レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

エスカレーター改改「子供騙し」

2010-09-29 00:41:35 | 小説
エスカレーター改改「子供騙し」

第一話は下記から始まります。

 エスカレーター改「上り」


 9000円だろ?
 7500円だろ?
 で、
 1万5000円?
 えっ?
 やっぱり、
 全部で3万1500円じゃないか!
 くそー!
 本当は、
 2万6500円だけだろ!
 うーん。
 子供騙しの手口か?
 「君、
 じゃあ、
 あたしに7500円、
 この子に9000円、
 先にね。
 そのあと、
 返す、
 いらないは勝手にやってね」
 「にいちゃーん、僕もそれでいいよ」
 「うん。
 そうか!
 じゃあ、
 あとは
兄貴の方と話しをつけておくからな」
 ここまで詐欺母子考えてたのか?
 5000円払わないと、
 詐欺の片棒担ぐ訳だな?
 クソー!
 払う金なんてないぞ。
 どうしたら...
 「早く!」
 「にいちゃーん」
 「早くしなって!」
 やばー...
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第??弾「サルーラの蒼き仮面」第二章117

2010-09-29 00:33:23 | 小説
第??弾「サルーラの蒼き仮面」第二章117

 ウトーはそれを聞くと、
 ペーに乗って、
 現場に向かった。
 「なんだ?
 どこかで見たような、
 タコのデカイのじゃないか?」
 「そうですねえ。
 私がやっつけましょうか」
 「ううん?僕がやるよ。
 それで、やっつけたら、
焼いて食べようよ」
 「おいしそうですね」
 ウトーはペーと
そんな呑気な話しをしながら、
 イボを口に入れると、
 ペーと一緒に、
 タコのような大きな化け物と
それより小さい同じような化け物がいるところの前に
着地した。
 「なんだ!チビとそのデカイのは」
 その中で
一番でかい偉そうな化け者がからかうように言うと、
 ウトーは、黙って、手招きした。
 ラーメンの家来はみんな上空に逃げ、
その光景をびびりながら眺めていた。
 「俺たちとやる気が。
 変な顔のチビが」
 一番偉そうな化け物はそう言うと、
 図体の割には素早くウトーに駆け寄った。
(続く)


カミサン伝説20「ハッピー編」204

2010-09-29 00:24:43 | 小説
カミサン伝説20「ハッピー編」204

 最初は以下隠し部屋から始まります。
 カミサン伝説20「ハッピー編」改1

 
 店先でその女がケンタに質問したとき、
 ケンケンが
 「ワンワン」
と吠えたかと思うと、
 ちょうど、
 トンペイと洋子夫妻がやってきて、
 その女を見るなり、
 洋子が、
 「あらっ!
 ちあき、ちあきじゃない?」

 その女に声をかけた。
 「あー、先輩、お久しぶりです」
 「あんた、ここで何してんの?」
 「先輩はこの近所にお住まいなんですか?」
 「訊いてるのは私なんだけど」
 「すいません。
ちょっと、こちらのお店に用がありまして」
 「親方の所に?」
 「親方?」
 「あー、隣が主人で、
彼がここの甥っ子さんのケンタくん、
で、そこのワンちゃんがケンケン。
 主人、
 今は独立して店持ってるんだけど、
もともとは親方の一番弟子だったのよ」
 「じゃあ、
先輩はこのお店の方のご存じなんですか?」
 二人の女が話し始めると、
 「今日は休みで今は誰もいませんから、
中に入ってくださいよ」

 ケンタが言ったので、
 先に二人の女が店に入っていった。
 「ケンケン、今の誰だ?
 凄い美人じゃないかよ。
 あー、うちのには内緒だぞ」
 「うーん?
 それがハルねえとおばさんに会いに来たみたいなんだけど、
何か、恐い感じなんだ?」
 「たしかに、目がきついな。
 でも、洋子の知り合いみたいだぞ」
 「なら、いいんですが」


