君とともに生き、君とともに逝くのならば、僕は君の為に生きよう。

真城灯火の小説ブログです。
二次小説とオリジナル小説の置き場となっています。
同人に傾いているので入室注意★

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☆入室ありがとうございます☆ PN:真城灯火です。 『小説家になろう』で書いています。「なろう」で書いている小説も転載させていますが、ここはアニメ「地球へ…」の二次小説置き場です。本編の『君がいる幸せ』は終了しています。今は続編の『限りある永遠』を連載中です☆まずは、カテゴリーの「はじめに」と「目次」「年表」で(設定やR指定について等…)ご確認の上、お進み下さい。 ブログタイトルですが、これの「君」は自分自身、心の事で、「僕」は自分の身体の事です。 自分の心がそうであるなら、自分はそれに従う覚悟を意味しています。 だから、ジョミーや誰かが一方的に誰かに…って意味ではありません。(小説停滞中) 2021年に、他にあるブログを統合させたので、日常の駄文とゲームの話が混ざった状態になっています。

『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編二章 閑話

2016-06-25 03:43:47 | 『君がいる幸せ』 limitato etemita編二章
☆アニメ「地球へ…」の二次小説です。 

<人物>
ジョミー ノアの前副首相 ジュピターという宇宙の軍を動かせる権限を持っていた
キース・アニアン ノアの首相 人類の評議会議長を兼任していたが…ニュクス事件後行方不明中
ソルジャー・トォニィ ジョミーの後を継ぎミュウの長となる。ニュクス事件による政変でノアの議会を掌握する。現在、ジョミーのジュピターの権限を預かっている。
ソルジャーズのブルー 人類が作ったブルーのクローン(タイプブルー)
シルジャーズのジョミー 本当はジョミーのクローンではなく実子(タイプイエロー)
ヴィー キースの部下 ミュウ部隊の隊長 ニュクス事件で仕事を失う
セドル 惑星ニュクス生れのクローン 商売に長けているキースとジョミーに近づく
アガレス・ベリアル 悪徳商人 セドルの上司 大戦中に彼の親とジョミーが会っている


☆『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編二章 閑話ですが、ちょっと脇道に行くので、
オリジナルキャラの裏?設定を書きますね。

ソルジャーズのブルー。
彼は人類が作ったソルジャー・ブルーのクローンです。ニュクスの技術は使われていますが、ニュクス生れではありません。タイプブルーで、どこか人類もミュウも信用していない部分がある。戦闘特化なので戦うと強くなってゆきます。ニュクス事件をおこしたのは彼じゃないかとトォニィは考えています。

ソルジャーズのジョミー。
ジョミーのクローンでも、タイプブルーでも無く、ジョミーの子ども。タイプイエロー。一時、「ソルジャーズ」と二人が一緒に扱われるのを嫌って離れていたが、今は、ブルーに会い彼を説得したいと思っている。

ヴィー。
キースの部下で、セルジュの部下でもある。キースを好きでジョミーの事を嫌っているけど、見捨てたり出来ない損な性格をしています。シドがジョミーから離れたので、その代わりをしています。

セドル。
ニュクス出身のクローン。利用出来る物は自分でも何でも使う武器と薬物の商売人。利用目的てキースとジョミーに近づき、シドとジョミーの関係を知り、薬で弄びますが、その結果、二人の不器用さに絆されてミュウよりになります。
※最初は名も無き「青年」で出てきました。(名前を考えていなかった)

オリジナルの悪役設定の一番はアガレス・ベリアル。
父親が権力好きの軍人でショタでした。彼の子どもとして育ったのが、今のアガレス・ベリアルです。ジョミーを父親の敵と思っています。
成人検査前にニュクスから攫われいて、ベリアルJrはクローンなのかがはっきりしていません。
セドルは自分の意思でニュクスから出て来てベリアルと知り合う。


