趣味の日記

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花組感想

2015-06-10 23:59:19 | 観劇
先日観てきた、花組さんの感想です。
お芝居は、石田先生演出。脚本が、外部の大石静さんということで、どんな風になるのかと思ってました。
・・・外から観た宝塚って、こういうイメージなんだろうな、と。
男同士の友情と、三角関係と、二人から想われるヒロイン。
ありがちといえばありがちで、古典的な宝塚らしいといえばらしい。・・・それが、妙にあっさりと、さらっとハッピーエンドで終わり、あ~それでいいんだ・・・?と思ってしまったのは、石田先生の軽め演出のせいなのか、ずっと濃いものを見過ぎたせいなのか(爆)。
こういう作品は、いかに濃く魅せるか、というところだと思うのですけど、主題歌も妙に現代的であっさりしてましたし、時代背景や独立運動という重厚なテーマのわりには、さらっと終わってしまったので、んん~何か物足りない(苦笑)。
それにしても、フランス革命ものが続きますね・・・。

みりお君のカルロ。
ノーブルで頭もよく、坊っちゃんぽいおっとり感と、友への思いと恋した女の子へのあたたかさ。いかにもみりお君らしい、物語の主人公。
でも、革命への客観的な関わり方、的確な判断力、用意周到さ、そういった一面をリアルにさらっと演じているのが、それこそみりお君のお芝居らしいところだなぁと。
社会派なリアリティをきちんと表現できるのは、やっぱり月組芝居で育ってるんだなぁ。
ただそのお芝居が、周りから浮いているように見えるのが、今回の‘周りに馴染めず孤独に育った’という設定にハマってよかった・・・のかな。
ヒロインのまりあちゃんアリシア。
・・・ちょっと、共感しにくいヒロインに見える。ラストも、え、そこでくっついちゃうんだ?とびっくりしちゃったくらい(爆)。
一生懸命、体当たりに演じてみりお君にぶつかってるんですけど、みりお君のリアリティ芝居に、カラ回りさせられちゃってるような、ちょっとまだうまく噛み合ってないような、そんな印象がありました。
キキちゃんのロベルト。
良くも悪くも、キキちゃんってキラキラ王子さまなんだな~と思いました(苦笑)。
今回の骨太で濃い役には、まだどうしても若さ青さが出て、背伸び感がありますけど、でもあのキラキラオーラは華やかですごく目立ちます。
パンフの石田先生のコメントを読むと、最初はだいもん君を想定して描かれた役だったんだろうな~と思えるだけに、キキちゃんには高いハードルだったと思いますが、よく頑張ってました。

かれー君のナポレオン。・・・かれー君の個性と、石田先生の演出が、はぁ??というハマらなさ(大爆)で、それが却ってインパクトになるという、不思議な効果(苦笑)。
ちなつちゃんのベルトラム。最初、花組にこんな子いたっけ?と思ったら、ちなつちゃんが組替えだったんですね・・・(汗)。やはり、みりお君とのお芝居の噛み合い方が一番しっくりハマってました。同じトーンのお芝居なので、みりお君もやりやすそうだったし。
あとは、美穂さんの歌がすごかった・・・ということは覚えてます。
・・・花組の下級生がまったくわからないということに、自分でもちょっとびっくり。そんなに最近観てなかったのかなぁ・・・。

ショーは、稲葉先生。
海外公演を意識したつくりで、定番の宝塚らしさと、和の要素をミックスした感じ。
花組のショーなのに、みつる君も一花ちゃんも居ない・・・ということに愕然(爆)。どこを観ていいかわからず、全体をぼんやり観ていて、ハッと目に飛び込んできたのが、さお太さん。
こんなに現役バリバリで、どの場面でもがっつり踊っているさお太さんを観たのは久しぶりのような気がする。
昔から変わらない、品のある端正なダンス。男役として熟練した魅せ方のできる職人ダンサーは、今の花組では本当に貴重な存在になりましたね。
さお太さんのカッコよさに、ついついオペラで追っかけてしまいました。
フィナーレ大階段。みりお君が、がっつり脚を広げて座って登場したときは、どうしても一帆さんのあの超カッコいいポーズを思い出さずにはいられなかった・・・(大爆)。
ていうか、そのポーズって、周りが野郎ばかりの中だからこそ、一層映えてカッコいいものじゃなかろうか(汗)。
周りがピンクの娘役ばかり、しかも曲が「さくらさくら」。
みりお君が娘役に囲まれて登場なら、無理にハードに野郎っぽくするよりは、ノーブルに華やかに登場!で充分だと思うのですけど・・・。

なんだか一歩引いた視線で、ぼんやり観ていたので、冷めた感想ですみません(汗)。
まだ当分は、観劇リハビリ中なので、ご容赦ください・・・。


今朝のひまわりちゃん。





手前と左は、花芽が少しずつ膨らんできました。右の背の高いほうが、なかなか花芽が出ない。



ミニちゃんたちの密集状態。狭そうだけど(苦笑)お互い負けずに育ってね~。

スカステ。
「雨」がテーマの「タカラ’s歌」#12、「カルテ」のフィナーレ、ともみんの「雨」だ・・・。
星から雪へ組替えしたばかりのともみん、ものすごく星らしくて、シャカリキ歌い踊ってるのが、懐かしい・・・。「宝塚スタディー」#22の総集編でも、ともみんの回が映ってますね。
ちらほらとでも、映像が流れていると、それだけでもつい録画してしまいます・・・。

コメント
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