2013年9月22日(土)(5歳5か月)
さすがに中学生になった今はもうしないけど、りえは過去に何度か
食べ過ぎでリバースしてしまったことがある。
加減を知らんのかっ、と言いたいけど、おいしいものの前には自分を
セーブできなかったのだろう。
そこで、
「もし、今度リバースしたら強制的におまえのヒッポネームをゲロッピに
変えるからな」
と、脅かしたことがある。
さてさて。
今日の土曜日のファミリーにみんたとゆうきが欠席のため、僕とりえと
春奈の3人で向かう。
その途中の車の中で、春奈がりえに本を読んで、とねだった。
りえが、
「ごめんな、はる。車の中で本読んだら車酔いしてしまいそうやから。
お姉ちゃん、ゲロ吐いたらおとうさんからゲロッピってヒッポネームに
替えられてしまうねん」
と、りえが返したところ、
「なんでゲロッピ?」
そこで僕が、
「さすがに『ゲロ吐き』とか『ゲロ娘』とかはかわいそうやろ?ゲロッピなら
まだかわいいかな、と」
と、答えると、春奈、不思議そうな顔をして、
「ゲロリエでええんちゃうん?」
これには、りえも、
「はる、ひどいわ~」
と、言っていたけど、たしかに容赦ない。
こいつドライモンスターだ。
それにしてもだ。
この世界に存在するものにはすべて名前がある。
これは初めから名前が存在していたわけではなく、すべて人間が付けた
ものだ。
つまり、人間は名前を作りだす生物だということである。
あだ名を付ける行為などもまさにそれだ。
ただ、ネーミングセンスなんて言葉があるように、思いつく名前は人それ
ぞれの感覚や価値観、あるいはものの考え方がモロにでるものだ。
しかし、春奈の場合は・・・。