 「すいません。
 今、あがり入れますから」
 「おかまいなく」
 「ケンちゃん私やろうか?」
 「いえ、洋子さんは
こちらの女性と話していてください。
 なんでも、
ハルねえとおばさんに用があるみたいなので、
 お願いします」
 ケンタはそう言うと、手を洗い、
あがりをいれる準備をした。
 洋子は早速ちあきという女に、
 「あんた、玉の輿に乗ったという噂だけど、
全然、OB会にも出てこないし、何やってんのよ」
と洋子が、
 らしくない雑な言葉を使ったので、
 ケンタは少し驚きながらも話しをしっかり聞いていた。
 「それが...
 あのー先輩、その話は今度にして、
 鈴木秋子さんと鈴木ハルカのこと教えてください。
 お願いします」

 ちあきと言う女は、
 ケンタに対してとは違って、
低姿勢で洋子に訊いた。
 「その前に、
 何故、
 おばさんとハルカさんのこと訊きたいの?」

 逆に洋子が聞き返した。
(続く)

新サクラナ外伝第2章「ウメナの料理?」

2010-09-29 00:16:11 | 小説
新サクラナ外伝第2章「ウメナの料理?」

 第一話は下記から始まります。
 
 新「サクラナ外伝」「プロローグ」


 その頃、
 サクラナのマンションでは、
 「二日続けてカレー
というわけにはいかないだすからな。
 肉なしチャーハンで我慢するだすよ」
 「あほ!」
 ウメナはそれだけ言って、
 あおむが作った大盛りのチャーハンを
夢中で食べていた。
 「肉がない割には結構いけるだすかな」
 あおむはウメナの様子を見ながら、
カレーとは違い、
ゆっくりチャーハンを食べていた。
 「サクラナさんとタマキさんは
ユリカの弁当だすかなあ。
 これからは
ちょいちょい午後から店に出るだすかな。
 だすが、ユリカに悪いだすかな」
 あおむはぶつぶつ言いながら、
チャーハンを食べていると、
 チャーハンをもう食べ終えたウメナが、
 「あほ!」
と言って、
 フライパンを指差した。
 「おー、
たまにはウメナが作ってくれるんだすか?
 でも、大丈夫だすか?
 まずいのはごめんだすよ。
 それから、
おなかをこわすのもイヤだすよ」
 あおむがからからうように言うと、
 「あほ!」
と言って、
 ウメナはカレンダーのあるところに行って、
 明後日のところを指差す。
 「おー、あさっても僕らは休みだすたな。
だば、期待してるだすよ」
 あおむが笑うと、
 ウメナはにこっと笑った。


 そして、
 翌日、いつもの散歩のとき、
 あおむが、
 ユリカに、
 「明日の昼は
ウメナが料理を作ってくれんだすよ」

 うっかりしゃべってしまったのだった。
(続く)

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「あおむと朝の惨劇4」

2010-09-28 23:47:34 | 小説
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「あおむと朝の惨劇4」

 第一話は下記から始まります。
 
 新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「後継者」


 「わかっただす。
 がんばるだすよ。
 女の悪魔はその後、


 「木太郎か、出てこい」
 「アスカか出てこい」
 「木太郎、アスカ隠れてないで出てこい」


と凄い声で叫んだだす。
 本当に怖かっただす。
 女の悪魔の足音も怖かっただす。
 多分、屋敷を走り回っていただす。
 そして、
 時折
 「木太郎、アスカ」
と大声で怒鳴っただす。
 そして、
 屋敷の中を走り回ったあげく、
 今度は、 


