プリント基板パターン設計の虫 2号店

DREAM-CAD 現在はgenmaiという名前の
CADの紹介 基板設計者の現場の声などを書いています

同じ電位の近接チェックが今のDREAMでも出来るぞい

2006-05-05 11:43:46 | Weblog
昨日のブログで同電位の近接チェックのソフトを
開発するぞ!と書いた 何時出来るか解らんとも書いた(かな?)

今日になって あるアイデアが浮かび試してみたところ
実用に耐える結果が出たのでやり方を紹介します
勿論キー1発で出来るもんではないので
オリジナルデータはしっかりセーブしてください

上の絵はGNDベタにわざとパターンを追加して
PADに近接させています
この絵では裏面でベタとこのPADは繋がっており
基板としては正常なものです DRCでは検出しません
しかし基板屋さんでの製造工程での目視チェックでは絶対クレームが来ます

ではこれを見つける方法です

まずオリジナルデータをしっかり退避させておき 別名ファイルで
立ち上げます
TOP1面の確認です BOT1はやり方を変えれば同じです

①BOT1面のパターンのみ削除 VIAは消さない
②BOT1面のフィルのみ削除  フィルプロセスからBOT1のみ選択削除します
③VIAのみ選択して部品化します この時の名前は自由です 
④ネットプロセスで一度ネットを全削除します
⑤逆ネットセーブさせます 現状データを基準にネットリストが出来ます
⑥各ネットに適正なギャップ値をセットします

以上で終わりです

これで画面を見ていけば 該当部分にエラー表示されます
GAP/CONTACTチェックでもバッチシ! バッチグー


よって 該当検出ソフトの開発は 若しかしたら無期延期?

このやり方は他のCADから取り込んだデータ
ガーバーインしたデータでも有効かも知れないですね
パターン端に必ずある VIA、PADを部品化出来れば
この対応が可能なのです

ガーバーインして生成された長方形(SOP部品のPAD)は
SOPという属性になり これを部品化してネット発生源になるか
どうかが鍵になります
MMネオからのデータは問題ないんじゃないかな
まあ試してみますか



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