踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

末枯(うらがれ)

2006年11月06日 | 俳句
絮散らしつくせし草や末枯るる

<この俳句の作句意図>
暦の上ではもう秋も終わると言うのに楓の紅葉はまだ先のようだ。これも地球の温暖化が影響しているのだろうか。ともあれ野原の草は、実を結び、絮(わた)を飛ばし終えて、役目を終えたと云わんばかりに身を秋風にゆだねている。
人が、先端の枯れ始めた草や木を見て、末枯れ’などと侘しがるのは、死ぬそのときまで、役目を終えた’などとは思えず、欲望を棄てきれない心の現われなのかも知れない・・・

・季語は、末枯るる’で、秋’です。
コメント
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