踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

雪見酒

2006年01月31日 | 俳句
消えゆくと思わば旨し雪見酒

<この俳句の作句意図>
あれだけ降った雪も昨日の暖かさでほとんど消え去った、降り積もるときの雪見酒もよいが、「散らばこそいどと桜はめでたけれ」などと云うとおりで、融け去って行く雪もまた一興である。消え去って行くものには、何か日本人の心の底に響くものがあるのか・・・
最近は、早く消え去って欲しいニュースも多々あるが・・・

・季語は、雪見酒’で、冬’です。
種切れのため、一週間も前の写真を引っ張り出してしまいました(反省)
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餅搗大会

2006年01月30日 | 俳句
寒の餅搗く子らの眼の勇ましき

<この俳句の作句意図>
偶々旧正月の昨日、地域の親睦クラブ「楽郷の会」恒例の餅搗き大会が行われた。子供たちは眼を耀かせ、順番を争うように杵を振り上げて居たが、きっと忘れられない思い出になってくれると思う。
我々役員にとっては、餅つきよりも楽しい「反省会」などもあり楽しい一日であった。

・季語は、寒餅搗く’で、冬’です。
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旧正月

2006年01月29日 | 俳句
旧正やシンビジュウムの花二輪

<この俳句の作句意図>
今日は旧正月、大晦日に当たる昨日中国では盛大に春慶節を祝ったらしいが、我が家では今日も普通の一日、昨年娘の持ち込んだ洋蘭が温室もないのになんとか枯れずに年を越しいくつか蕾を持ち、旧正月に合わせる様にして二輪咲き始めたのが少し嬉しい。

・季語は、旧正(旧正月のこと)’で、春’です。
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乾鮭(からざけ)

2006年01月28日 | 俳句
乾鮭と友伴(ともがき)有りて過ごす酒

<この俳句の作句意図>
久しぶりの友と飲む酒の旨さ、たとえ肴は頂き物の乾鮭だけでもつい飲み過ごしてしまう・・・

・季語は、乾鮭’(からざけ=乾燥させた鮭)で、冬’です。
写真は、頂き物の鮭トバ’、ちょっと焙ると最高の肴です!
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寒紅梅

2006年01月27日 | 俳句
仇野の風艶めきて梅早し

<この俳句の作句意図>
農家の屋敷の外れに有る小さな墓地に植えられた寒紅梅が開き始めた。
まだお世辞にも暖かいとはいえない風が、ほのかな香りをはこんでいる。

幼年期を過ごした田舎に、梅昌寺’という小さなお寺があった、周りに50本ほどの梅の古木があり、白い花びらが雪のように舞い散るさまと、甘い香りを運ぶ風は今でも忘れられない懐かしい風景である。

・季語は、梅早し’(季節に先駆けて咲いた梅を愛でる言葉)で、冬’です。
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春はもうすぐ

2006年01月26日 | 俳句
枝々を忙しき禽や春隣

<この俳句の作句意図>
山肌にまだちらほら雪の残る裏山で小鳥たちが枝から枝へ忙しく飛び回っている、膨らみ始めた木の芽でもついばんでいるのだろうか、我が家の近くの楡欅にも目白らしい番が浅黄色の姿を見せてくれた。春はもうすぐ其処まで来ている。

・季語は、春隣’で、冬’です。
写真は、目白が巧く撮れなかったので暮に茅葺き屋根で見つけた名称不明の小鳥です。
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金縷梅(まんさく)

2006年01月25日 | 俳句
金縷梅や棚田に続くつづら折れ

<この俳句の作句意図>
里山のはずれに金縷梅(まんさく)の花が咲いている。
まんさく’の名前の由来は、早春に他の花に先駆けて、まずさく’からとも、細い紐状の花びらを稲穂に見立てて、豊年満作のまんさく’からとも云い、満作’の字を当てる事も有るらしい。
とすると、この花は、見下ろす棚田が黄金色になる日を夢見ているのか・・・

・季語は、金縷梅(まんさく)’で、春’です。
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初句会

2006年01月24日 | 俳句
めでたきを天の句とせり初句会

<この俳句の作句意図>
今年の初句会に出席、雑詠として出句した「三が日」の句が、主宰から天’を賜る。併せて、昨年の新人賞を受賞した。今年はこの賞に負けないよう精進しなければ。

・季語は、初句会’で、新年’です。
写真は、「俳句朝日」11月号から拝借しました。
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雪晴れる

2006年01月23日 | 俳句
突き抜ける空さだかなり雪晴るる

<この俳句の作句意図>
今日は北国では雪と聞くが、東京は典型的な雪晴れ、枯野や梢の雪が、きらきらとダイヤモンドの耀、空気中の塵芥がすべて消滅したかのごとく抜けるような青空が広がる。年に数日しかない清々しい一日である。

・季語は、雪晴れ’で、冬’です。
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雪遊び

2006年01月22日 | 俳句
街の子の林檎の頬や雪遊び

<この俳句の作句意図>
今年初めての雪が10センチあまりも積もり、いつもは建物から出ようともしない子供たちも今日ばかりは、ほっぺを林檎のように真っ赤にして雪遊びに興じている。この子達にとってきっと良い思い出になるのだろう・・・

・季語は、雪遊び’で、冬’です。
写真は、久々の雪遊びに興じる団地のもやしっ子(?)達、
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