Saitolab 「なにもせんほうがええ」

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地球ゴマ

2015年02月14日 | 修理・工作・技術
ネットのニュースで地球ゴマの製造が終わることを知る。先日の「カルミン」もそうであったがいつでも買えると油断している身近なものがどんどん消滅していく危機感にも似た焦りを覚える。そこで撮影散策がてら京急、日ノ出町から黄金町までを歩いて駄菓子問屋を訪ねた。しかし問屋さんに見せてもらった通達FAXには出荷終了の案内。店の在庫を探してもらうも既に完売。仕方なくネット通販で見つけて「特大」を注文。出来れば自分の足で見つけたかった。実は「地球ゴマ」は今まで手にしたことがなく、これが人生最初にして最後の品となる。嫁に届いた地球ゴマを見せると普通の独楽よろしく糸端を持ち放り投げようとした。恐ろしや。上手く廻すコツとしては軸に綺麗に硬くタコ糸を巻いていくこと。両軸受けに軽く注油すれば回転抵抗も抑えられる。タコ糸端も蝋で固めてあるがすぐに解れる。できれば瞬接で固めるのがいいのかも知れない。ジャイロネタでは15年前にフリー回転する土台に載せたバイク型筐体で特許(特許出願平9-37425)を出願したことがある。筐体内部で大型ジャイロを回転させバイクをバンクさせればジャイロは立ち上がろうとして筐体を左右に回転させる力を生む。しかしこの原理自体は既に一般的なものなので、筐体を円筒形スクリーンの中央に設置し、筐体搭載のプロジェクター投影画像を筐体回転に連動させ左右スクロールすることをして特許としたのだった。このときも地球ゴマを買おうとしていたがついぞ買いそびれていたのだった。
地球ゴマ
タイガー商会

追記

購入した個体は上下の軸受けにかなりの隙間が確認された。この開きが大きいと独楽の軸が微妙にブレる。回転抵抗が生まれる直前まで軸を締め込んでいけば軸もブレずに滑らかな安定回転となる。1/100ミリ単位の調整。綱渡り用の切れ込み側がマイナスドライバーで調整できるので徐々に調整していく。軸受けのネジ部分にも適量注油すれば調整はスムーズに行える。また、購入したままで回転させると高音な金属擦過音が鳴った。これでは完全なオイル切れ。長期在庫の製品も多いと思うので各部の曇りは磨いて注油する。こういうチューニング作業もまた楽し。老婆心ながらジャイロ効果をより楽しむには独楽の回転質量は大きいに越したことはない。どうせなら少しでも大きな地球ゴマで楽しまれることをお勧めいたします。

回転時間
ハンドスピナー
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