きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

1年○組のビンタ

2005-07-30 | 日記

時々スーパーで中学1年の時のクラスメートのI君に会う。
時間帯が似通っているのか、たびたび会うので、思い切って声をかけてみたのが半年前だったのかな?

「えっと・・・sakeさんの下の名前は。。。」
「(下の名前の一文字)・・・・」
「そうだ!○○○ちゃんだ!」とI君は喜んでくれた。

そして、それから会う度に少しづつ話をするようになり、I君はパソコン関係の仕事をしているらしい。
「いいなぁ~パソコン得意で。私はよく判ってないから、今いじったらもう動かなくなっちゃうと思って、何もできないのよ。」
と言ったら、メアドを教えてくれた。

それから実は2ヶ月くらい経ってしまったのだが、暑中お見舞いもかねてメールを送ってみた。

中学1年○組かぁ・・・

あのクラスはよく覚えているクラスだ。どこのクラスでも先生の言う事をきかなくて、フザケタ事をする男子が1人は居るものだが、あのクラスはそう言う男子が3人居て、率先してフザケテいた。例えば、音楽の時間では先生が「もっと大きな声で歌いましょう」と言うと、ものすごいどなり声で歌い始め、3軒先まで聞こえそうな声で歌うのである。
図形の時間は、オバアチャン先生であまり怒らなかったので、誰も授業を聞いていなかった。歩き回っていた人も居たかもしれないうるささで、クラス内はぐじゃぐじゃだった(ような印象がある、正確には違うかもしれないが)。あ、考えてみれば、当時言葉が無かっただけで、あれは『学級崩壊』と呼べるかもしれない。

そして、また担任の女の先生が迫力がある先生だった。
その先生は新卒の若い小柄な先生だったのだが、その1年○組に見合うくらいエネルギッシュだった。

今でもキョウレツに覚えているのが、誰かが何かやらかして、その担任の先生が「誰がやったのか名乗り出なさい!」と言ったのだが、誰も名乗り出なかった。ので、先生が怒って、男子全員を教室の後ろに並ばせたのである。
それで、男子全員一人一人にビンタをしていったのである。もちろん、あのいつも率先してフザケテいた3人の男子もこの時は黙って先生のビンタを受けていた。

あの光景は、今でも目に焼き付いて離れない・・。
一体、あれの事の発端はなんだったっけ・・・?


しかし、ひょんな事からあの事件の真相が判った。
それはI君から来た返事のメールだった。

「sakeちゃん、あの事(上記のビンタ事件)覚えてる?あれ、実はボクとTが同じ班のUの雑巾を知らないで、汚いからって捨てちゃったんだよ。」
その後で「(どうしても名乗れなくて)みんなごめんよ~(T_T)」と書いてあった。

そうだ、思い出した・・・U君の雑巾がなくなって、それが教室のゴミ箱から発見されて、先生が「捨てたのは誰だ!」と怒り出したのだった・・・・。
それで、「誰も名乗り出ないのか!」となって、男子が並ばされて・・・・。

27年後の今になって、こんな風に判明するとは。
でも、I君が気にするほど、もう誰も気にしてないと思うなぁ。だってあのクラスの人達だもの。今ではもう笑い話だよ。

それにしても、今の中学では絶対あり得ない光景だよなぁ、あれは。