レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「最終メンバー?と不満のある二人」

2013-03-26 23:40:06 | 小説

新第3弾ゾンビ「最終メンバー?と不満のある二人」


 こうして、
 たまお、
 ふうた、
 永久、
 ケンタ、
 ひさめ、
 ネネ、
 そして、
 補欠として、
 賢明が屋敷に残り、
 また、混乱しないために、
 サヤ、みはる、キミカは屋敷を明るいうちに出ることになり、
 いったん、
 メンバー全員解散し、
 30分後に玄関前に集合することになった。


 10人の中で、キミカとひさめ以外は表向きだけでなく、
 心から納得していたが、その二人だけは内心不満だった。
 そして、
 ひさめは、
 女の直感か、
 あるいは、
 そのメンバー構成から容易に推測できたのか、
 もうひとり内心不満のあるキミカの部屋に
こっそりと訪れたのだった。


(続く)



本編リメイク「捜索」

2013-03-26 23:32:47 | 小説

本編リメイク「捜索」



 「こんなところにまだ生存者がいるのか?」
 「通報があったんだから探すしかないだろう」
 「大きな木のそばで人の声が聞こえた
って通報だろ?」
 「いたずらじゃないのか?」
 「...
 今?
 聞こえなかったか?」
 「うん?
 ...
 そう言われてみれば...」
 「ワン!」
 「おっ、救助犬が反応した!
 行くぞ!」
 「ああ!」


 「なんだ、
 こ......」
 「............」


(続く)



レイジーブラザース「次に消えるのおまえだ!」

2013-03-26 23:07:35 | 小説

レイジーブラザース「次に消えるのおまえだ!」


 ジュウロウたちがこそこそ話していると、
 龍之介が直哉に、
 「つぎにきえるのおまえだあ」
と、
 大声を上げたのだった。
 「汚ねえなあ!」
 直哉が龍之介に先に言われたので、
悔しそうに大声を上げると、
 「俺は正直に自供したぞおー」
 龍之介は勝ち誇ったような顔で変なポーズをして、
 ジュウロウたちの方を見た。
 すると、
 「たーなんとかはひとりづつころされる!」
と、
 今度は直哉が龍之介の方を見て、
真似をするように勝ち誇ったような変なポーズをした。
 「たーなんとかじゃなかったぞー。
 えーとなあ」
 龍之介は直哉が忘れていた言葉
を必死で思い出そうとすると、
 「二人ともアホだすなあ。
 たーなんとかではなく、ターゲットだっただすよ。
 あっ...」
 あおむが二人のアホさ加減に呆れて思わず、
口を挟んだ後、慌てて口を抑えたのだった。
(続く)





セリフサービス「金持ちタイプのセリフ」

2013-03-26 23:01:23 | 小説

セリフサービス「金持ちタイプのセリフ」


 直哉が目を凝らして見ると、
判読するまでには至らなかったが、
明かに難しいそうな漢字とひらがなが、
フリガナもなく、
小さな文字で並んでいるのがわかった。
 龍之介は目が良いので、
直哉の身長では膝蹴りが届かない位置で、
必死にその漢字で書かれたセリフ
を読もうと、努力しているようだった。
 そして、
 直哉は、
 もう一度目を凝らして見ると、
その上にタイトルのようなものがあり、少し大きめの文字で、
 メニュー(金持ちタイプ)
となっていることまで判読できたが、
その下の文字は小さくそれ以上は判読できなかった。
 そして、
 そのことから、
 直哉は、
 ふりがながふられていないことから、
 下のセリフは、
 本来なら、
 自分が読むセリフに違いないと考え、
 また、
 そのメニューが金持ちタイプのものであることから、
 龍之介が読んだ、
 「俺を」自体、間違っているのではないかと思い、
 「俺を」を「私を」に直して、それに続く、
金持ちが使いそうな言葉を考えながら、
次の漢字が何かを予想して、
もう一度、その小さな文字を目を凝らしてじっと見つめたのだった。


(続く) 




