きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

正義のスタンダード

2019-01-23 | 巷の話題
今日のニュースは「国際ロマンス詐欺」。

40代50代の女性のSNSに、米軍の戦士から連絡があり、アイラブユーだ好きだ好きだといわれ、金塊を日本に送るための手数料を払ってくれと言われて、数百万振り込まされてしまう新手の詐欺があるらしい。

こうしてニュースを聞くだけで「まさかそんなのに引っかかるまい」と思うのだが、そう思う人ほど騙されやすいと巷では囁かれているので注意しよう。

いやぁ、でも絶対に考えられない。
そもそも外人が、日本人のSNSを見て好きだ好きだ言う辺りからして怪しい。
外人、米軍の外人ということで、「向こうの人はそういうアタックをするのかしら」と思ってしまうと言う。


そう言えば、私も20代の頃は、その手の詐欺に何度も遭いそうになった。

ある時は、急に声を掛けられ「同じクラスだった」フリをして近づいてきて、「あそこのビル(の中の怪しい地下)で話そう」と言われたが、たまたま友人との待ち合わせをしていたので、失礼したことがあった。
(今思い出すと、クラスメートの誰だかはっきり名乗らない詐欺師だったが、もしもヒマだったら一緒にビルに入ってしまったかも。。。)

またある時は「アンケートです」みたいなことを言われ、またしても見知らぬビルに入るように言われ、顔の半分を化粧され、「この(高級化粧品のようなもの)契約をしろ」と言われたが、私は何よりお金が大事だったので、「お金がありません」「払えません」「お金がないんです」とずっと繰り返していると、やがてその女は上司に「もうこの人帰してもいいですか」と許可をもらい、帰してもらったことがある。

「顔半分しか化粧してませんよ?」
「かまいません。」←オシャレな女だったらここで契約をしてしまうのだろうか。
そして顔半分べっとり塗られたまま、ピカソの顔で家に帰った。。。
(これも今から思えば、詐欺だったのではなかろうか。)

ああいうのが、だんだん進化して、国際ロマンス詐欺にまで発展したのだろうか。
生きていくためには、少々悪いことをしても・・・と思うけど・・・私は50数年、普通の仕事があって良かったなぁ・・・。
詐欺までして、生きていかずに済んだのも幸せだったのかも。


しかし、そう言う風に思えるのは日本に生まれて日本で育ってからかもしれない。
世界的には、悪いことをして騙すより、騙される方が悪いとみなされるのではないか。

それを思うのは、K国のレーダー何とか事件である。
こっちから見れば「そこまで嘘をついても謝りたくないのか」と呆れてしまうが、あそこまで徹底的に嘘をつくと、どっちが本当なのか世界的には分からない。

今まで「正しいことをすれば世界のみんなが味方になってくれるはず」と思っていたが、世界の正義は「自国の利益のためなら嘘も方便」=これが世界のスタンダードなのではなかろうか。
自分が生き抜くためなら、嘘をつこうがパクろうが、誰を騙そうが、やったもん勝ちなのではなかろうか。

世界の人達は、どっちが正しいかなんて関係なくて、どっちの味方をすれば自分が得か、しかない。それがきっとスタンダードの正義なんだよ。

それに気づかず、ペコペコ謝って、面倒くさいことにはフタをしてナアナアにきた結果が、南京であり、慰安婦なのではなかろうか。

誰かが言っていたけど、世界のスタンダードな考え方は「黙っていれば分かる」ではなく「正しいのならそれを主張すること」。レーダー何たら事件も、自分が正しいのならそれをアピールして分かってもらえるように弁論しなければいけないのだとか。


正しいことを黙々とやっているのが「美」みたいなのは、日本国内でしか通用しないのではなかろうか。やれやれ・・・。