ボディービルダーという生き物。
一般的な俗説からボディービルダーでも擁護してみるか!
という気になった院長です。
おはようございます。
一般的な俗説とは「ボディービルダーの筋肉は見せかけ」
といったもので、あれはムキムキだけど見かけほど力はないし
スポーツには向かない云々・・という意味合いで認識されてることです。
何故そういう俗説があるのかというと、ボディービルダーが本当に
力持ちならウエイトリフティングなどの種目で簡単に優勝できなければ
おかしい、という理屈からきているようです。
なんか一理ありそうな理屈ですが、それではボディービルダーが
少しかわいそうです
なぜならボディービルダーの体や身体能力はウエイトリフティングに
向いていないのです。
でもそれは水泳選手の体は野球に向いてない、とか
空手の選手の体はラグビーに向いてないとか、そういった類の
意味の無い理屈です。
ウエイトリフティングという競技は単純に力任せに重いものを
持ち上げればいいというものではありません。
この競技では瞬間的に爆発的な力を出し、それがうまく重りを持ち上げる
ことに変換されなければなりません。
ここがウエイトリフティング選手の「スキル」の部分であって
ボディービルダーをはじめ、他の競技者には無いものです。
逆に言うとウエイトリフティングという競技以外には不要な
スキルであってボディービルダーが兼ね備える必要のないものなのです。
じゃあボディーダービルダーは何の種目に向いてるの?という疑問が出てきますが
それはズバリ「ボディービルディングに向いてる」と言えます。
彼らは思いのままに自らの肉体をデザインしそれを実現する知識とノウハウを
持っています。
ですから「お望みなら、いついつまでに野球向けの肉体、空手向きの肉体、
ラグビー向けの肉体に仕上げることが私にとっては自由自在で、
そのノウハウを持ち合わせています」と言い切れることが
ボディービルダーの真骨頂といえます。
ですが、彼らの究極目的は自らの肉体を彼らの美的センス上満足しうるかたちに
仕上げることですから、誰も他の競技向けに自分の体をデザインしなおすなんて
無意味なことはしないのです。
陸上の短距離選手にサッカー選手が
「お前、足速いらしいけど、ウチのチームではレギュラーになれないよ」
というような見当はずれの認識を、ボディービルダーに
対して持つのはかわいそうなのでやめましょう。
31歳、腹が横に割れてる院長からのお願いです。