きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

どんな仕事でも

2012-12-04 | 友人
G子から電話がきた。

「T男の携帯とつながらなくなった」と言う。
「何がケンカの原因なの?」と問うっても分からず、T男が「今日は飲みに行こう」と言うのを「お酒じゃなくてお茶がいい」と言ってケンカになったのだと言う。

G子は先週は疲れて飲める体調じゃなかったんだ、と言い、クビを宣告されたんで労基署とか弁護士に連日で相談に行ってたんだ、と言う。
それを盾に社長に詰め寄ったら、最終的には社長が折れてクビも解除され、残業が多いことも社内で怒鳴りつける人も改善されることになったのだ、と言う。

私は「法律を盾に社長に詰め寄った」と言う時点でビビッてしまい、「よくそんな事ができたね」と言うと「M君も同じ事を言ったけど」とG子は言い、「あの人には何回言っても分からないの、sakeちゃんなら分かると思うけど」と言い、「経営者と労働者は同等の権利があるのよ」と言う。

「いや、そうじゃなくて、そう言うことをしたらますます居辛くなるような事になるんじゃないかと思って、なかなかできないなぁって思ったんだよ」と言うと、「だってクビだよ?仕事探すの、どれだけ大変だと思う?何年も働いているsakeちゃんと違って退職金も無いに等しいのよ。」と言う。

そんなに大切な仕事なら、もうちょっと感謝をして働こう、だって最近のG子は「いつ潰れるか分からない」「賃金カットの噂がある」「こんなに夜遅くまで働かされて」と言う愚痴しかないんだもの、と言いたかったけど、言えなかった。言ってもその後お互いに不愉快な思いをするだろうから。

いざクビを宣告されると、そんな職場でも辞めたくなくなるのかもしれない。
私は「離婚」を思い出した。
普段、あーあと思うような旦那でも、いざ浮気されたり「離婚」宣告されたりすると、「離婚なんてするものか」と思ってしまう、その心情を充分に思い出すことができたから。

それにしても、うちの社長が私をクビにしようとして、それに対して私が労基署とか何とかテラスに駆け込んだら、どういう顛末になるだろう。想像するだけでも末恐ろしく、百歩譲って会社に復活できたとしても給料が極端に少なくなるだろう。うちはそう言う所だ。

それを思えば、G子の社長さんはどんなに温和な人なのだろう。
社員の訴えを最終的に受け入れてくれたのだから。


そして、私もいつかクビを宣告される日が来るかもしれない。
私の場合はそうなったら受け入れるしかない。
それに足掻くことは周りの目から見ても脅威で、ドンビキの一言の環境下である。
その事を想像しない日はないが、今はkekeも稼いでくれている。
どんなバイトでもいいから見つけて、二人で肩寄せあって生きて行こう。
(kekeは肩寄せてまでして、生きて行きたくないと言うかもしれないが。)

それを思うと、年取ってなお掃除の仕事をしているオバサン、自転車の整理をしているオジサン、携帯や車関係の営業の電話、みんな必死で稼いでいるのだ。
私もやがてはその仲間入りをするのだろう。
それでも頑張れ私。
もはや、めげることはない。
生きていく、それだけで充分な価値があると自分に自分は伝えよう。

それを肝に銘じて、だから誰をもぞんざいには思わないようにしよう。
それ以上踏み込まれるのが怖くて、電話は最初で断わってしまうけど。


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