レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「本音はひとつ?」

2013-03-07 23:38:54 | 小説

新第3弾ゾンビ「本音はひとつ?」


 キミカの後に、
 永久がそれだけ言ったが、
 その後、
 発言するものは誰もいなかった。
 ひさめ以外の生徒たちの本音は、
 永久が考えているのと同じように、

 たまお、
 ふうた、
 ケンタ、
 ネネ、
 キミカ、
 そして、
 永久がコンクールのメンバー

となるのが現時点ではベストの選択である
ということだった。
 だが、
 ひさめの怖ろしい本性がわかった他の生徒たちは、
 それを言うのが怖くだんまりを決め込んでいたのだった。

 
 他方、
 ひさめは自分以外の生徒の本音がそうである
とはまだ気づいておらず、
 ネネ、キミカ以外の沈黙の理由は、
 自分、
 ネネ、
 キミカの争いに巻き込まれたくないだけだ
と思い込んでいたので、
 ふと、
 あることを思いついたのだった。


(続く)



レイジーブラザース「閉じられた白い部屋」

2013-03-07 23:23:49 | 小説

レイジーブラザース「閉じられた白い部屋」


 
 「おー、やばいぞーーー」
と、
 龍之介が大声を上げたので、
 中に入った全員が振り返ると、
 まるでエレベータのような、
 例の小部屋が上にあがってきて、
 入り口が塞がれてしまったのだった。
 「あほあほーーー!」
と、
 ウメナが怒鳴るような声を出すと、
 「だいじょうぶじゃよ。
 多分、あの双子が戻ってきたんじゃろうから」
と、
 ジュウロウは言ったが、
 「それだけならいいけど、
 あの二人、このまま、逃げたりしないかしら?」
と、
 サヤが不気味なことを言う。
 「逃げるじゃと?」
 「そう。
 あの二人、結構そういう性格だから」
 「あほあほあほ!」
 「でも、
 屋敷から出られないんですよね。
 だったら、
 逃げても戻ってきますよ。
 それより、
 もう一人のお嬢様も永久くんもここにはいないんですから、
 絶対に、
 この部屋に、
 何か仕掛けがあるはずですから、
 閉じこめられたことなんて気にせず、
仕掛けを探すのを優先しましょう」
と、 
 カイミヤマが冷静に言ったので、
 「そうじゃのう」
 「あほ!」
 「それもそうかもね」
 「そうですよ」
 龍之介と直哉以外は納得したのだったが、
 「ここには、
 食べ物も飲み物も便所もないんだぞ」
 「俺たち餓死するのかあ」
と、
 龍之介と直哉の二人だけはろくに話しも聴かずに大騒ぎしたので、
 「あほ!」
と、
 ウメナに怒鳴られたのだった。
(続く)




セリフサービス「通は脳ミソをストーロで喰う」

2013-03-07 23:22:00 | 小説

セリフサービス「通は脳ミソをストーロで喰う」


 「あーーーーーーー!
 それ本物じゃないか...」
 「さっきのうさぎのアレだよ」
 「俺、
 気持ち悪くなってきたぞ...」
 龍之介は大男のくせに気が小さいので、
 直哉が見せた、
 かち割られた脳のような蝋細工のおもちゃ
を、
 うさぎのアレだ、
と思い込んで、
 二度と見ることはなかった。
 「今、しまったよ」
 「はーーー...」
 「龍之介がそんなにびびるくらいだから、
 ハルキとオサムなら問題はないな」
 「ああ...
 でも、気持ちがわりい...」
 「後からさっきのを見せるのがポイントなんだ!」
 「うん...」
 「で、はっきり言って、脳ミソなんか俺たちは喰わない。
 いいか。
 だけどな、

