踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

蝋梅

2010年12月28日 | 俳句

臘梅やきりりと穹のすみわたり
  ろうばいや  きりりとそらの  すみわたり

<一言>
各地から大雪の便り、典型的な冬型なのか関東平野は氷のように澄んだ青空。こんな日には、故里ではよく風花が舞ったものだ・・・

 

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冬至

2010年12月22日 | 俳句

諸々のこと浮き沈む柚子湯かな
  もろもろの  ことうきしずむ  ゆずゆかな

<一言>
今日は冬至、一年で一番昼が短い日。という事は、明日からは毎日陽が伸びる。暖かい春へのカウントダウンが始まるという事。ともあれ、今日はカボチャを食べ、柚子湯に入って、風邪などひかぬようにこの冬に備えよう。

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蜜柑狩り

2010年12月21日 | 楽郷の会

蒼空の枝引き寄せて蜜柑摘む
  あをぞらの  えだひきよせて  みかんつむ

<一言>
今年も近所の子供たちを集めて蜜柑狩りを行った。まだ木も小さいので、蜜柑狩’と云うには少し大げさかもしれない、ともあれ、たとえ一つ二つでも自分で木から捥ぐのは子供たちにとっては楽しいことで、見ている我々にとっても、楽しいひと時となった。

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山茶花

2010年12月19日 | 俳句

山茶花のさんさんと陽のさし染めて
  さざんかの  さんさんとひの  さしそめて

<一言>
冬の花山茶花は、日本特産の花。本来は赤色の一重咲きだが、今ではいろんな園芸種ができ、白の八重咲きはまた格別な美しさがある。

 

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冬紅葉

2010年12月18日 | 俳句

ゆく水にうごかぬ雲や冬紅葉
  ゆくみづに  うごかぬくもや  ふゆもみじ

<一言>
林の木々もすっかり葉を落としたと思ったが、わずかに残った楓が冬の陽に真紅な紅葉を見せてくれる。晴れ渡る冬の空のなんと澄んだ色か・・・

 

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枇杷の花

2010年12月16日 | 俳句

垂れこむる雲の動かず枇杷の花
  たれこむる  くものうごかず  びわのはな

<一言>
師走も入ったと思ったらもう二週間を過ぎてしまった。北の国からは連日雪の便り、東京も今朝は一番の冷え込みだった・・・

 

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寒弾(かんびき)

2010年12月12日 | 俳句

寒弾の太棹銃の如く撃つ
  かんびきの  ふとざを  じゅうのごとくうつ

<一言>
街のイルミネーションのイベントで津軽三味線の演奏を観る。ふるえる様な夜の北風の中の津軽三味線は、やはり心を打つものがある。

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柊の花

2010年12月09日 | 俳句

朝の雨柊の花こぼし過ぐ
  あさのあめ  ひひらぎのはな  こぼしすぐ

<一言>
柊はモクセイ科の常緑樹で、芳香のある白い花をつける。目立たない花だがその分清楚で美しい。今朝方の雨で大分散ってしまったが、その甘い香りはまだかすかに残っている。

 

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