にほんブログ村 小説ブログ コメディー小説へにほんブログ村






春のループ作ゾンビ「トイレ女」「無謀な男の挑戦」

2013-03-26 22:31:13 | 小説

春のループ作ゾンビ「トイレ女」「無謀な男の挑戦」



 では、
 また、早速、
 無謀な男といっても、
 盗撮失敗して自殺した気の毒な男とは違い、
 その男はバカではなかったのです。
 ちゃんと考えは持っていたのです。
 まず、
 カメラを取り外せないようにしっかりと固定したそうです。
 もちろん、
 それだけでもなかったそうです。
 そのとおり。
 きちんと、
 カメラを2台用意したそうです。
 もちろん、
 一台はダミーです。
 ですが、
 ダミーと言っても
 目立つところにはおかず、
 目立ちにくいが、
 トイレ女が見つけられる場所にわざと設置したそうです。、
 もう一台の本物は、
 普通の知能の人間ではまず見つからないだろうというところに設置したそうです。
 トイレ女が、
 ダミーを盗んでくれれば、
 立派な窃盗罪ですので、しめたものだと、
 その男は考えたのです。
 それから、
 男は、
 たった一度で通報するということもやめたそうです。
 2回程試して、
 トイレ女が用を足して、
 出てくるまでの時間を確認して、
 通報してから、
 警察官が到着するまでに間に合うか、
 きちんと計算する計画を立てたそうです。
 えっ?
 バカじゃないだけではなく、
 無謀な男とも思えない?
 はい。
 計画自体が無謀な訳ではないのです。
 トイレ女に挑戦すること自体が無謀なのです。
 それだけはお話ししておきます。
 えっ?
 それじゃあ、
 結論が見えて面白くない?
 それはいつものことですよ。
 トイレ女がそう簡単にやられたら、
つまらないでしょう?
 まあ、今日はここまで!
 では、ごきげんよう!



春のループ作「獅子唐女」「もっこり男とカマキリ男?と獅子唐男?2」

2013-03-26 21:47:55 | 小説

春のループ作「獅子唐女」「もっこり男とカマキリ男?と獅子唐男?2」



  「あら、あら、あら、
 なーによ?
 話しの途中で電話に出たくらいでおおげさねえ。
 あたし、そんなに怖いの?」
 もっこり男は直人の行動の意味を勘違いして、
そう言ったので、
 直人は、
 わざと、
 「いえ、無礼な行為です。
 申し訳ございませんでした」
と、
 頭をやや上げては床に頭をつける
という行為を何度も繰り返した。
 「あんた、
 浮気性のクセに意外に律儀ねえ。
 気にいったわ。
 でも、なんか、下心ありそうねえ。
 なーに?」
 「いえ...」
 直人はもっこり男の言葉にそれだけ言って口籠もった。
 「なんか、母性本能くすぐるわねえ。
 正直にいいなさい?
 あっ!
 まさか、
 あんた、 
 あたしやあのカマキリ男だけじゃなく、
獅子唐男も気になってるの?
 あんた、好みが一定しないのねえ。
 でも、
 獅子唐男は顔はいいけど、
 ダメ!
 絶対、ダメよ!
 どうせなら、
 前会った男か、
 カマキリ男の方にしときなさい。
 獅子唐男はダメよ!」
と、
 もっこり男は
まず獅子唐男の顔がイケメンであることを話した。
 直人はこの調子でやれば、
もっこり男が獅子唐男についてもっと詳しい情報や、
うまくいけば、その居場所まで教えてくれるかもしれない
と思い、
 「そうは見えないですけどねえ...」
と、
 わざと自分が知っているような言い方をしたのだった。
 


(続く)

 

 


