中国北西部のミイラ正体は?
- 4000年前の毛織マントをした自然化したミイラ
- 金色・茶色の長い髪・東ヨーロッパ人
- 秦の始皇帝陵:内部はどうなっているのか
- 70万人の労働者動員、墓を作らせ、最後には全員絞殺
- 何千人という実物大の兵馬俑、青銅馬・馬車
- デンマークのトーロンマン:湿地帯のミイラ
- 2500年前の遺体・皮膚、眉間の皺の自然体
- 酸性の泥炭に無酸素化状態で発見
- ナスカの地上絵:目的は
- 2000年前、1000以上の地上絵、数百平方キロ
- 灌漑用の水路、天文暦の一種、インカ道路説
- モアイ像:イースター島の巨石の文字の解明
- 1000年前、一枚岩で出来ており多くがそびえ立つ
- ロンゴロンゴ文字が未だ未解読
- チンギス・ハーンの墓はどこにある
- 13世紀、3100万平方キロの大帝国を築く
- 遺伝子は現代の1600万人に受け継がれている
- 1227年逝去した後の墓が見つかっていない
- ボイニッチ手稿:何が書いてあるのか
- 暗号好きが書いた240ページの手稿
- 占星術のシンボル、謎の植物、奇妙な人が描かれている
- 錬金術の手引書なのか、占星術書、全てが謎の書
- 「宗教、神話、超常現象」
- エデンの園:どこにあったのか
- 「エデンから1本の皮が流し出し園を潤した」旧約聖書
- イラン、イラク、もしくはトルコ近辺説
- 現在のレバノンと思われる場所の神聖な山の上にある説
- ノアの箱舟:アララト山に埋まっているのか
- 地球が大洪水になり150日間後に水が引き、7ヶ月後
- 箱舟はアララト山に流れ着いた説(アルメニア地方)
- 聖杯はどこにあるのか
- イエスの最後の晩餐会で使った聖杯があるという説
- 聖杯は文学の産物であることは間違いない説
- トリノの聖杯布は本物か
- イエスを埋葬した時の布に亡骸が写っている
- トリノ聖ヨハネ教会大聖堂に保管してある
- ドラキュラのモデルになった人物は
- 英国外交官ウイルキンソンのワラキア公国とモルダビア公国の物語」からドラキュラという名前を得ている
- 歴史的な人物はドラキュラ公プラド3世トランシルバニア生まれ、1400年代のワラキア公になった人物である
- UFOは本当に宇宙人か
- 1896年と1897年サンフランシスコからタコマに出現、明るく丸い飛行隊の目撃
- 元大統領ジミーカーターも目撃者の一人(1969年)
- 94%は金星、隕石の自然のもの6%は説明がつかない
- バミューダ・トライアングルは呪われているのか
- 1945年から船・飛行機の遭難が相次ぐ
- 宇宙の渦、エネルギー現象など自然の脅威としている
- 「生命の世界」
- 動物の道標は何
- メキシコのオオカバマダラ(蝶)が何千キロも旅を米国で産卵する習性を持っている
- 太平洋の鮭の産卵、アリの巣周辺180m、伝書鳩
- サメは1cmあたり50億分の1Vの磁場を目指す能力
- 深海生物
- 海洋生物は約25万種あると言われる(未開の世界)
- 水深1千m以上は未知の暗黒世界で有機物を食べている
- 大型のイカ、タコ、蛇等が発見されているが水圧で圧死
- 長生きする木々の秘密
- 米国インヨ国立森林公園樹齢4800年がある
- ユタ州のヤマナラシ群林「パンド」は樹齢8万年以上
- 木の遺伝子は変異したり損傷を受けなくそれぞれ成長
- 不死の生き物
- メバル種のラフアイ・ロックフィッシュは205歳
- ホッキョククジラ211歳、アイスランドガイ400歳
- ベニクラゲは不死の生き物とされている
- 全身麻酔中に意識が戻ることがあるのか
- 麻酔薬が脳のどの部分に影響しているか未だ不明
- まれに意識が覚醒を起こし戻ることがある
- 失った手足を感じるようになる
- 失った感覚を感じることを幻肢現象という
- 脳の体性感覚皮膚に感じ取ることができるとある
- なぜ眠るのか
- 動物にとって睡眠は無駄で危険であり、繁殖もできない
- 眠れない遺伝子が発症すると数年間しか生きられない
- 脳の回復期、エネルギーや資源の節約説
- 夢とは何か
- 夢の中に感情や事柄に自分の心の内面が反映されている
- 記憶や願望と関連ある夢では不安が夢にでることがある
- レム睡眠を伴う昼寝はクリエイティブな仕事が得意
- あくびをする意味
- へびや猫も胎児でもあくびをする
- 脳に冷たい空気をいれることで警戒心を和らげる
- あくびの伝染は、犬にも伝染すことができる
- 人なぜ笑う
- 人間は生まれて3・4ヶ月で笑うようになる
- ストレスを軽減し、積極的な気持ちを生む
- 人は危険が去った時笑う、一番笑う人は支配的な立場
- なぜ年をとるのか
- 老化は細胞の摩擦による老廃物が蓄積、新陳代謝が低下し、修復機能が働かなくなる
- 遺伝子の老化説は繁殖適齢期を過ぎると縮小、老化する
- 「深遠なる自然の力」
- 太陽のコロナ
- 太陽の中心核の温度は1600万K(ケルビン)
- 表面での5800K
- 磁気運動により磁場を高くする
- 黒点は地球の気候に影響するか
- 黒点は11年周期で増減する、増えると通信障害発生
- 少ない場合は地球の温度が0.1〜0.2度下がった
- 地磁気はなぜ反転するのか
- 磁気は20万年に一度反転、最後は78万年前だった
- 磁極が反転すると南極と北極が入れ替わる
- サハラの目はどのようにできたのか
- サハラ砂漠の渦巻き現象は衛星マップで見える
- 「不可解な消失」
- アトランティスは実在したのか
- ジブラルタル海峡の外にある巨大な島とある説
- スペイン・アイルランド・スエーデン・マルタ島・ビキニ諸島、北アフリカ、南極、サハラ砂漠、そして地中海周辺説
- 1665年大西洋の中央部にあった説
- 過去の遺跡・謎から未来を見通す・未知を知る
- 未知には人々を引き寄せる魔力がある