レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「そして3人しかいなくなった?」1

2009-12-15 06:25:19 | 小説
「そして3人しかいなくなった?」1

 「かあちゃーん、今何時だと思ってんだよー」
 たけるはベッドから転がり落ちて目を覚まし、
壁の時計を見て大声をだすが、何の反応もない。
 「かあちゃーん...」


 「ネネちゃん!ネネちゃん!
 早く、早く、早く、早く、はやくー」
 みつるはいつものように朝一番に学校に着くと、
 校門の横でいつものようにストーカーのように、
 ネネを待っていた。

 
 「また、コンビニのサンドウィッチと牛乳...
 もう母子家庭はつらいなあ」
 マルナはぶつぶつ言いながらも、
 テーブルの上に置いてあったサンドウィッチを食べ終えると、
牛乳を一気に飲んで、
軽く歯を磨くと制服に着替えて外に出た。
 
 
 「なんだ!マルナかよ!」
 「なんだ!みつるかよ!って、
おかしくない!
 今日誰もいなかったけど」
 「休校日だっけ?」
 「そんなことないわよ。
 それにここまで誰にも会わなかった。
 そう言えば、
 いつものスニカーおじさんも通ってないなあ」
 「でしょ!
 あたし、テレビ見てないけど、なんかあったのかなあ?」
 「俺も」
(続く)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。