 「早く、誰でもいいから」


と言いだしただす。
 そして、
 遠くの方で、


 「おまえが木太郎だったのか」


と大声で叫んだかと思うと、
 また、
 僕のいる方に近づいてきただす。
 まるで狂った悪魔のようだすた。
 そして、


 「木太郎、出てこい。


 隠れているのはわかっているんだ」
と大声でまたわめき出しただす。


 「木太郎、隠れても無駄だ。」


とか、


 「木太郎、早く出てこい、
いるのはわかっているんだ」

とか、


 「木太郎、
卑怯者はいつまでたっても卑怯だな。木太郎」


とか言って、走り回っていて、怖かっただす。
 時折、

 
 「いない。どこに隠れた」

と普通につぶやいたこともあっただすが、
不気味だすた。
 そして、
 また、あちこち動きだして、
また、僕の近くまで来て、
 
 
 「ナロウサマ...」

とぶつぶつつぶやいただす。
 そしたら、


 「ナロウサマでしたか?
 お隠れでしたのは」
 「ナロウサマ、失礼しました。
 木太郎がどこかに隠れているかもしれません」
 「ナロウサマにも
木太郎だけは見えないのでしょうか」
 「ナロウサマ
これからあの場所へ行ってもよろしいのでしょうか」
 「よろしいのですね」


とか、
 ぶつぶつ言った後、
 例の地下室の方へ降りて行っただす。
 僕は声が聞こえなくなってから、
 地下室への扉を閉めて、
 また、
 さっきの場所に隠れていただす」
 あおむのひととおりの話しは終わった。
(続く)

新作ディープ(?改)「部屋の外の誰か」

2010-09-28 23:39:35 | 小説
新作ディープ(?改)「部屋の外の誰か」

 グーさん以外に最初の方は保管済みです。
 「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」
  

 「そんなはずはない」 
 ホウセイが、
 木太郎の意図を勘違いして大声で
そう言って木太郎のスネを軽く蹴る。
 ホウセイの意図を勘違いした、
 ヒトメは、
 「やっぱり、
 もとこは生きているんでしょ?」

 言うと、
 アユメとアスカは、
 顔を見合わせてから木太郎の方を見ると、
 木太郎は無視するからのように、
 まだドアに耳をつけている。
 ヒトメは、
 「やっぱり、
 もとこは生きているんでしょう」
と言って、
 みんなの顔を見る。
 木太郎の意図が
わかった他の生徒たちはどう答えていいか、
 考え込む。
 そして、
 アユメがヒトメの頭を撫でながら、
 「何故、
 木太郎くんと同じに、
今のがもとこだと思ったの?」
と、
 ヒトメに優しく、
 そして、
 小さな声で訊いた。
(続く)

新「ミケーレの蒼き仮面」147

2010-09-28 23:31:20 | 小説
新「ミケーレの蒼き仮面」147

第一話は下記から始まります。
 
 新「ミケーレの蒼き仮面」 


 「あー、また、あの城壁だー」
 「恐いよー」
 「俺の背中に乗んな」
 「うん」
 ラーメンは移動した所で
二人を背中に乗せるとすぐ上空へ昇った。
 「撃たれないかなあ?」
 「撃たれても平気だよ」
 「恐いなあ」
 「いいから、静かにしな。
 うーん。いねえ。
 城壁の側にいた兵隊がいねえ」
 「あー、それに城が違うよ?」
 「本当だ。
 あんなぼろい城じゃなかった」
 「兵隊、
 どころか人が見えないじゃないか」
 「そうだねえ。
 城下町の感じも僕らがいたときと、
 まったく違うよ」
 「廃墟か?」
 「うーん」
 「よし、こうなったら他を回ろう」
 「うん」



 「サギー、怪獣だー!」
 「バカヤロー大声を出すな。
 あれが例の蟹だよ。
 元右大臣の正体にした」
 「えっ、アレ、あんなに凄いの」
 「みかけ倒しさ。
 とにかくうめえんだ」
 「恐いから僕イヤだよ」
 「じゃあ、ここで待ってろ」
 サギーは長い木の棒を持って、
 数匹いた蟹を捕りに行った。
(続く)