 『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編二章 閑話

  「ソルジャーズのジョミー」その1

「僕がジョミーの子どもかぁ…」
 いつか、言ってくれると信じていた。
 僕がマザー信奉者といつまでも通じていたのは彼らがその情報を握っていたから…。
 だから僕は殺されずにいた。かれらがブルーを怖がって殺さなかったのも事実だけど…僕は彼に生かされていた。
「ミッシェル」
 でも、そう呼ばれても何も感じなかった。
 そう呼ばれる日をずっと待ち望んでいた筈なのに、どうして…だろう。
 なんで、こんなに空っぽになっているんだろう。
 嬉しい筈なのに。
「おかしいな…嬉しくない」
 そんな事を考えながら、メサイアの町を歩いていると、横に車が停まった。
「ジョミー。乗って、早く」
「シド?」
 僕は慌てて車に乗り込んだ。。
「いい?君はジョミーの部屋には行って無いって事になってるからね」
「ええ?どうして?トォニィには許可をもらってるのに」
「取ってるけど、事情が変わったんだ」
 話をしながら、シドの運転する車はとある家の前に停まった。
「まだ来てないな」
 辺りを気にしながらシドが車を降り、家へと入って行った。それに僕は続いた。
「この家は?」
「僕の家さ」
「メサイアに家があったんだ」
「ミアを呼ぶつもりでね」
「ふーん」
 僕はミアとどうなっているのかは聞かないでおく事にした。
「こっちに君の着替えがあるから」
と呼ばれた寝室に見覚えのあるバッグを渡された。
「君の荷物だ。適当にまとめさせてもらった」
「一体、何が起きてるの?」
「君はセイレンを知らないだろ?」
「うん」
「彼女はスメールの人間だから、君が手引きしたと疑われているんだ」
「知らないって言えば良いんじゃ」
「君はさっき、ジョミーから何を聞いた?」
「え…」
「それは、まだ誰にも言わない方がいい」
「そ、そうだよね」
「だから、今、親衛隊に君は会わせられない。隠れられる場所があるんだ」
 と、シドが言った時、家のドアが叩かれた。
「ここを開けてもらえませんか?」
「キャプテン・シド」
 ドアが何度もドンドンと叩かれる。
「時間の問題か…」
 鍵を開けるような音が聞こえてくる。
 シドはベッドの毛布をめくり、手で合図をした。
「君はここに」
 僕は言われた通りにベッドに潜り込んだ。
 そう言って、シドは部屋のドアを閉めると、着ていた服を脱いで上半身裸になり、ジョミーの横に滑り込んだ。
 ドアのロックが外され、数人が入って来る。そのまま、室内を探し寝室までやってきた。
「キャプテン」
 と、声がかかる。
「なんだ、五月蠅いな」
 シドが不機嫌に体を起こす。
「キャプテン・シド。お休みの所、すみません。我々はソルジャーズのジョミーを探しています」
「そうか、僕は知らない」
 一人がベッドに誰かが寝ているのに気が付き、シーツを捲ろうと手が伸びる。
「止めろ」
 シドが声を荒げる。
「ご理解下さい。今は緊急事態です」
「お前ら、故郷での休暇中に部屋に居る相手なんて、決まってるだろ?気を使えよ」
「ですが…」
「彼女は人類で元軍人なんだぞ。事を大きくしたいのか?」
「……」
 親衛隊は答えられない。
「わかりました。キャプテン」
 と言って、出て行った。
「もういいよ」
「シド…。大丈夫?」
「ああ、多分。もうすぐ、もっと騒がしくなる。彼らはそっちに狩りだされる」
「え?」
 暫くすると、シドの言葉通りに、町中が騒がしくなった。
 親衛隊も移動をして行った。
「始まった」
「シド。何が…?」
「今だ。行こう」
 二人は走って、車に乗り込んだ。
 車はまっすぐにメサイアの空港へと向かった。
 空港から、上空の宇宙港へと上がるエレベーターの中で、何かを探す親衛隊のシグナルを見た。
「さっきのは、ジョミーが動き出したんだ」
「まさか、あの部屋から出れたの?」
「ああ、セイレンが来たからな」
「…ね、シド。僕たちも何か出来ないの?逃げる気なんでしょ?」
「行く事になると思うけど、まだわからない」
 エレベーターは宇宙港に着いた。
 宇宙港の警備は手薄になっていると思っていたシドだったが、ここの人員の移動はなかったようで、銃を持った警備員が見えた。
 シドとジョミーは彼らから隠れ移動した。
 そして、あるデッキまでやって来る。そこは星の空港が出来るまで使われていた。会議室だった。
「ここは…」
 今は使われていない部屋。ロックが開く。
「ひとまずここに居て」
 そう言ってシドが出て行こうとする。
「待って、シド。行かないで、話があるんだ。こんな事を聞いていいかわからないんだけど…でも…教えて欲しい…」
「ジョミー?どうしたの?そんなにショックだったんだ。ジョミーは君を子どもだと言ったんだよね?それは君にとって良い事では無かったの?」
「嬉しかったけど…」
「?」
「想像していたのと違うんだ」





  続く






※踏ん切りがついていないぐだぐだな二人、で、腐な展開になると思います。多分、、。