 通は脳ミソをストローで吸って喰う。
 
 これが奴らを騙すポイントだ。
 いいか、
 通だぞ」
 「通?」



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春のループ作ゾンビ「トイレ女」「序の口」

2013-03-07 23:04:36 | 小説

春のループ作ゾンビ「トイレ女」「序の口」



 
 では、
 最後のチャンスを逃してしまい、
 焦るだけで、
 ただただ、
 何度も何度も水を流して、
 トイレのタンク内の水を流しきってしまったという状況。
 まあ、
 きっと水量が足りないからだと、
 凡人なら、
 トイレの水槽に水がたまるのを待つしかない
と考えるわけだ。
 焦ったのが悪かった。
 そこで、
 凡人なら、
 冷静になって危機を乗り越えたつもりになるのだが、
 いずれ話すことにするが、
 トイレ女のトイレが凄くキレイなのには訳があるので、
 いくら待っても、
 トイレ女のトイレのタンクは充分水が溜まらない仕様になってるらしいのだ。
 そんな不良トイレの中で生活?
 だから、理由は後で。
 とにかく、これは本当らしい。
 で、
 話しは戻るが、
 凡人は、
 ある程度貯まると、
 もう我慢しきれなくなり、
 水を流してしまい、
 また、
 トイレのタンクは空になる。
 そう!
 焦っては流し、
 焦っては流しの繰り返しが始まる。
 まあ、
 おおげさだが、一種の無限地獄だ。
 だが、
 中には、
 根気があるというか、
 ただの暇人というか、
 貯まりきるまで、
 待とうとする男もいるらしい。
 だが、
 前述の理由で、水が満タンになったようでも、
 アレが絶対に流れることはないらしいのだ。
 で、
 問題はこの後。
 トイレ女が、
 この種の男を
 どう始末するか?
 実は、
 トイレ女は凄く我が儘で、
 気まぐれらしい。
 で、
 機嫌のいいときは、
 はっきり言って、
 たいしたイジメはしないらしい。
 だから、
 タイトルは序の口!
 では、
 何が起こるのか?
 それは、
 外で騒ぎが起きるだけらしい。
 どんな騒ぎ?

 トイレ女は、
 トイレの外で大声を出すらしい。
 「変な男が倒れていて、
 真っ青な顔でトイレを貸してくれ、
と言ったので、
 しょうがなく、
 トイレを貸しましたら出てきません。
 中で倒れているかもしれません」
と。
 そう、救急車を電話で呼ぶらしい。
 で、
 凡人はどうするか?
 実は、
 ここがひとつの別れ道。
 さあ、どうする?
 私なら恥をかいても...
 続きは股!





本家もどきズラヅラ仮面3「正義の味方元祖ズラヅラ仮面?VS成金?ズラヅラ仮面?」

2013-03-07 22:30:37 | 小説

本家もどきズラヅラ仮面3「正義の味方元祖ズラヅラ仮面?VS成金?ズラヅラ仮面?」


 ハゲソン、
 カッペ成金モップ男、
 次の挑戦者は誰かなあ?
 暇なんだから誰か来い!
 この俺様が成敗してやる!


 はーーー。
 腐脳民の野郎が、
 本当に、
 ようつべに、
 投稿しやがって、
 誰も怖れをなして、
 現れやしねえ!
 冗談も通じねえとはなあ?
 削除依頼しても、
 モザイク入りと仮面姿で、
 まま流れる。
 ネットは怖い!

 
 誰か?
 ...
 ...
 ...
 ...
 キターーーーーー!


 何?
 この俺様と瓜二つ?
 パクったな?
 えっ?
 パクったのは、
 ズラと仮面だけ?
 バカヤロー! 
 この俺様の売りはそれだけだろ!
 きさま、
 名を名乗れ!
 パクリズラヅラ仮面だと?
 なめんなよ?
 えっ?
 なめた?
 きさま、
 本当の名を名乗れ!
 なに?
 
 正義の味方元祖ズラヅラ仮面だと?

 まんまパクリじゃねえか!
 わかった!
 挑戦を受けてやろう!
 で、その前に、
 何故、ズラだけじゃなく仮面までつけているのか?
 モノホン、
 いや、
 元祖を名乗るからには知っているよなあ?
 なあ!
 なあ!
 なっ!

 えっ?
 今から答えよう?
 よし、聞いてやろうじゃないか?


春のループ作「獅子唐女」「さっそく獅子唐男発見か?」

2013-03-07 21:43:22 | 小説

春のループ作「獅子唐女」「さっそく獅子唐男発見か?」



 「いたぞ!」
 「声がでかい」
 ソウセキはダンシングルームに入るなり、
 必死で踊っている男の鼻を指差して、
大声をあげたので直人に注意された。
 「まずは写真だな」 
と、
 ソウセキが言うと、
 「ああ。 
 それにしても凄い身体だな。
 それになんかもっこりしているぞ。
 すぐに見つけたのはいいけど、
 なんか、違う感じがするな」
 直人は、
 筋肉質の大男で下半身がもっこりしているその男は、
 獅子唐男ではない、
と思っていたが、
 ソウセキの方は、
 その大男のチンケな鼻を見て、
 獅子唐男だ、
と確信し、
 その大男をどうやって例の女のところまで連れて行こうか、
 考え始めていたのだった。
 「隠し撮り成功!」
 ソウセキが耳元で囁くと、
 「あいつはかなり強そうだから、
 本物の獅子唐男か、
 彼女に確認してから、
 連れて行く方法を考えた方が、
 俺たちの身のためだぞ」
と、
 直人がそっとソウセキに囁くと、
 「俺もあの獅子唐男を見た瞬間、
 かなり強そうだから、
 どうやって、
 あいつを彼女にところに連れて行こうか、
 悩んだんだ。
 だから、今、写真を取ったんだよ。
 これから、
 彼女のところにいったん戻って、
 確認してもらうから、
 おまえは、ここでそっとあの獅子唐男を見張っていてくれ。
 OKだったら、
 おまえの携帯にメールするからな。
 何か動きがあったら、
 すぐ電話かメールくれよ」
と、
 ソウセキは直人が頷く前に、
 「じゃあ、よろしく」
と言って、
 ダンシングルーム
を出ていってしまったのだった。
(続く)