にほんブログ村 小説ブログ コメディー小説へにほんブログ村





「椅子クソ兄弟再登場!逆サクラあおむの探偵ごっこ」「アホとバカの極意2」

2013-03-26 10:30:19 | 小説

「椅子クソ兄弟再登場!逆サクラあおむの探偵ごっこ」「アホとバカの極意2」



 マツメはその後龍之介の方を見て、
 「話し変わるけど、
 龍之介さん、どうやってオンシラーズ高校に入学したの」
と笑いながら訊くと、
 「勘違いしたおじが偉い人なので」
と、
 アホの龍之介が訳のわからないことを言ったので、
 マツメが首を傾げていると、
 直哉が、
 「こいつを甥っ子だと勘違いしている有名な教授がいるんです。
 で、
 その教授とオンシラとは深い繋がりがありまして、
 その教授のコネで龍之介はオンシラに入学できたわけです」
と解説するが、
 「なんで、有名な教授が龍之介さんを甥っ子だと勘違いしていたの」
と、
 マツメは直哉の説明で余計わからなくなったので、
首を傾げながら訊くと、
 「もうそれ以上、喋るなよ」
と、
 龍之介が直哉の口を思いきりつねった。
 「いてて」
 直哉は余程痛かったのか、涙目になるが、
 その顔がマツメにはウケた。
 「すいません。
 おれ、いえ、私もこいつも警護の仕事ですので、これ以上は」
と、
 龍之介がマツメに真面目な顔で言ったので、
 マツメもそれ以上訊くのをやめたが、 今度は、龍之介が、
 「そういう直哉も、そのオヤジがヤクザの親分を足で使うような大金持ちで」
と間違った例えだが、
 今度はマツメにはすぐわかったが、
 「アホ、アゴで使うだろう」
と、
 直哉はそう言って、
龍之介のスネを思いっきり蹴ったのだった。
 「いたー、そうだった。
 足は洗ったのだった」
と、
 龍之介も大男のクセにスネを蹴られて、
泣きそうな顔でそう変なことを言ったので、
  マツメはまた大笑いする。
 「ねえ、喧嘩したら、どっちが強いの」
と、
 マツメがからかうように訊くと、
 「いつも引き分けです」
と、
 二人はほぼ同時に言った。


(続く)




「そして3人しかいなくなった?」171

2013-03-26 08:06:52 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」171



 2階についたみつる、
 リカ、 
 タケの3人は、
 窓の景色を見て、
 驚いた。
 「たけるの感が当たったんだ」
 「そうですね」
 「たけるさんは、
 どっかのビルに入ったのかしら?」
 3人の前には、
 ビル群が立ち並んでいた。 
 玄関の前のビルは外壁全面が鏡張りの壁の現代的というより、
 かなり洒落た形の高層ビルだった。
 周りのビルもピンク1色だけとか、
 色や形が洒落た高層ビルが立ち並んでいた。
 「俺たちも早いとこ、
 外で出てみようよ」
 みつるは、
 リカとタケの返事も聴かず、
 玄関に向かった。
 その後を、
 タケ、
 リカの順で追いかけた。
 「みつるさん、
 そんなに早く走らないでください」
 タケが後から声をかけるが、
 「時間がないから、先に行くよ」
と、
 みつるは振り返りもせず、
 そう言って走っていた。
 「あんな光景のあとだから、外に出たかったんですかね」
 タケは追いつくのを諦めたように、
 リカとゆっくり走った。
 「でも、
 たけるさんって、
 勇気がありますね」
 それまで暗い顔をしていたリカが久しぶりに笑顔を見せた。
 しかし、
 その笑顔もほんの一瞬だけだった。
(続く)


「ドア女�」ロ

2013-03-26 01:02:42 | 小説

「ドア女�」ロ


 「僕たち4人、
 僕、ふうた、賢明、ネネちゃんは、彼女の実家に集まっただすよ。
 4人揃ったのは偶然と言えば偶然だすが。
 それで、
 キミカちゃん殺しの真犯人を推理しようとしていたのだすが。
 なんと、
 ドア女らしき誰かがピンポーン!
と。
 で、
 僕たちが行ってもドア女はいなかったんだすよ」
 「かなり、
 たまおが話しをはしょっているけど、わかるか?」
 「ああ、
 テレビでさんざんやってたからな。
 それぞれ別に確認に行ったけど、
 ドア女はいなかった。
 でも、
 ピンポーンという音は続いたんだろう」
 「そうだす。
 だば、
 ネネちゃんも見に行ったら、
 ドア女がいたような口振りだったんだすよ」
 「でも、
 警察の話しでは、
 ネネちゃんが一人で話していたというワケなんだ」
 「それもテレビでやってたとの同じか?」
 「そうだすよ」
 「それで、
 たまおたち3人が逃げ出した」
 「うーん。あのときはだすな」
 「そこを警察に見つかった後に、
 ネネちゃんが殺されたってこと」
 「そうだす。簡単に話すとだすな」
 「じゃあ、
 テレビでやっていた話しとまったく同じじゃないかあ」
 「そうだすよ」
 「じゃあ、簡単じゃないか!」
 「えっ?」
 「ドア女は実在するんだ!」
 「何だよ、永久。
 それじゃあ集まった意味がないだろう!」
 「でも、それしかなあ?」