goo blog サービス終了のお知らせ 

CINEMAとMOVIE?

英語&米語

映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

スティーグ・ラーソン著・「ミレニアム2 火と戯れる女」

2012-09-04 17:04:47 | 読書
朝飯抜きの検診で、朝はバタバタ
すっかり疲れちまって、DVDを借りてきたけど
お昼寝しちゃいました


で、上下巻長いことかかって読みました

ミレニアム第二部「火と戯れる女」  2006年
"Flickan som lekte med elden"="The Girl Who Played with Fire"



≪ストーリー≫
(前作でリスベットが大金を所持する事になり)
カリブ海の島国「グレナダ」で数式のミステリーを解くかたわら
ホテルでくつろぐ

隣の部屋から男女の声が聞こえてくるが、どうやら男が女をいたぶっているらしい

ロビーで会うとアメリカ人夫婦のようだった


リスベット・サランデルは地元の少年と出会いひとときを楽しんでいるが
竜巻が発生し、ホテルに逃げ込もうとするとき

その夫婦が浜で争っているのを見る
リスベットは女の悲鳴を聞き、男から彼女を助ける
男は死んでしまう


スウェーデンに帰ってきたリスベットは
ミカエルからの手紙やメールが来ていたが
彼女は二度と会わない決心していた


そして、ミカエルの新しい仕事は
ジャーナリスト、ダグ・スヴェンソンと、ミア・ベイルマンの人身売買に関する調査を特集として「ミレニアム」に掲載する事だった

そんななかでダグとミア、そしてリスベットの後見人ビュルマンが殺害され
彼女の指紋が付いた拳銃が捨てられていた

容疑者として追われることになったリスベットだが
ミカエルは無実を信じていた
そして、ミカエルの捜査が始まる・・・


・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*


※ネタバレあります


この2部で、リスベット・サランデルの過去が現れてきます
彼女の生い立ち
はじめの後見人ホルゲル・パルムグレン、彼女の友人(恋人)ミリアム・ウー、
健闘術を教えた元プロボクサー パオロ・ロベルト、
そして、ミカエル
かれらが彼女のサイドに立って戦ってくれます

ロシアからの亡命人ザラチェンコ(実はリスベットの父親)、
痛みを感じない体質の金髪の巨人ロナルド・ニーダーマン(リスベットの兄)、

そして、亡命時に関与していた役人たち・・・


今回はリスベットが主人公です

彼女は単独事を片付けようと挑みます
そして最後、土中に埋められるんです



彼女の心情、懸命に生きる姿に涙が出てしかたありませんでした

愛される事を知らずに育ったリスベットです

だから、ミカエルの優しさに戸惑うんです


最後の最後まで二人は会わないんです


いやあ、これは傑作です
「ドラゴンタトゥーの女」は猟奇殺人事件で、サスペンスです
この「火と戯れる女」は彼女自身のドラマ、生きざまです

タイトルの意味も分かりました













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする