〜新たな門出に、心から感謝を〜
(もう2017年の事なのですが、第二日の出湯さんからの帰路で私が猛烈に書き溜めた文を読み直し、
やっぱりどうしても文章で残しておきたい出来事だったので ブログにアップしました。)
大田区温泉第二日の出湯さん。
なんて、すごい銭湯。。そして偉大な店主さん。

第二日の出湯さんのペンキ絵に感謝メッセージを書けるので、行ってきました。

お店は2017年10月末で廃湯されていているのですが、
2017年11月18日に限定で店主田村様がもう一度お湯を張る・・・
その時に皆からの感謝のメッセージが読める訳ですね。
以下がスペシャルサイトです(すごいな)。

〜お客さんに愛され、それに応える浴場〜
ここまでお読みになってわかる方はわかるかと思うのですが、
壁面に書かれたのは「感謝メッセージ」です。
つまり・・・「感謝のメッセージを書こう!」と声をあげ、店主さんにOKを頂いた人がいたという事です。
その人は、イチ常連であり、イチ銭湯マニアな工藤さんというお方(会社員)。
工藤さん、感謝の気持ちをどうにかカタチにしようと、もがいた事がまずすごい。
そして、そのもがきを受け止めてくれる、店主田村さんもすごい。
奇跡でしか無いし、その双方あってこそだなあと すごく感動しました。
この2人の両思いが原点で 沢山運営に関わってくださった方もいらっしゃり、
更にペンキ絵にメッセージを書いた人や前夜祭や当日セレモニーに参加された方の1つ1つの思いが集結した・・と思うと素敵ですね。
〜門出と呼びたい廃湯〜
私は素直に言うと この第二日の出湯さん、2回しか入浴できていません。
今思うと後悔、後悔。。
そんな私でも・・・店主田村さん、とっても色々お話して下さりました。
廃業が決定した時、常連さん以外の熱量(特に銭湯好マニア)を
受けきれない事が浴場さんとしては当然なのですが、
何もかもを包み込んで 一緒に楽しく笑う田村さん。
ああ、こんな明るくて前向きな廃湯は無いと思いました。
そして、こんなに達成感の溢れる店主さんの疲労感って無い。
もちろん銭湯が様々な様に、廃湯の理由・あり方も様々ですが、
基本的に廃業日が近い銭湯には「また行きたいけど、私は常連じゃなかったから・・」と気後れしてしまう事が多いのです。
そしてそれが、暗黙のマナーという意識でもあります。
でも、第二日の出湯さんはそんな事なかった。
少しでもその場に思い出があるならば、細かい事なんて気にしないって仰ってくださりました。
最後の最後まで、間口の広い浴場さんでした。
この割り切りの良さと、引き際を自身で見定める潔さが・・・眩しすぎてかっこよすぎて。
もちろん、そうある事が全ての浴場のあるべき姿とは思わないですし、
大事な1軒・第二日の出湯さんがなくなる事は もちろん寂しいのですが。。
とにかく、「銭湯の廃業」=「悲しい」「無念」だけで語られがちなところを、
田村さんはそうでは無い歴史を作られたと思います。
で、ここで話は終わる様ですがつづくところがあって 田村さんの息子さんが
これまた素敵な銭湯をやられているのです。
上野にある日の出湯さんです。
(私も以前テレビで紹介させて頂きました。)
そう、だからお父様は現役引退ですが、その魂は脈々と生き続けるのですね。
でも息子の田村さんは田村さんで、またお父様とは違う 面白い銭湯のあり方を世の中に拡げてゆく姿がお伺いできます。
なんだか素敵すぎる。
・・・と、ちょっと感極まって書き上げてしまいました笑。
こんなに色々思ってしまうのは、
私の実家の家業が廃業した時の 胸苦しい気持ちを思い出すからかもしれません。
世の中変わっても、未だ お店を畳む事はネガな事として捉えがちなので。
でも、新しい風が吹いた気がしました。
最後に、第二日の出湯の田村さん、
本当にありがとうございました。
やすこ。
(もう2017年の事なのですが、第二日の出湯さんからの帰路で私が猛烈に書き溜めた文を読み直し、
やっぱりどうしても文章で残しておきたい出来事だったので ブログにアップしました。)
大田区温泉第二日の出湯さん。
なんて、すごい銭湯。。そして偉大な店主さん。

