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ラプンツェルは霧の中

2011年08月21日 | いろいろレビュー
『ラプンツェル』というのは
妊婦さんの健康にいいらしい野菜のことだそうです。

ついでに原題になっているグリム童話の『ラプンツェル』は
個人的にはいろんな意味でひっどい話だと思います。
すくなくとも童話ではないと思います。

さて、今の僕にとってのラプンツェルは
塔ではなく
霧です。

どういうことかといいますと
web漫画アクションというのがありまして、
漫画アクションのHP(だと思います)で
何本かの漫画が無料で読めるコーナーです。

そこで掲載されている漫画のタイトル
『霧の中のラプンツェル』ということです。

ちなみに
同サイトでは『真・異種格闘大戦』も連載中ですが
もう最終局面ですので単行本で読むのをお勧めします。

さて霧の中に戻りましょう。

この漫画は以前紹介しました『薄命少女』

記事はこっち『名作漫画』http://blog.goo.ne.jp/seiki-v8/e/e77b4d3b6ab8f6201a121c8302bb0f19の、あらいまりこ女史の新作です。

このラプンツェルも薄命少女と同じく
主人公が終盤どうなるのかが第1話で少し描かれます。
しかも幸せ感満載な本編が終了して、あとがきの様なページがあって
それをめくると・・・・・

舞台になっているのは1930年代(第1話は1930年)のベルリン
主人公の女の子ラケルはユダヤ人です。
はい、もう分かりますね、

毎回少しづつですが
間違いなく『その日』に近付いている描写が出てきます。
引きこもりになってしまった兄や
いなくなった友達
軋み出す人間関係など

推理小説でいう倒叙(とうじょ)形式といいますか
結末や犯人は分かっていてそこに行き着く過程みたいな、
ただ第1話で分かるところは
そこから先があるような・・・ないような
幾分含みは持たせてます。

ただ
静かに外堀が埋まっていくような
だんだん苦しくなる怖さが作品に充満していきます。

このブログの時期で現在第7話、
ユダヤ人の女性に『サラ』というミドルネームが強制されたあたりです。

そして7話の最後の日付は1938年10月27日、
まさしく『水晶の夜』の始まりです。

とりあえずwiki⇒『水晶の夜』


楽しみだけど楽しくない
続きを読むのが苦しくなる漫画です。
それは悪い意味ではなく
揺さぶられるという意味です。

激動という感じではないので
好みは分かれますが
無料のweb漫画ですので
一回くらい読んでみてもいいんじゃないでしょうか?↓
霧の中のラプンツェル
http://webaction.jp/webcomic/02/



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