お花見

東京の桜は盛りを過ぎた感じですけど、今日は美術館の桜を観に行ってきました。
いつもの山種美術館。毎年恒例「桜」の展覧会。
桜にちなんだ日本画が一堂に展示されるとあって、夕方近くに行ったのに、すごい人（苦笑）。
でもやっぱり私のお目当ては、奥村土牛の「吉野」。
奥村土牛で桜というと、よく教科書などにも載っている「醍醐」が有名ですけど（実際今日は会場入口一番最初に飾ってあった）、私にとっては「吉野」が特別。
周りに展示されているほかの桜の日本画とは、一枚だけ何かしら違う世界観の作品に見える。「桜」だけではなく、吉野の山の神気そのものが描かれてる感じがするからかな。
その神気も、威圧感とか荘重さではなくて、しんとした静けさの中の物哀しさみたいなもので、澄んで清らかだけど、決して冷たくはない、むしろ優しいあたたかみがあるんですよね。
「吉野」がなければ、私はこんなに日本画にはハマらなかった。
毎年、この作品が展示されるたびに、しげしげと眺めに行ってます。

もちろん、そのほかの「桜」の日本画も、つらつらと観てきました。ほぼ毎年の企画だけに（昨年はやらなかったけど）、観たことある作品が大半でしたが、石田武の桜で、同じ構図の絵が２枚並んで展示してたのは面白かった。なぜ２枚あるのか、特に解説が書いてなかったのは残念。

ひと通り観終わって、美術館のカフェでいつものように休憩タイム。
今日は土牛の「醍醐」にちなんだ和菓子と、桜緑茶をいただいてきました。



美術館のあとは、ふらふらとドレス見物に（笑）。
恵比寿のアトレをうろついて、そのあと銀座へ出て、昨日うろついて回りきれなかったところへ足を伸ばし。
でも、やっぱり実際のドレスを見ると、お値段が上がれば良いドレスがあるというのも歴然（苦笑）。安いドレスは、やっぱり生地や色目が全然違う。
案外そこそこのパーティードレスなら、ちょっとお洒落なブティックでワンピースを買うのと大差ない値段だということもわかりました。
ブライダルでレンタルするのと、大差ない値段だということも。
ただし、レンタルだと保管やクリーニングの手間はないし、セットプランで小物やヘアメイクまで付いてるところもある。
自分でドレスを買うとなると、そういった小物やメイク関連も、自力で用意もしくは手配しなきゃならないので、結果的には高くつくんですけどね。
・・・ま、あとは自分で気に入ったものが、レンタルであるのか、買うほうがあるのか、買ったとすればそのあとの使い回しが可能かどうか等々、考えつつぶらぶら見て回ろうと思ってます。
・・・ついつい、使い回すなら、お茶会で着れるかな？ディナーショーに着て行けるかな？と思ってしまうのが、ヅカファン根性かなぁと思ってしまうんですけど（爆）。
昨日寄ったブライダルドレスのお店で、結構素敵なデザインがあって見ていたら、店員さんに今週のお客様感謝デーなら割引があります！とやたらセールスされたけど、そんなすぐ決められないって（苦笑）。
割引だからと慌てて決めるより、割引がなくても納得してゆっくり選んだほうがよかろうと、また来週末にでもうろつこうかと思ってます。

あ～そうそう、今日のオリックス戦はＢＳ朝日で中継があり、半分だけ見て出掛けました。一応大きくリードしてたし、後藤選手のホームランもリアルタイムで見たし、逆転されるなよ～と思いつつ美術館へ行きましたが、無事に勝ってホッ。
でも、私が出掛けたあとは追加点が入ってない・・・。ま、得点するとこはちゃんと見たんだから、よかったよかった（と思っておこう）。