レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「椅子クソ兄弟再登場!逆サクラあおむの探偵ごっこ」「アホとバカの極意2」

2013-03-26 10:30:19 | 小説

「椅子クソ兄弟再登場!逆サクラあおむの探偵ごっこ」「アホとバカの極意2」



 マツメはその後龍之介の方を見て、
 「話し変わるけど、
 龍之介さん、どうやってオンシラーズ高校に入学したの」
と笑いながら訊くと、
 「勘違いしたおじが偉い人なので」
と、
 アホの龍之介が訳のわからないことを言ったので、
 マツメが首を傾げていると、
 直哉が、
 「こいつを甥っ子だと勘違いしている有名な教授がいるんです。
 で、
 その教授とオンシラとは深い繋がりがありまして、
 その教授のコネで龍之介はオンシラに入学できたわけです」
と解説するが、
 「なんで、有名な教授が龍之介さんを甥っ子だと勘違いしていたの」
と、
 マツメは直哉の説明で余計わからなくなったので、
首を傾げながら訊くと、
 「もうそれ以上、喋るなよ」
と、
 龍之介が直哉の口を思いきりつねった。
 「いてて」
 直哉は余程痛かったのか、涙目になるが、
 その顔がマツメにはウケた。
 「すいません。
 おれ、いえ、私もこいつも警護の仕事ですので、これ以上は」
と、
 龍之介がマツメに真面目な顔で言ったので、
 マツメもそれ以上訊くのをやめたが、 今度は、龍之介が、
 「そういう直哉も、そのオヤジがヤクザの親分を足で使うような大金持ちで」
と間違った例えだが、
 今度はマツメにはすぐわかったが、
 「アホ、アゴで使うだろう」
と、
 直哉はそう言って、
龍之介のスネを思いっきり蹴ったのだった。
 「いたー、そうだった。
 足は洗ったのだった」
と、
 龍之介も大男のクセにスネを蹴られて、
泣きそうな顔でそう変なことを言ったので、
  マツメはまた大笑いする。
 「ねえ、喧嘩したら、どっちが強いの」
と、
 マツメがからかうように訊くと、
 「いつも引き分けです」
と、
 二人はほぼ同時に言った。


(続く)





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