新第3弾ゾンビ「たまおの部屋で」

2010-09-28 23:10:50 | 小説
新第3弾ゾンビ「たまおの部屋で」

 途中までグーさん以外に保管してます。
 新第3弾ゾンビ「キモ男三人衆、イケメン、美少女、秀才、そして?残るのは誰?」  


 たまおの部屋では、
 たまおとキミカが話し合っていた。
 「やっぱり、
 こういう対決になっただすなあ」
 「さすが、
 たまおくん予想していたのね。
 たまおくんと組めて本当によかった!」
 キミカがたまおをおだてる。
 デレデレして鼻の下を伸ばした、
 たまおは、
 「まあ、
 昨日の夜はわざとそんな話ししなかっただすが、
 多分、
 ふうたの奴も予想はしてただすよ。
 だすから、
 この点は5分だすな」
 「でも、
 ネネはひさめと対決する気だったから、
私たちの方が不利じゃあない?」
 キミカが、
 たまおを試すように訊く。
 「そんなことないだすよ。
 僕にはわかってるだすよ。
 キミカちゃんの実力は!
 ずばり、
 ネネちゃんに勝つ自信はあるんだすよなあ」
 今度は、
 たまおがキミカをおだてる。
 「自信って程じゃないけど、
 ネネの性格の弱点はよくわかってるからね」
 「やっぱりだすなあ、
 凄いだすなあ!
 キミカちゃんは!
 だば、
 どの伝説にするだすかなあ」
 たまおはにやけていた。
(続く)

セリフサービス「中流タイプ」

2010-09-28 22:51:13 | 小説
セリフサービス「中流タイプ」

 「おい、直哉、
やっぱり、
 貧乏人タイプにしようぜ!」
 「イヤだ!僕は?」
 「どちらも、
 お肉のご用意ございますが、
 お客様どういたしましょうか?」
 男はバカにしたように、
 龍之介と直哉の顔をまた交互に見る。
 「うーん、
 じゃあ、和風の焼肉タイプで」
 「はあ?」
 「焼肉くれー」
 「はあ?」
 「だめだぞー!
 こいつ結構意地悪そうだぞ」
 「はっ?お客様何か?」
 男は龍之介に恐い顔をする。
 「やっぱり、
 僕たちは中流タイプに変更します」
 「はっ、かしこまりました」
 男は直哉の言葉を聞くと、
 勝ち誇ったように、にやっと笑い、
 その場を去って行った。
 「俺は、
 貧乏人タイプで良かったんだあ!
 とにかく早く食いたいんだぞお!」
 「次は大丈夫だよ!
 中流タイプなんだから」
 直哉は自信ありげにそう言った。
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元祖「見せてください」改29

2010-09-28 15:33:24 | 小説
元祖「見せてください」改29

第一話は以下から始まります。

元祖「見せてください」改1

 しかし、
 直哉が送ったネネ宛のメールが
届いているはずなのに、
 ネネからは返信がなかった。
 そこで、
 直哉は、
ネネも頼みにくいのだろう
と勝手に思いこんで、
 同様のメールを、
 その後1週間ほど、
 毎日送ったが、
 やはり返信はなかった。

 そこで、
 直哉は文面が悪いのだろう
と思い直して、
 
 
 直哉です。
 何度も、
 しつこくメールしてすいません。
 僕としては、
 後輩を助けたいだけです。
 変な下心はまったくありません。
 ソウセキ、
 やすお、
 龍之介にも例のことは一切話しません。
 ですから、メールをください。
 会わなくても結構です。
 本当にこのまま逃げていて、
 いいんですか?
 くどいですが、
 僕は後輩を助けたいだけです。
 本当です。
 下心はまったくありません。
 返信お待ちしております。


と。
 直哉としては、
誠意を込めて書いたつもりのメールだった。
(続く)




