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里山人雑記

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帰り道に…

2011年06月08日 22時10分48秒 | Field Note<調査>
大学の講義が終わって帰る途中、坪井川緑地を通りました。すると、いつもの池で後輩たちが調査をしていました。というわけで、今日も勝手に調査を手伝ってきました。邪魔だったかなぁ…邪魔だったらごめんね(笑)

ヒナバッタの幼虫です。今の時期の地面には、バッタの仲間やキリギリスの仲間の幼虫がわんさかいます。同じ種類であっても、個体の大きさは様々です。孵化した時期次第で、成長段階に差がでるからですかね…

ヤゴの抜け殻がありました。コシアキトンボのものと思われます。他にも、大型のヤンマの仲間の抜け殻などが、いくつかありました。

オオヤマトンボです。縄張りをパトロールしていました。他にも何匹かいました。

アオビタイトンボです。昨年聞いた話ですが、生息域をどんどん北に広げているそうです。

↑何かわかりませんでした。上の種類と同じような気もするのですが…上のが間違っているんですかね…ご存じの方、もしよろしければ教えて下さい。

フナsp.のちびも数匹獲れました。今は小さな魚(稚魚~幼魚)が多いです。ほかにはグッピーなどもいました。グッピーは問題ですね。外来種はいろいろな面で厄介です。

今日の写真は、帰り道でデジカメを持っていなかったので、携帯で撮影しました。意外と携帯のカメラも馬鹿になりませんね♪

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ガンカモ類 渡り鳥飛来状況調査

2011年04月23日 21時01分20秒 | Field Note<調査>
今日は江津湖で、"ガンカモ類渡り鳥飛来状況調査"というのをやってきました。この調査は、NPO法人バードリサーチの依頼で行われているもので、その名の通り、渡り鳥の飛来状況を調査して、渡り鳥の動きを把握することを目的としています。

↑はい、調査を始めましょう(11時10分)。
曇ったり晴れ間が出たりと、きわどい天気でした。
にしてもカモ類がいない…この時期はほとんどのカモ類が北に渡ってしまっているため、当然ですけど。

ミシシッピアカミミガメとアオサギです。こいつら、アオサギを怖がらないんですかね。アオサギって、ときどきカメに食いついてますけど…

カイツブリです。ネコに襲われていました。助けるかどうかかなり迷って近づいたら、ネコが逃げたので、結果的に助けた形になっちゃいました。ネコがねこパンチでたたいたり、くわえて投げたりしていたんですが、カイツブリも応戦していました。飛び上がってつついたりしていました。ただ、やはり足が陸上での移動には向かない種類なので、一瞬ネコから逃れても、ほとんど逃げることができず、ネコにもてあそばれていました。陸上では、全然と言っていいほど移動能力がありませんでした。陸に上げられたらひとたまりもないわけです。水中での移動に特化した代償なんですよね…

↑目立った外傷はなかったので、手で持って行って池に逃がしました。しばらく呆然として動かなかったのですが、その後潜水して少し遠くまで行きました。しかし、そのあと再び呆然とした状態になって、このように草の陰でじっとしていました。よっぽどショックが大きかったんでしょうね。ネコに襲われた上に、人間にも襲われた(少なくともカイツブリはそう感じたはず)んですからね。手に持ったとき、カイツブリの鼓動が手に伝わってきて、何とも言えない気持ちになりました。いくら小さくても、やっぱり生き物なんですよね。

↑場所を動くと、クイナがのんきに散歩していました。回りに花がたくさん咲いていて良いですよねー。レンゲとヘビイチゴの花です。豆知識ですが、クイナって、人が極端に近付くと、逃げるよりも隠れることが多いようです。この体色、枯れたヨシなどの間では、保護色として、ものすごい威力を発揮するんです。下手したら、目の前にいても気づきませんよ。って言い過ぎかな…
↑今度はヒクイナ。クイナパレードですね。ほかにクイナ科のバン、オオバンもいました。実は「水鶏(クイナ)の戸をたたく音」っていうのは、クイナの声じゃなくて、ヒクイナの声なんです。以前から、国語の資料集とかの写真にケチつけたくてしょうがありませんでした。だって、資料集の写真、クイナなんですもん(笑)