第二日の出湯さんのペンキ絵に感謝メッセージを書けるので、行ってきました。

お店は2017年10月末で廃湯されていているのですが、
2017年11月18日に限定で店主田村様がもう一度お湯を張る・・・
その時に皆からの感謝のメッセージが読める訳ですね。
以下がスペシャルサイトです(すごいな)。

〜お客さんに愛され、それに応える浴場〜
ここまでお読みになってわかる方はわかるかと思うのですが、
壁面に書かれたのは「感謝メッセージ」です。
つまり・・・「感謝のメッセージを書こう!」と声をあげ、店主さんにOKを頂いた人がいたという事です。
その人は、イチ常連であり、イチ銭湯マニアな工藤さんというお方(会社員)。
工藤さん、感謝の気持ちをどうにかカタチにしようと、もがいた事がまずすごい。
そして、そのもがきを受け止めてくれる、店主田村さんもすごい。
奇跡でしか無いし、その双方あってこそだなあと すごく感動しました。
この2人の両思いが原点で 沢山運営に関わってくださった方もいらっしゃり、
更にペンキ絵にメッセージを書いた人や前夜祭や当日セレモニーに参加された方の1つ1つの思いが集結した・・と思うと素敵ですね。
〜門出と呼びたい廃湯〜
私は素直に言うと この第二日の出湯さん、2回しか入浴できていません。
今思うと後悔、後悔。。
そんな私でも・・・店主田村さん、とっても色々お話して下さりました。
廃業が決定した時、常連さん以外の熱量(特に銭湯好マニア)を
受けきれない事が浴場さんとしては当然なのですが、
何もかもを包み込んで 一緒に楽しく笑う田村さん。
ああ、こんな明るくて前向きな廃湯は無いと思いました。
そして、こんなに達成感の溢れる店主さんの疲労感って無い。
もちろん銭湯が様々な様に、廃湯の理由・あり方も様々ですが、
基本的に廃業日が近い銭湯には「また行きたいけど、私は常連じゃなかったから・・」と気後れしてしまう事が多いのです。
そしてそれが、暗黙のマナーという意識でもあります。
でも、第二日の出湯さんはそんな事なかった。
少しでもその場に思い出があるならば、細かい事なんて気にしないって仰ってくださりました。
最後の最後まで、間口の広い浴場さんでした。
この割り切りの良さと、引き際を自身で見定める潔さが・・・眩しすぎてかっこよすぎて。
もちろん、そうある事が全ての浴場のあるべき姿とは思わないですし、
大事な1軒・第二日の出湯さんがなくなる事は もちろん寂しいのですが。。
とにかく、「銭湯の廃業」=「悲しい」「無念」だけで語られがちなところを、
田村さんはそうでは無い歴史を作られたと思います。
で、ここで話は終わる様ですがつづくところがあって 田村さんの息子さんが
これまた素敵な銭湯をやられているのです。
上野にある日の出湯さんです。
(私も以前テレビで紹介させて頂きました。)
そう、だからお父様は現役引退ですが、その魂は脈々と生き続けるのですね。
でも息子の田村さんは田村さんで、またお父様とは違う 面白い銭湯のあり方を世の中に拡げてゆく姿がお伺いできます。
なんだか素敵すぎる。
・・・と、ちょっと感極まって書き上げてしまいました笑。
こんなに色々思ってしまうのは、
私の実家の家業が廃業した時の 胸苦しい気持ちを思い出すからかもしれません。
世の中変わっても、未だ お店を畳む事はネガな事として捉えがちなので。
でも、新しい風が吹いた気がしました。
最後に、第二日の出湯の田村さん、
本当にありがとうございました。
やすこ。