踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

鬼怒川

2011年01月28日 | 旅行

鬼怒川の碧き澱みや雪しまき
  きぬがわの  あをきよどみや  ゆきしまき

<一言>
鬼怒川の大吊り橋を散策、
前日の雪が残った渓の風景はなかなかの趣。

 

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ニッコウキスゲ

2010年08月01日 | 旅行
栂池を這ふ雨雲や花黄菅
つがいけを  はふあまぐもや  はなきすげ
<一言>
あいにくの雨となった栂池自然園。遠くの景色をあきらめ足下の花を愛でる。
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古都逍遥

2009年08月18日 | 旅行

望むればもみずる木々や古都逍遥
  のぞむれば  もみずるきぎや  ことせうえう

<一言>
所用で出かけた関西で、少しばかり都合のついた時間を利用して京都を散策。じりじりと焼けつくような暑さの中でも、庭園の木々はもう僅かに色づき始めている。噴き出す汗を拭いながらも、紅葉の京都に憧れを抱く私の為に情けをかけてくれたものか、それとも、じきに来る紅葉の季節の準備におさおさ怠りない、という事なのか・・・

・季語は、もみずる’で、秋’です。

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草津吟行

2009年05月26日 | 旅行

涼風に湯の香乗り来る草津かな
  りょうふうに  ゆのかのりくる  くさづかな

<一言>
句会の吟行で、群馬の草津から白根山の湯釜まで出かけた。出発の25日朝は小雨が降る天候だったが、東京を離れるころから天気は回復。普段の行いの良さがわかる(笑)


湯釜付近で見かけて樹高50センチほどの桜、峰桜ではないかと思うが・・・
どなたかご存知なら教えてください。

・季語は、涼風’で、夏’です。

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木守柿

2008年11月16日 | 旅行

暮れなずむ藤村生家木守柿
  くれなずむ  とうそんせいか  きもりがき

<一言>
妻籠の藤村記念館を訪ねる。写真や数々の遺稿の中に、夜明け前の一節を見る。つい時間を過ごして表に出れば、すでに夕暮れの迫る庭先に古い柿の木、懐かしい文章に出会った後だけに枝先の木守柿がかなしい・・・

・季語は、木守柿’で、冬’です。
木守柿とは、収穫の後に一つ木に残しておく柿や柚子の実のことで、翌年の実生りへの祈りとか、小鳥たちのために残しておくとか言われているが、古来より自然との共生をなしてきた日本人の心の現れであろう・・・

 

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妻籠へ

2008年05月30日 | 旅行

万緑や妻籠は水の音迅く
  ばんりょくや  つまごはみずの  おとはやく

<この俳句の作句意図>
馬籠から中山道の石畳を進み、馬籠峠を下る。
息苦しいほどの緑の中の急斜面を下ると高々と響く水音。
妻籠へ注ぐ男垂川の途中の名瀑、雄滝・女滝の水音である。
水量豊かな2本の支流が滝となって落ちた後で合流する流れ
かの吉川英治がここを、宮本武蔵とお通の運命の出会いの場としたのも
ただの偶然ではないと確信できる・・・

・季語は、万緑’で、夏’です。

こちらが女滝。

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一般道を走ろう

2004年12月16日 | 旅行
小旅行の帰り道、何気なく立ち寄った甲州猿橋で芭蕉の句を見つけた。

「うき我を 寂しがらせよ かんこ鳥」

一人旅の芭蕉さん、郭公鳥の鳴き声はことさら寂しく聞こえたらしい。
今回の旅はいつもの高速道路をやめて一般道をのんびり走ってみたが、思わぬところに良いものが在る事を実感した。
これからは出来るだけのんびりした旅を心がけよう。
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