↑ところでこれ、下江津湖にて新しく造られたブラインドです。木の色から、できたてホヤホヤであることがわかりますね。

↑この窓

↑こうやって使うんです。ま、望遠鏡じゃなくて双眼鏡で覗いてもオッケーです。鳥に与えるプレッシャーを最小限に抑えることができるので、ここから観察すると、湖上の鳥をより近くで、より自然な行動を観察できるんです。下江津湖に行く時は、利用してみて下さい。

レンゲ、きれいですね。そこらじゅうに咲いていました。

↑再びミシシッピアカミミガメです。外来種です。こいつらは魚食性なだけでなく、他の生物の卵なども食べるんです。在来種にとってはやっぱり脅威です。気持ち良さそうに日光浴してました。こういうのを見ても、何とも微妙な気持ちになりますよね…
ということで調査終了(14時10分)!!
鳥が少なくて、逆に疲れました。どこか見落としてるんじゃないかと、調査終了まで気が気じゃなかったですからね…


↑はい、サワガニです。せっかく江津湖に来たので。DA型ですね。RE型も見つけたかったですけど、あいにく水に入れる恰好じゃなかった…

帰り道に坪井川緑地を通りました。

ナナホシテントウも本格的に活動はじめたようですね。

↑でっかいシロツメクサの花…ゴルフボールくらいあります。あ、シロツメクサって、クローバーのことですよ。

↑なんか夏っぽくなってきました。コナラの葉です。ちなみに僕の感覚では、5月はばっちり夏です。

↑池が…干上がっちゃうじゃん。わかる人はわかると思いますが、僕たちが以前、集中的に調査した池です。まさかここまで水が減ってるとは…

以上やたらと長い記事になってしまいましたが、最後まで読んで下さった方々、ありがとうございました♪
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11.03.11.Fri.-坪井川緑地-

2011年03月11日 22時30分50秒 | Field Note<調査>
今日は、池の生物調査を行いました。

↑久しぶりに高校のときの副部長と共に手網を使って魚を捕りました。

フナspp.が捕れました。最終的に9個体!!フナの仲間の識別は難しいです…

↑小さい個体ばかりでしたが、モツゴもちょくちょく捕れました。

コイsp.の幼魚も捕れました。ほかの池での確認は過去にもありましたが、この池では初認です。もちろん存在は予想できていましたが…

ヨシノボリspp.も捕れました。写真の個体はオオヨシノボリっぽい個体です。ヨシノボリの仲間は、地域によって、また陸封型(一生淡水域で過ごす個体)か否かによって体色などが異なり、同定が難しいです…

ドンコの幼魚も捕れました。ドンコは、自分と同じくらいの大きさの魚も捕食します。

↑最終的に、フナspp.とコイsp.を合わせて10匹となりました(注意:右上の小さな魚はモツゴなのでカウントしていません)久々の調査の割には大漁(?)でした。ほかにも、スジエビがたくさん捕れました。

↑池周辺の木には、コゲラがいました。木を盛んにつついていました。コゲラは、キツツキの仲間で、身近に見られる種類です。木の幹を上に向かって移動しながら、トントンッと木をつついて虫などを捕らえて食べます。この個体は、観察からオス個体であることがわかりました。2個体で一緒に行動していたので番かもしれません。

副部長、今日はお疲れ!!次はもうちょい大人数でできたらいいねっ!!

<sp.とspp.の表記について>
・sp.→~属(類)の一種という意味で用いています。(例:コイsp.→コイの仲間だが同できなかったもの一種)
・spp.→~属(類)の複数種という意味で用いています。(例:ヨシノボリspp.→ヨシノボリの仲間だが同定できなかったもの複数種)
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