銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

新橋 牛かつおか田にて「牛ロースランチかつ」をいただきます

2007-07-02 18:50:40 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

前々から行きたかったお店が新橋にあった。

新橋駅前ビルが大人のディズニーランドならば
SL広場のまん前に鎮座する新橋ビルは
大人のユニバーサルスタジオとでも呼べばよいのだろうか?
はたまた新橋の花やしきなんて言い方も
しっくりとくるのだろう。

とにもかくにも新橋ビルに行ってきた。



ご存知の通り新橋ビルの地下1階には
お父さんが大喜びしそうな飲食店が
まるで迷路を織り成すように犇めき合っている。

私はこの場所に来ると何故か
ポートピア連続殺人事件の最後の最後の地下迷路が
フラッシュバックしてしまう。



地下迷路の端っこに
洋食屋のような佇まいで
目当てのお店が出迎えてくれた。

私が食べてみたかったのは牛ロースソースかつ丼¥1,100。
生憎売り切れてしまったということなので
牛ロースランチかつ¥1,200を
注文させていただいた。



入り口の「30秒で揚がります。お待たせしません」
という言葉の意味が全く理解できなかったのだが、
30秒とは行かないまでも僅か1分で
今日の獲物がやってきてしまった・・・

何故?



牛ロースかつにライス、味噌汁で一揃えなのだが、
それにしても早すぎる。

牛かつには山葵が添えられているのだが
旨い旨いを連呼するテレビ番組に
騙されてしまったのだろうか?



特製ソースか山葵醤油で
お召し上がりくださいとのことなので
とりあえずは見た感じは普通のロースかつに
お箸を伸ばさせていただく・・・



ふぉっ!そうだった。

牛ロースの断面から現れた
見慣れない光景で思い出した。

このお店の牛かつは激レア、
30秒程の揚げ時間で提供する
生肉仕様の牛かつだったのだ。



なんて愛くるしい表情をしているのだ。この牛かつは。

霜降り感が堪らなく食欲をそそり
後先考えずに口の中に放り込んだ・・・

旨い。旨すぎる。

衣の芳ばしさと肉の旨みだけで
十分に美味しくいただける。

噛めば噛むほど滲み出てくるのだ。



山葵を載せて醤油に
ちょこんと漬けて食べてみる。

駄目だ。醤油が牛肉の旨みを下賎にしてしまう。
せっかくの肉がまるっきり台無しだ。

続けざまに特製ソースに漬けて食べてみると・・・

こちらのソース。
解読できなかったが
ソースが牛の邪魔をし過ぎず
まずまずの食べ方だ。



衣の味と山葵をちょこっと載せるくらいが
私は一番肉が旨く感じられたので、
以後はタレの方は遠慮させていただいた。

私の大好きな焼肉屋。

水道橋の京城のロース肉は
特製のタレが肉を甘~くたべさせてくれるが
こちらのロース肉は肉本来の味を
大人びて喰わせてくれる。



あっという間に一杯目のご飯を平らげて
おかわりを大盛りでいただくことに。

こちらのお店ごはんは一杯おかわり可なので
大食漢は一杯目は普通に。
二杯目は大盛りでお願いするのがスマートだろう。

米の粒が立った美味しいごはんで、
お味噌汁の方はまずまずの出来だった。



それにしても
2年前から行こう行こうと思いながら
伸び伸びになっていたこのお店。

もっと早く行っておけば良かった。

この値段でこの肉質ならば
間違いなくお値打ちな品なのだ。

美味しいごはんをご馳走様でした。

牛かつ おか田
港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル地下1F
TEL03-3575-0440
11:30~14:00
18:00~20:30
土・日・祝日定休

牛ロースランチかつ ¥1,200

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★★☆

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見えない壁をぶちやぶれ! (mymyzu)
2007-07-03 09:48:22
あやややや!
牛かつ「おか田」ですか。。。

朝から目の毒だ!

いつも行こう行こうと思いながらも
見えざる神の手ではなく
銀座と新橋の狭間に存在する見えざる壁に阻まれて
行くことができない土地ですな。

このお店の名前は聞くたびに
「よし、今度行こう!」とは思ってるのですよ。
旨そう!!!


ところで「おか田」と名前のつくりの似ている
銀座の讃岐うどんの名店「さか田」ですが
3年ほど前に初代のご店主が忙しいことが嫌いで
お店をひとに譲ったのはご存知でしたか?

そのご店主。引退したと聞いていたのが
鎌倉の民家を買い取ってそこで質実剛健な
讃岐うどんのお店を去年の9月頃から開いております。
つい先日、ひさしぶりに大将の顔を見に食べに行ってきましたが
相変わらず、いいうどんを手打ちで打っておられましたよ。
夜はうどんのコースがあるので湘南の地蛸やらなんやら
食べさせていただきました。。。
返信する
激レア (ポケット)
2007-07-03 12:13:11
激レア度にビックリしました。
ほとんど火が入っていないように見えます。
きっとお肉が良いのでしょうね~
ワサビっていうのも面白いなと思いました。
返信する
幸せでした。 (甚平)
2007-07-03 13:04:12
mymyzuさん

こんにちは。甚平。

今まで行かなかったことを後悔したほど
至福の時間を過ごすことができました。

帰宅すると案の定、嫁は仁王立ち・・・

さか田は他人の手に渡ってからのものしか
存じ上げませんでした。

そんな名人の手打ち饂飩ならば
鎌倉くんだりまで繰り出すのも
無駄な時間ではありませんね。
返信する
どこの牛なのだろうか? (甚平)
2007-07-03 13:07:59
ポケットさん

こんにちは。甚平です。

間違いなく国産牛でしょうが
せっかくなのでどこの牛か
聞いてくれば良かったと後悔しております。

このお店は胸を張ってお薦めできるお店ですので
東京にいらっしゃる際には是非お試しを。
返信する
さか田のうどんは美味しい (mymyzu)
2007-07-03 15:06:04
甚平さん、こんにちは。
「さか田」のうどんは生醤油、ぶっかけ等
冷やし系ならば今でもかなりのレベルだとは思いますが
先代の頃はもひとつ頭抜けていた感じです。

出汁は銀座時代は泣く泣くイリコを抑え目にしたらしいですが
鎌倉の方は割りとイリコが利いております。
うどんも銀座の頃よりは太めに作ってるとご店主が
仰っていました。。。

面白いことに妖怪好きなご店主なので店のあちこちに
妖怪の絵や花札シリーズ、トイレには水木しげる画伯
直筆の鬼太郎の絵が掲げられています。

お店の名はご店主の下の名前でうどん三昧「とく彦」です。
返信する
自分のやりたい型で勝負! (甚平)
2007-07-03 19:29:27
mymyzuさん

こんばんは。甚平です。

最大公約数をとって
自分の味を我慢するくらいならば
田舎で気ままに自分の技を・・・

いいですねぇ。

鎌倉へは小学校の遠足で行ったっきり。
久しぶりに行きたくなってしまいました。

妖怪好きとは珍しや。
私も幼き頃に散々読みふけったものでした。

鎌倉のとく彦。
しっかりと手帳につけさせていただきました。
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