超駄作ケラじい「もすこしつーよく」

2013-03-07 20:09:05 | 小説

超駄作ケラじい「もすこしつーよく」



 ばんばん!
 「もすこしつーよく、ケラじい」
 「もすこしつーよく、ケラじい?」
 「もすこしつーよく、ケラじい??」
 「もすこしつーよく、ケラじい?!」 
  「もすこしつーよく、ケラじい!!」
 「もすこしつーよく、ケラじい¥!」
 「もすこしつーよく、ケラじい¥¥」
 「もすこしつーよく、ケラじい¥¥」
 「おたたきください、ケラじい*¥」
 「もすこしつーよく、ケラじい**」
 ばんばん!


 「何こっちがびびってんだよ!」
 「ああー...」
 「ほら、へらへら笑ってんじゃん、 
 もう一回、ばしっっといこう!」
 「うん」
 ばちーん!
 ぱん!




「椅子クソ兄弟再登場!逆サクラあおむの探偵ごっこ」「サルエはどこにいた」

2013-03-07 10:16:50 | 小説

「椅子クソ兄弟再登場!逆サクラあおむの探偵ごっこ」「サルエはどこにいた」


 「だすな。
 別の遺言書が実在したんだすよ。
 おそらく、
 サルエが例の遺言書以外
もうひとつの本物の遺言書を持っていたんだすな」
 あおむが続けてそう言うと、
 かおむはあることを思いつき、
 「警察の調べでは、
 サルエのマンションはあのとき屋敷を出て以来、
ずっともぬけの空だったんだろう」
と訊いた。
 「そうだすよ」
 「だとすれば、
 どこかにいたはずだよな。
 あんな地下室に隠れていられるはずはないし、
 サルエが死んだ日、
 インターフォンの画像にも写っていたからな」
 「そうだすよ!
 その潜伏先を探せば、
 本物の遺言書が見つかる可能性がある
ということだすな!」
 「ああ、そういうこと!」
 「奴らを使うだすか」
 「ああ、今連絡をとる」
 かおむは、
 日頃かわいがっている子分のような連中の一人に連絡を取った。
(続く)


「そして3人しかいなくなった?」156

2013-03-07 08:02:14 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」156



 「外が海だったら、
 この玄関のドアは開けられず、
 外に出られないなあ」
 たけるが、
 タケの冗談を真に受けて、
つまらなそうに言った。
 「冗談ですよ...」
と、 
 タケは言いかけて、
 ドアの向こうを見て固まってしまった。

 「水ですね」
 「冗談が本当に...」
 「ただの水しかないな。
 生物らしいものも見えないぞ」
 リカ、
 たける、
 みつるはそんな呟きをしながら、
玄関の向こう側をじっと見つめた。
 「水が入ってくるということはないよな」
 みつるが言うと、
 「やめてくれ。
 冗談が本当になったら、
 俺たち、溺れ死ぬぞ」
 「それは大丈夫みたいですけど...」
 たけるの言葉に、
 リカはそう言いかけて、口籠もった。
 「どうしたんですか?」
 タケがリカの方を見ると、
 「ここが、
 もし、
 海底だとすると、
 こんなに明るいのは、
 おかしくはないですか?」
と、
 リカが、
 首を傾げながら答えたのだった。
(続く)





サクラナ外伝フォー「術後1月」  

2013-03-07 07:06:43 | 小説

サクラナ外伝フォー「術後1月」    



  そして、
 あおむが手術を終えてからちょうど1ヶ月が過ぎた。
 しかし、
 あおむの意識は戻らなかった。


 ウメナはあおむの入院中も一人で朝の散歩は続けた。
 サンポのコースは
公園ではなく例の土手を歩くコースに変えた。
 しかし、 
  それまでウメナが虹を見ることはなかった。


 他方、サクラナはタマキと一緒に店に出て、
ほぼ一人で仕事ができるまで回復していた。
(続く)


「ドア女Ⅴ」い

2013-03-07 00:54:03 | 小説

「ドア女Ⅴ」い


 「おい、大変だぞ!」
 「ああ、見た見た。
 ネネちゃん殺しだろ!
 で、
 今度の容疑者は、
 たまおとふうたと賢明だってなあ?」
 「バカ!
 容疑者じゃないって、
  現場にいただけだろう?」
 「俺がさっき見たテレビでは容疑者だって言ってたぞ」
 「それは、最初の誤報の方だろ!
 あいつら3人には、
 鉄壁のアリバイがあるんだってさあ!
 今○チャンでやってるから、見ろよ!
 オタクのことだから、
 ゲームに夢中でまだ知らないんじゃないか
と思って電話したんだよ」
 「あー?」
 ピンポーン!