レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新サクラナ外伝第2章「ウメナの料理?」

2010-09-29 00:16:11 | 小説
新サクラナ外伝第2章「ウメナの料理?」

 第一話は下記から始まります。
 
 新「サクラナ外伝」「プロローグ」


 その頃、
 サクラナのマンションでは、
 「二日続けてカレー
というわけにはいかないだすからな。
 肉なしチャーハンで我慢するだすよ」
 「あほ!」
 ウメナはそれだけ言って、
 あおむが作った大盛りのチャーハンを
夢中で食べていた。
 「肉がない割には結構いけるだすかな」
 あおむはウメナの様子を見ながら、
カレーとは違い、
ゆっくりチャーハンを食べていた。
 「サクラナさんとタマキさんは
ユリカの弁当だすかなあ。
 これからは
ちょいちょい午後から店に出るだすかな。
 だすが、ユリカに悪いだすかな」
 あおむはぶつぶつ言いながら、
チャーハンを食べていると、
 チャーハンをもう食べ終えたウメナが、
 「あほ!」
と言って、
 フライパンを指差した。
 「おー、
たまにはウメナが作ってくれるんだすか?
 でも、大丈夫だすか?
 まずいのはごめんだすよ。
 それから、
おなかをこわすのもイヤだすよ」
 あおむがからからうように言うと、
 「あほ!」
と言って、
 ウメナはカレンダーのあるところに行って、
 明後日のところを指差す。
 「おー、あさっても僕らは休みだすたな。
だば、期待してるだすよ」
 あおむが笑うと、
 ウメナはにこっと笑った。


 そして、
 翌日、いつもの散歩のとき、
 あおむが、
 ユリカに、
 「明日の昼は
ウメナが料理を作ってくれんだすよ」

 うっかりしゃべってしまったのだった。
(続く)


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