小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

ツバメが巣立った時に

2012年03月11日 16時03分23秒 | 日記
2008年8月1日(金)(0歳4か月)


 今日はPLの花火の日。

 PL教団の教祖さんの誕生日を祝う行事として。PL教団がドカン
ドカンと花火を打ち上げる。関西を代表する花火大会の1つだ。

 うちの家の前からは花火がよく見えるのでご近所さんたちがわんさ
わんさとうちの前ら辺に集まっていた。

 春奈はまだ花火なんぞ興味はないだろう、と思っていたら、けっ
こう花火を見ている。光がパッパッとまたたくのが目を引くみたい
だ。

 ご近所さんは意外に思うほど赤ちゃんづれが多かった。
 この近所にこれほどの春奈の同年代がいようとは思わなかった。

 見ていると、春奈よりも後に生まれた赤ちゃんたちは花火には無
関心だ。

 春奈にしてみても、光がまたたくのが目を引くだけで、まだ美し
いとかいった感情はないと思う。

 来年のPLの花火大会の時は花火観賞しているんだろうな。


2008年8月2日(土)(0歳4か月)


 よそのお母さんに抱っこされて、春奈がささやくような音程で、

 「うわあ、うわあ」

と、言った。

 僕の知る限りでは、人に抱っこされている時に、今回よような音程
で喋るのは初めて聞く。

 音声の強弱はどういう時に決まるのだろう?気持ちで高くなったり
低くなったりするのか?

 それとも抱っこしてくれる相手によって変わるのか?わからん。


 話は変わるけど。

 言葉が聞こえてくる環境の中で生まれ育った赤ん坊は、誰でもが、
勉強などしなくたって自然に言葉が話せるようになる。
 そのことをヒッポ・ファミリー・クラブでは「言葉の自然習得」と
いう。

 これは大人でも、いろんな国の言葉が飛び交う環境にいれば、誰で
も自然に言葉が話せるようになる、ということでもある。

 なぜなら、人間には言葉を話せる能力が生まれつきあるからだ。

 鳥には生まれつき空を飛ぶ能力があり、魚には生まれつき泳ぐ能力
がある。それと同じことなのだ。

 今日、その自然の能力を改めて実感するできごとがあった。


 庭先のつばめが巣立った、と、みんたが言ってきた。

 ヒナが飛び立った後の巣を見に行ってみると、まだ一羽だけ巣に残って
いる。
 ヒナは3羽いたから2羽はもう飛び立っていったことになる。

 見ていると、最後の1羽は恐る恐る巣から頭を出して地面の方を見て
いたけど、やがて勇気を振り絞って巣から飛び出した。

 一瞬、つばめの体が落下する。でも、すぐに、すいー、と羽で風を
切って空へと飛んでいった。

 鳥には、初めは「落ちるかも・・・」という不安があるのだなあ、と
感心した。でも一歩踏み出すことで空を飛べることを知るのだな。

自然の中で生まれ育ったツバメは、地面に落ちることはないのだから。

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