銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】千駄ヶ谷 鶴の湯

2016-11-26 09:26:08 | 銭湯レポート
〜丁寧につくられた、レトロ銭湯空間〜

※千駄ヶ谷の鶴の湯さんは2016/12いっぱいで廃湯とのことです。お疲れ様です。

北参道駅から徒歩5分もあれば着く、
千駄ヶ谷の鶴の湯さんです。

破風も立派、オリジナルの暖簾、
と入口からしっかりとした風格を持つ浴場さんです。

寂しいことに2016年いっぱいで廃湯。



〜中島さんの丁寧な潮ノ島〜
浴室は凸の湯気抜きも高く、
ペンキ絵は女湯からは潮ノ島のみ見えて、
ちょうど男湯の境目にむかって
なだらかに盛り上がる島が見えます。

富士山の周りにある島とはまた表情が違い、
ダイナミックよりかは繊細なようにみえる島々。

ペンキ絵面は一般的な高さより、
ちょっとだけ低めだから
この高さにはこの中島さんのレイアウトがすごく落ち着きます。


〜熱湯の湯船から〜
浴槽は二つ。

一つは浅めでボディマッサージが2機、
キワにジャグジーがぽこぽこしてます。
浅めの浴槽は、身体によい鉱石をつかった浴槽とのことで看板がありました。

そしてもう一つは深めで熱湯。
一段座れる式の浴槽です。
浴槽タイルは足裏がなんとなく気持ち良い、青の丸タイルが敷き詰められています。

ベストポジションは、熱湯浴槽の手前。
ペンキ絵が眺められる場所のキワに座ります。
深い浴槽は座れる段が一周あるから、後から入る人のじゃまにならないでペンキ絵をみれます。


〜熱湯の熱さ〜
熱湯で有名、と銭湯好きな方に伺いましたが
すごく寒い日に訪れたので
動けない程の熱さではありませんでした。
でも、やっぱり熱いことは熱い。
最近は炭酸泉やシルキーバスなども楽しんでいたせいか、久しぶりに毛穴がカッと開く感じがしました。
そういう時に真の極楽顔になれる訳ですね。。うっとりしました。
そして、この熱さは冬道を歩いても、帰宅するまで持続するのです。
やっぱり冬はより嬉しい、熱湯。


〜丁寧な浴場づくり〜
店主さんはとても丁寧で、スタンプも快く押してくださりました。

また浴場内はとても綺麗で清潔。
それに脱衣所には人形ケースに人形が程よく置かれていました。主張しすぎない感じ。

また、今年話題になった笑点の「18歳と81歳の違い」がプリントして、
ドライヤーの前に貼られてありました。

ドライヤーの前は番台前。
ここで老いも若きも問わず、
店主さんと笑っていいんだよっていうメッセージな気がします。
銭湯にこれが貼ってあるなんて、
なんて素敵なんだろう。。
なんて心意気だろう。

ペンキ絵も毎年描きかえていたみたいだし。
本当に丁寧な空間づくりをされていたことが解ります。
訪問できたことに感謝です。


やすこ。

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