新第3弾ゾンビ校長編「ふうたの疑問」

2010-09-28 10:06:15 | 小説
新第3弾ゾンビ校長編「ふうたの疑問」

 たまおの話しに、
 ネネもキミカもさすがだ
というような表情でたまおを見たが、
 ふうたはしきりに首を傾げていた。
 「どうしただすか?
 僕の作戦にどこか穴があるだすかな?」
 たまおが
ふうたの様子がおかしいことに気づき、
訊く。
 「あのさあ?
 その4人の中から一人だけ落とす
って話しになった時点で、
 みはるが負けて、
 追い返されるって言うのは
誰でもわかるんじゃないか?
 そうすると、
 たまおは、
 ケンタは大丈夫だと言ったが、
 みはるは、
 意外に男の中では、
 ケンタだけには従順で、
 ケンタもみはるを嫌っていないから、
 あいつはその時点で反対するかもしれないぞ。
 もちろん、
 ひさめちゃんも、
 ネネちゃんが残るのがわかるから反対するさ。
 補欠の賢明も、
 永久が残るのがわかるから、
 やっぱり反対するぞ。
 同じく補欠のサヤちゃんもライバルが多くなるから、
反対だな。
 で、
 俺たちだけど、
 みはるのいる前で、
 ケンタが何か言ったとき、
 みはるに不利になるようなこと言えるか?
 言えないだろう。
 となると、
 トーナメント制というより、
 1対1の対決同志で、
 勝者がメンバー、
 敗者二人は帰ってもらうという
ってことになるんじゃないか?
 もとめ先生も
それだと強気には出られないだろうからな」

 ふうたが自分の意見を言うと、
 「それもそうねえ」
 「なるほど」

 ネネもキミカも、
 あっさりふうたの意見に頷いた。
 「さすが、ふうただすな。
 僕の読みの方が甘いだすなあ。
 とすると、
 みはると永久をはずす作戦に
変更するしかないだすな。
 永久がここから出る分には
ひさめちゃんは反対しないだすからな」
 「いや、たまお、
そうすると、男が弱い。
俺たち3人衆だけだぞ」
 二人がそう話していると、
 「わかったわよ。
 あたしとキミカで勝負する。
 いいわね。キミカ」
 「ネネ、結構な自信ね。
 いいわよ。
 それでも。
 あたしたちがそれでいいって言えば、
 もとめ先生だって、
 パパの親友の理事のおじさんだって、
 反対できないでしょう。
 まあ、一回諦めたんだから、
 相手がみはるではなく、
 ネネなら負けても悔いなしよ」
 キミカとネネが覚悟を決めたのか、
 そんなことを言い出した。
(続く)
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「そして3人しかいなくなった?」227

2010-09-28 06:45:27 | 小説
「そして3人しかいなくなった?」227

 最初は以下から始まります。 

 「そして3人しかいなくなった?」 
 
 「10秒くらいだけ、外に出る」
 リカの作戦を聞いたたけるは思わず、
大声を出した。
 「そうです。
 要するに、
 このビルの移動時に、
 巨人が
手を放してくれさえすればいいんですよねえ。
 だったら、
 少しはリスクがありますが、
 10秒くらいだけ、
 外にたけるさんが出て、
 巨人の手をビルから
たけるさんに向けさせて、
 その手が近づいたところで、
たけるさんはまたこのビルに逃げ込むんです。
 玄関は私が開け放しにしておきますから、
 すぐ戻ればどうにかなると思います。
 たけるさんの計画より、
ずっとリスクは低いと思います」
 「でも、
その10秒間にリカさんがつかまる
ということはないのかなあ?」
 「それはないと思います。
 何故なら、たけるさんの話しでは、
屋上の扉が開いているのに、
手は見えなかったということですから、
 巨人の手は扉より大きいハズです」
 「なるほど」
 たけるもリカの話しを聞いて、
 自分の考えた作戦より、
いいような気がしてきたのだった。
 ただ、たけるは
 「少し問題点があると思う。
 玄関から外に出るのが10秒くらいというのはいいと思うんだけど、
 巨人が玄関から覗いている可能性が高いから、
 巨人から見える位置から玄関に向かうまでの間に、
 巨人の手が玄関に来るんじゃないかな。
 でも、それなら、俺だけ捕まって、
ビルは助かるから、それでもいいかな」

 たけるが言うと、
 リカは少し考えてから、
 「私はやり方次第では、
そうとも限らないと思いますけど」

 言ったのだった。
(続く)
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続エスカレーター「フラチン屋殺人事件?名探偵?ガキの推理?別に真犯人?」

