美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

「誹風柳多留

2024-01-24 08:25:27 | 解説
おとなしい娘男を度度つぶし
大人しい娘とは、素直で落ち着いている娘ということだが、それがかえって男を駄目にするという。真面目だから、からかい半分の愛の告白には見向きもしないのだ。男を失望させるのはその通りだが、彼女もチャンスをひとつ失っているかもしれない。恋の駆け引きは女性優位の時代ということもある。江戸は男性の方が圧倒的に多いのだから。
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「私の好きな句」

2024-01-24 08:22:35 | 川柳マガジン
奪う
何もかも奪い悪女の名を背負う
人呑んだ海がそ知らぬ顔で凪ぐ
モナリザの笑みが私を離さない
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「私の好きな句」

2024-01-23 08:17:46 | 川柳マガジン
いよいよ
マスコミが騒ぎ始めたメダル数
医師からの通告母のロスタイム
紙オムツ試着している後期入り

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「誹風柳多留

2024-01-22 08:11:26 | 解説
能娘もってあらくれ武士となり
あらくれ武士というべきか、がさつなというべきかもしれない。与太郎出世物語の父親バージョンであるが、可愛げに欠けるものがある。これはあくまでも物語であって、実話がそうであったとは思えない。
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「私の好きな句」

2024-01-22 08:09:00 | 川柳マガジン
今風
何もかもホームページで見ろと言う
今風の流儀見ぬふり知らぬ振り
今風に男女参画振りかざす
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「私の好きな句」

2024-01-21 08:24:03 | 川柳マガジン

婚活のハシゴで探す紅い糸
よく動く胎児と話し毛糸あむ
綾取りの橋に母子の情通う
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「私の好きな句」

2024-01-20 08:27:56 | 川柳マガジン
板挟み
嫁の肩持てば火種がまた一つ
遺産揉め何方つかず叔母の情
忠誠は友か家庭か飲む誘い

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「誹風柳多留

2024-01-19 08:14:00 | 解説
わる口がいやさにむす子たいて出ず
ここでは悪口と言っているが、単なる冷やかしではなかろうか。結婚して間もなく出来た子であるとか、初産だったりすれば近所の連中はやっかみ半分にいろいろなことをいう。それが嫌さに抱いて表へ出ようとしないのである。この息子は親のほうである。
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私の好きな句

2024-01-19 08:11:33 | 川柳マガジン
「川柳歳時記」から、「私の好きな句」にしてから、少し、訪問者が増えた気がします。
そこで、続けて「川柳歳時記(参)」から、私の好きな句を載せていこうと思います。
よろしく。

合図
いらんこと言うなと妻が目で止める
綻びる梅に立春告げられる
OKの合図はそっと目を閉じる

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「私の好きな句」

2024-01-18 08:16:26 | 川柳マガジン
了解
踏み込まぬとこも心得金婚譜
了解と軽くいなして和を保つ
人生の着地を神に任せます

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