また日曜が終わる。
今日は「ショローの女」/伊藤比呂美さん著 を読んだ。あと残り1割を残すのみである。
伊藤比呂美さんの本は、9年前「とげ抜き新巣鴨地蔵縁起」と言う本を読んだのが最初であった。それはたぶんエッセーという分野に属すると思われるが、自分の内情を吐露し吐露しまくったという意味では叫びのこもった小説に近いエッセーで、私はこの本を読んで、グッとハートをわしづかみにされた。
巻末の肩書きを見ると、伊藤比呂美さんは詩人とのことで、その文章のトントントンと織り成すリズムがまた良い。「良い」というのは、簡素なとか、シンプルな、というのとはまた違う。何やらそこにも「女である」という念がこもっているような響きがある。
伊藤比呂美さんの最新のエッセーによると、犬1匹と同居し、鉢植えは何十個もあり、それだけでも私からすれば、もう十分手一杯のように感じるが、更に早稲田の授業を引き受けていて、毎週そのために熊本から東京に来ている。
後半はコロナが流行りだし授業がオンラインになった。すると今度はネコを2匹飼い始めたと書いてある。
何て濃い人生なのだろう。
私は今、息子の分の弁当や食事を作るのも(正直に書くと)面倒くさいのに。犬にネコに鉢植え。。。そして早稲田の授業や、執筆もあるのだ。どうやって時間を切り分けしているのだろう。
確かその前の本では、お父様の看病のため年中アメリカから熊本に年中帰ってきたりしていたはず。
「ショローの女」を午前中読み、ブログを書こうとしたが、何となくまとまらなかったので中断し、午後は料理を作ることにした。
・煮卵
・ハンバーグ(kekeの夕飯とお弁当用)
・ナスのカレー(自分用)
・ミートソース用の具材炒めただけ
・ポテトサラダ
・ホーレンソウのオイスターソース・豆板醤和え
・味噌汁
この中の「ナスのカレー」と言うのは、ほとんどスープに近い薄いカレーである。ちなみに昨日も全く同じ材料で全く同じ「ナスのカレー」を煮て食べた。どうして薄いスープのようなカレーなのかと言うと、濃い目のトロトロしたカレーにすると、後で鍋を洗うのが面倒だからである。(薄いカレースープだと手でこするだけで簡単に落ちる)
(ルーを少なめに入れるので、1/3ぐらいは辛口ルーを混ぜるのがコツ)
味よりも、ラクチンを優先するという。。。そう言えば「ショローの女」でも、伊藤比呂美さんが同じ煮物(鍋物?)を毎日食べているというくだりがあった。今までさんざ料理を作ってきて50代で自分ひとりのために作るとなると、そうなるよね・・・たぶん私も1人になったら毎日カレーばかり食べていると思う。
確かに自分用の調理をすると3・4食くらいに分ける量になりますね。
それでも作らずにいると出来なくなる方が怖いので冷凍保存してます。
食べ飽きる?
いやいや 何種類かあるので組み合わせてます。
ソロキャンプ 車内泊するなら行ってみたいかも?
簡易テントはあるけれど不用心だから(笑)
そんな文句のつけようがない老人ではないですよ。^^
今晩もカレーで3日連続です。(^_^;)でも気にならず・・・私もお弁当のお惣菜を何種類か作って組み合わせたりしています。息子と好みが違うので、自分の分は作り置き中心です。
そうそう、アニメでは女の子がソロでキャンプをしているけど、現実的には怖いですよね。あえて男性の靴を置いたりして工夫する人もいるとか?
私は生活力がないので、何かアクシデントが起こるとパニックになりそう・・・憧れますけどね。^^
半年も前のblogにコメントするのは気が引けますが、
私のblogを訪ねて下さって、
ご縁を感じて訪問させていただきました。
伊藤比呂美さんの作品を読んでいらつしやるのですね。
私は随筆は読んでいませんが、彼女の生き方がカッコ良くて、
ステキな人だと思っています。
毎週金曜日の夜、NHKラジオ第一で高橋源一郎の飛ぶ教室というのがあって、
そこに伊藤比呂美さんがゲストとして比呂美庵に
出演しているのを楽しみにしています。
毎週ではなく不定期ですが、
比呂美さんの声が直接聞けて、心待ちにしています。
早稲田の生徒さんの話も出てきましたよ。
なかなかあんな生き方はできないけど、
気づかせてくれることが多いんですよね。
長くなってしまいました。
比呂美さんのことを書かれていたので、
つい、コメント、書かせていただきました。
こちらこそ初めまして。
そうそう、伊藤比呂美さんのエッセイが好きで、図書館で何度か借りて読みました。
最初に読んだ本が10年前ぐらいになるようですね。伊藤比呂美さんはもともとは詩を勉強された方だったかと思います。たしか中原中也さんがお好きだったのでは。。。
私は中原中也さんの詩を読んだことがないけれど、繊細な方というイメージがあります。よく太宰治と中原中也が好きという方がいるぐらいですから。
伊藤比呂美さんのエッセイも、そのような下地があるためだと思いますが、テンポがすごく良くて、おもわず通して読んでしまうんですね。私は借りてもつまらない本はその後読まないで返すことが多々ありますが、伊藤比呂美さんの本は読みますね。こんなことを思っては失礼なのでしょうが、何か他人に思えないような何かを感じるんですよね。(^_^;)
それだけ親近感があるというか、自分のことのように感じてしまう内容が多いです。
還暦過ぎてから早稲田で講義していた話もすごいですよね。しかも熊本からでしたっけ?うんうん、なかなかできることではありませんね。
パワフルです。そしていつも一生懸命で。。。そう言えば最近は読んでいませんでした。また時間がある時ゆっくり読みたいですね。^^ラジオも時々されているとは知りませんでした。
なかなかラジオを聞く機会がないけれど、ちょっと頭の片隅にいれておきます。何かの機会があったらかけてみたいです。