踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

余寒

2007年01月31日 | 俳句
飛行機雲遠山へ伸ぶ余寒かな

<この俳句の作句意図>
句会の次の兼題は、「余寒」と決まった。
余寒’とは、立春を過ぎてもなお残る寒さ’のことを云うが、今年は暖冬の為かまだ立春も来ないのに毎日ぽかぽかと暖かいぐらい。水仙や梅が見頃だと言う記事が新聞やTVで毎日のように紹介されている。キリキリ冷えて透き通るほど蒼い空を見上げた去年とは大分違うのでどうも「余寒」が実感できない・・・
写真は、我が家のベランダでもう春だと言い張っている桜草です。

・季語は、余寒’で、春’です。
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寒の餅

2007年01月28日 | 楽郷の会
寒餅搗く見ゐる子供の力足

<この俳句の作句意図>
地域の集まり、楽郷の会で恒例の餅つき大会を開催した。入念な打ち合わせをしているので順調に進行、なんと言っても子供たちのきらきら耀く目がうれしい。終了後の打上げ会の方が楽しいという意見も(笑)
写真は、心強い若き新人会員の搗き初めです。

・季語は、寒餅’で、冬’です。
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黄梅(迎春花)

2007年01月27日 | 俳句
風過ぐる石垣白し迎春花

<この俳句の作句意図>
隣家の石垣に黄梅の花が咲き始めている。ちょっと梅の花に似た黄金色の花は、寒の内から咲き始めるので迎春花’という別名を持つ。まだまだ風は冷たいがこの花を見ていると本当に春がもうすぐそこと感じてしまう・・

・季語は、迎春花’で、春’です。
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蕗の薹

2007年01月25日 | 俳句
蕗の薹まだ捨てきれぬ古衣

<この俳句の作句意図>
暖冬のポカポカ陽気に誘われてか、蕗の薹が顔を出した。さすがに如何にも春らしいあの萌黄色はまだ見えず、かすかな綿毛と赤紫色の外皮は被ったままだ。本当の春はまだ先と言いたいのだろう・・・

・季語は、蕗の薹(ふきのとう)’で、春’です。
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犬ふぐり

2007年01月25日 | 俳句
犬ふぐり地上の星のありにけり

<この俳句の作句意図>
里山の畦道に、犬ふぐりが咲き始めた。小さな蒼い花をちりばめた姿は、
地上に降った星のようだなどという表現がされるのも最もと思ってしまう。ふと、大好きな「地上の星」のメロディーが浮かぶ・・・

・季語は、犬ふぐり’で、春’です。
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冬萌え

2007年01月24日 | 俳句
冬萌えや雨に光のふくらみぬ

<この俳句の作句意図>
冷たい雨がやんだら、差し込む光にあたりの空気まで柔らかく感受る。
ふと見れば、花梨の枝先も、もう芽が動き始めている。こうして一雨ごとに春は近づいているのだなあ・・・

・季語は、冬萌え’で、冬’です。

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鴨の陣

2007年01月23日 | 俳句
夕されば水面乱るる鴨の陣

<この俳句の作句意図>
鴨はたいてい群れをなして水上に円陣を組むようにして休むが、この姿を鴨の陣とよぶ。
鴨は、朝と夜に草の実や、水草をとって食べるのだとか、
夕方になり、なにやら騒がしくなったのはそろそろ夕食の草の実でも探しに出かける頃なのか・・・

・季語は、鴨の陣’で、冬’です。
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寒の鯉

2007年01月22日 | 俳句
水底に日溜りのあり寒の鯉

<この俳句の作句意図>
寒の鯉といえば、凍りつくような寒の水の冷たさに耐えて、じっと動かぬものと言う感じだが、
実際にはいつもと同じにえさを求めて動き回っている。とすれば、日向に居る目の前の鯉は、日向ぼっこ中なのかもしれない・・・

・季語は、寒鯉’で、冬’です。
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寒紅梅

2007年01月21日 | 俳句
満開といへどもあはし寒紅梅

<この俳句の作句意図>
紅梅が早くも満開になった。いかにも暖かな桜と違って、たとえ満開になっても凍りのような青空を透かせる梅は、早春と言うよりもやはり冬の花か、
浮かれる事を許さぬ冷たさがある。

・季語は、寒紅梅’で、冬’です。
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霜柱

2007年01月20日 | 俳句
霜柱踏んで列へと戻りけり

<この俳句の作句意図>
道路わきの空き地などに霜柱が目立つようになった。暖冬と言えどもやはり其処は寒中と言うことか、登校の児童の一人が目聡く見つけて列を離れ、バリバリと踏みつけて楽しんでいたが又すぐに列に戻って、何事もなかったように去って行った。
昔、列を作る事は無かったのでずーっと畑の中を歩いたこともあったっけ・・・

・季語は、霜柱’で、冬’です。
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