物の見方、人の見方

2019年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 例えば、円運動を繰り返す物体があるとします。例えば、それは〇〇遊園地の観覧車。

 夜。その観覧車の数あるボックスの中の1つだけに明かりを灯すとします。

 その時、遠くから、しかも真横からその観覧車を見ている人には、正面から見ている人には円運動に見える観覧車のボックスの明かりは、上下運動をしているように見えるはずです。

 また、観覧車を見ている位置が斜めから見ている人には、明かりはあたかも楕円運動をしているように見えるはずです。

 遊園地の観覧車は円運動をしていることを知っている人にはそれらのことはすぐに理解できます。しかし、観覧車という遊園地にある乗り物など見たことも乗ったこともない人が、遠く、真横あるいは斜めの方向からしかその明かりが見えない所にいたとしたら、その明かりは円運動ではなく上下運動、あるいは楕円運動をしているようにしか見えないはずです。

 物を見るとき、人を見るとき、常にある一定の方向からしか見ていないとすると、物の見方、人の見方は知らず知らずのうちに偏ってしまい、それらの物や人の総体を見誤るものと思います。

 物や人の総体を見誤らないためには、己の五感を駆使して、その物や人に触れるのが一番です。自分自身を信じることも大事だけれど、しかし自分自身の思考を一旦解放し、再構築することも大事なことと痛感します。

 

 

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