2010-09-28 06:19:30 | 小説
続エスカレーター「フラチン屋殺人事件?名探偵?ガキの推理?別に真犯人?」

 続エスカレータの一話は以下から始まります。
 続エスカレータ「弟モドキ」  


 「にいちゃーん、
こうして助かったのも日頃の行いが
いいからだねえ」
 ケチガキ!どこがだ!
 じゃあ、タマガキは?
 あー、自業自得か。
 「そうだね、僕ちゃん」
 一応、
 かあちゃんも刑事さんもいるからな。
 「で、早速いいかな!」
 「はい」
 「うんいいよ」
 「君たちが、
 温野菜を
肉と一緒に食べたというのは間違いないね」
 「はい」
 「刑事さーん、温野菜ってなーに?」
 いきなり、とぼけるのかよ。
 「あー、
 僕ちゃんには難しかったかなあ。
 今回の温野菜は、
 揚げたポテト、
 茹でたニンジン、
 茹でたブロッコリーのことだよ」
 「なら、僕全部残さず食べたよ。
 野菜はちゃんと食べないとねえ」
 「偉いなあ。
 でも、今回だけは危なかったな。
 で、まず、味はどうだったかな?」
 「うーん。普通かな」
 「僕もそう思いました」
 「では、ニオイはどうかな」
 「刑事さーん、
 そこまで覚えてないなあ」
 「特に異常はなかったかと」
 「あっ、ポテトはね。
 ケンタの揚げたての奴じゃないなかったなあ。
 揚げたてならもう少しマシだと思うからね」
 「ケンタ?」
 「フラチン屋のことですよ」
 「ああ、そうか。
 そうすると、
ポテトは残りものを殺された店長が出させたんだな」
 「そこまでは?
 でも、
 揚げたてではありませんでした。
 それから、
 刑事さん、思いだしました。
 野菜のことを言い出したのは、
自殺した女の人でした」
 「にいちゃーん、そうだったねえ」
 「そうか?
 でもなあ。
 彼女が温野菜を買った形跡はないんだ!」
 えっ?そんな?
 「刑事さーん、
 僕、
 そのお姉さんから、
 誰かに電話がかかってきて、
 一緒に野菜買ってくるって、
 その人が言ったのを覚えているよ」
 それはそうだったなあ?
 うーん?
 「刑事さーん。僕わかったよ!
 真犯人は野菜を僕たちに食べさせた奴だよ!」
 名探偵?ケチガキか?
 早速、推理遊びか。
 「フラチン屋に、
 ブロッコリーとか、
 ニンジンなんてないわよ。
 買ってもいないのに出てきたなんて、
 たしかに謎ねえ」
 かあちゃん、口だすなって。
 「奥様、そうなのですか?」
 かあちゃんが奥様?
 この刑事さん、
 フラチン屋で食ったことないのかな。
 「間違いないです」
 「そうですか!
 僕ちゃんは鋭いなあ!
 だとすると、
 野菜を持ち込んだ奴が怪しいな。
 となると、
 あの3人意外に犯人がいるかもな?
 うん!捜査する価値はあるな」
 刑事さん、本気にするなって!
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モップおとこ「ジョウシキ」

2010-09-28 06:03:30 | 小説
モップおとこ「ジョウシキ」

 おいおい!
 なにケイレイしてるんだよ!
 イチレイだって、
 イっただろう?
 そこらへんのガキじゃあるまいし、
 いいトシこいてるんだから、
 そのくらいジョウシキだよ。
 ジョウシキ!
 イチレイと、
 ケイレイのクベツもつかないなら、
 サイコウビにならんで、
 ベンキョウしな!
 そのウシロ、
 わかってるよな!
 そうそう。
 それでいいんだよ。
 はやく!
 はやーく!
 さっさと、
 サイコウビにマワれ!
 とっとと、
 レツからはずれろよ。
 あー、また、ならんだじゃないか。
 いいトシこいてるんだから、
 タニンサマのメイワクかんがえろよ! じゃあな。
 わかったな。
 ミホンをよくミろよ!
 ほんとはジョウシキなんだよ!
 ごくふつうのイチレイなんだからな! まあ、
 しらないジョウシキもあるだろうから、
 コンカイだけはミのがしてやる!
 ちゃんとミてベンキョウしなよ!
 わかったな!
 またな!
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