プリント基板パターン設計の虫 2号店

DREAM-CAD 現在はgenmaiという名前の
CADの紹介 基板設計者の現場の声などを書いています

NEXT_AとDRMの基本的な違い

2020-06-04 10:56:40 | 仕事の話
メーカーの意見ではなく 自分の主観的意見で有ります

一番の違いは マウス操作に応じて CADが反応する ということであります
編集などで ショートになっても その瞬間はエラーを画面に出さない
マウスで何かする 移動とか とDRMと同様にエラーを表示する
データを移動する場合 選択するのですが 選んだのか つかみ損ねたのか
その時点では判らない その状態で 少し移動させると
選んだデータに印が付く
だから エラー判定もちゃんとしているんだけど
マウス操作を まあ 動かしていれば していないといけない
編集モードから抜けるだけでもOK

本来のWinは そうゆうもんかも知れない
いろんなコマンドがあっても 基本 ループを廻していて
マウスイベントで コマンドを割り当て それを実行
マウスで決めないうちは ずーと待機 それがWinじゃないかと
思っていたので NEXT_aでWIN準拠になったんだろうと
思うわけだけど DRMは まあ そのお.. OS/2準拠で
出来ているから 少し違うのかなあ
と思ったり思わなかったり

ちなみに NEXT_Aを立ち上げて マウスに触らないと
SUB画面は起動しません データを読むことも出来ない
データからNEXTを起動しても マウスに触らないと
SUBも起動せず データも読まない

初心者はそこで止まるかも
仕様だと言えば仕様ですが




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

基板不良

2020-06-04 10:07:37 | 仕事の話
この配線がどうもショートしている
そちらでも見てくれないか?と連絡有
緊張MAX!
CADをWIN10対応版にしている
DRC部分は変えていないとのことだけど
エラー表示の仕方とか表示タイミングとか微妙に変わっている
見え方の変化で 見落としがあると 結果としては
DRCの...と言えなくもない

別件の仕事中でもあったけど それも大事
DRCに何かしらの欠陥があったのなら 今の仕事や
今後にも関わってくる 大事なことだ

結果としてDRCは問題なかった
何がいけなかったのか
あるIC 推奨フットパターンがあり 拡張PADも部分的に存在している
当然 それに倣って部品作りをした
IC内部 半分は拡張PADが無いのだが
そこがノーマーク
物は金属板が露出していた(放熱用らしい)
基板は VIA1個置いていた そこでショート!

VIAを揉んで貰って使って貰うことにした
寿命がね 100年は縮んだぜえ
先週は 非常にお疲れモードだった

当該部品データは当然修正した
その部分 銅箔禁止=VIAも銅箔のうち に設定した
類似部品も探して 同様に設定した
それを覚え続けるのは無理 記憶ではなく記録に残すことで
後に続く人も間違いをしないだろう

今 仕事も一段落 昨日の夕方になって やっと疲れが抜け
次に向けての準備モードに入りました

この仕事をしている人なら 誰でも無意識でやっていること
基板内のある空間に 配線を通す際 配線に優先順序を割り当てる
プログラムとすれば 排他処理というのか
優先度が同じで 空間が狭い場合 そこでお互いをけん制して
何も進まないことがある
設計の初心者にはよくあること
傍から見ていると まどろっこしいので とにかく引けよとなる

自分はずーと現場なので とにかく引くんだが
ひとつ高いところで物を見る必要もある
配線を引くのは 仕事の一部 
全体をうまく流すための考え方も必要 

人間だから チェックシートだらけで うまくいく訳もなく
人の性まで取り込んだ うまいものは出来ないだろうか
なかなかね 





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする