趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

彩輝トート

2016-12-15 23:00:02 | 観劇


「エリザベートガラコン」、観てきました。
何年ぶりかの彩輝トート。
前回のガラコンでは、演じるサエコさんからも緊張が伝わりましたし、観る私たちも手に汗握るような心持ちで観ていましたが、今回はまるでそういう感じはなく。
サエコさんにも余裕がありましたし、観てる側も安心して観てました。
周りのメンバーも馴染みの人が多くて、サエコさんが演じやすい環境もあったでしょうが、何よりサエコさんが、女優として経験を積み、大きさを身につけ、男役として力むことなく自然に役としてのトートに向き合っておられるのがわかりましたね。
現役時代そのままの、手指先の魅せ方、流れるマントさばき、長髪のふわりとした翻り、音のない特徴的な歩き方、濃密な彩輝トートの世界の再現と、そこに自然に加わった、今のサエコさんの役者としての芝居感が、男役だとか女優だとか関係なく、より存在感と大きさを魅せていて、とても満足感に溢れた観劇でした。
プロローグの閣下のマント以外は、すべて当時のままのサエコさんのお衣装(マントだけ、みりお君のものを借りたらしい/苦笑)。
改めて、サエコさんのためのお衣装なんだなぁと、フィット感といいその似合いっぷりといい、綺麗で懐かしかったです。

お相手のシシィは、まさお君。
どーなるかと思ってましたが(爆)、天真爛漫で愛らしい、しかもゾフィに虐められてもヘコタレない、強いシシィでしたね(笑)。
いつものまさお節はナリを潜めて、綺麗なソプラノで歌いきってました。

カーテンコールで、サエコさんから、「今日は月組バージョンなので、元月組トップの龍ちゃん」と紹介されたまさお君。「私(彩輝)がトートのとき、黒天使ちゃんだったんですよね〜」と話をふられて、突然まさお君が涙ぐんでしまうというハプニング?がありました。
楽屋でも、気がつけばサエコさんのそばにまさお君がくっついてきてたそうで。
そんなに懐いてたのか?とびっくり&可愛かったです(笑)。

ガイチさんのフランツ、わたるさんのルキーニはさすが。
わたるさんって、年を重ねるごとにますますカッコよくなっていくのですが…今は女優さんのはずですよね?(大笑)
ハマコさんのゾフィ、すずみんのルドルフ、ねったんさんのエルマー…。
濃いメンバーばかりですよね。この濃さがあればこその、濃密なエリザベートの世界。
立さん、ソルーナさんもいらっしゃり、安心感がやはり違う。
サエコさんトートに、子ルドルフのぐんちゃんはもちろんですが、コロちゃんがヘレネで、まさお君シシィと姉妹とか、美穂さんがマダム・ヴォルフで、わたるさんのルキーニとキスありとか、同期同士の共演もあり。
本当に豪華で濃い「エリザベート」でした。
コメント
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