大阪の難波橋のライオン像はご存じでも、だれの作品かご存じないでしょう。
三田出身の天岡均一の作品なんですよ。
今、三田市立図書館にて『天岡均一没後90年回顧展』が、開催されています。
天岡氏のブロンズの作品は、戦時中の供出によりなくなりましたが、幸い個人所有の小品が残りました。
丹羽建蔵氏の長年の活躍に賛同くださった方々の所蔵品等約20点が展示されています。
もう二度とこれだけの作品を一堂にすることはないと思われる展覧会です。
是非、是非、ご覧ください。
10月29日(火)先哲顕彰会・ボランティアさんだガイド塾・NPO歴史文化ネットワーク三田・七曜会のご尽力による「天岡均一の足跡を訪ねて」のバスツアーに参加しました。
難波橋のライオン像・大阪城4階にある天岡制作の秀吉像などを見学しました。
◆天岡氏の略歴
三田町屋敷町でうまれる。
東京美術学校(現東京芸大)彫刻科卒業
岡倉天心、日本美術学院を創立
均一は、彫刻工芸の実技を担当
九鬼子爵家紀功碑制作
小寺泰次郎像を試作
ライオン像竣工
「国土生成神像」制作、大正天皇の即位礼の際、宮中へ献上
「住吉明神像」制作、昭和天皇の立太子式に献上
50歳で死去