趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

休みが取れない(泣)

2007-02-07 23:45:50 | Weblog
11日の飛鳥での現地説明会、今朝の新聞を見たら、さらにもう一箇所、すぐ近くで見つかった宮殿遺構の現説も同時刻に重ねてやるらしい。・・・にもかかわらず、どう頑張っても仕事を休めないことが判明(泣)。うえ~ん、行きたいよぉ~(涙)。
翌12日は休みなんですけど、夜に劇団新感線の舞台を観に行く予定。・・・観劇前に飛鳥まで行っちゃうか?翌日ならまだ現地を見学できるかも。この目で甘樫丘の遺跡を見たい~~~(爆)。
17時半に難波の松竹座で開演だから、昼過ぎに飛鳥に着いて、遺跡を覗いて、入鹿様にご挨拶して、15時過ぎに飛鳥を出れば、充分間に合う・・・か。
あとは私の体力次第。この前の飛鳥行きでも、帰宅したあとヘロ~ッと伸びてたからなぁ。歩かなければ、何とかなるか?

頭の中が飛鳥に染まってたところで、思わず懐かしの「飛鳥夕映え」のビデオを、1年半ぶりくらいに観てしまいました(爆)。
サエコさんの鞍作様を観たら、泣いちゃうかも?なんて思ってのは、杞憂でした(苦笑)。案外、素直に懐かしい~~と思いながら観れましたね。
NHK版だったので、かしげさんの鎌足バージョン。かしげさんは、現在を思えばまだまだ若い!(笑)どこか肩に力の入ったようなギラギラした感じが、今の大きく成長したかしげさんと比べると、まだまだというか(笑)。
それでも当時観てた頃は、かしげさんの鎌足が一番黒くて強力で、鞍作様が負けてもある意味当然か~と思えたんですよね(爆)。
アサコさんの鎌足が、全体として一番バランスが良かった。柴田先生がそのつもりで当て書きして下さった脚本なんですから、当たり前なんでしょうけど。鞍作を取り巻く、鎌足、軽皇子、石川麻呂のバランスが絶妙で、群像劇としての面白さが最高だったのが、アサ鎌バージョンでした。鞍作様も、そのバージョンが一番ダークで(笑)権力者としての闇を抱えていて、私好みだったんですよね♪
かし鎌バージョンだと、鞍作VS鎌足の構図が際立って一般にわかりやすくなった分、鞍作様が普通に白い主人公っぽくなっちゃって、私にはちょっと残念でした(笑)。かしげさんの方が強力でガンとした押し出しもあった分、サエコさんファンの身としては、いささか悔しいというか羨ましいというか、そんな部分もありましたし(苦笑)。
でも、かし鎌相手にした時のサエコさんの鞍作様が一番、丁々発止で火花バチバチのものすごい睨み合いというかぶつかり合いが見られて、それはそれですごく見応えあったんですけど。
アサ鎌相手だと、その辺少し余裕があるというか、鎌足をグッと押さえ込んでねじ伏せるような傲慢さが垣間見える分、鎌足がより反発して鞍作を倒すために突き進む過程に納得するんですけどね。脚本もそうなってるし。
ゆうひさん鎌足は、あれはある種のファンサービス!(笑)だって鞍作様、ゆひ鎌相手の時って、ほかの二人と全然違うんですもん!どう見たって鞍作と鎌足の愛憎劇でしょ(大爆)。
ゆひ鎌の一挙一動に、表情を変える鞍作様って・・・どうよ?(大笑)脚本からは大いに外れまくってるので、流れがおかしい部分も出てきちゃうんですけど、でもあのバージョンは、ファンとしてはかなりツボでしたね~(爆)。

今日のNHK版を観ていて、もうひとつう~んと思ったのが、軽皇子。かし鎌ってことは、アサコさんの軽なんですよね。
アサ軽はお坊ちゃんでぽよ~んとしてるので、従来の軽皇子のイメージからするとそんな感じでしょうし、それはそれで素直にかし鎌に利用されてっちゃうので、話の流れ的におかしくはないのですが、私にはやっぱり物足りない(苦笑)。
その点、かしげさんの軽はぴったりだった!お坊ちゃんという以上に皇子様で、それでいて頭も良く、宮廷で生きていくための狡さというか保身術もちゃんと持ってる。鞍作と友人だけど、蘇我本宗家を敵に回さないという計算も働いてるし、鎌足から皇位をちらつかされると、くすぐられるだけの野心もある。
舞台を観る前に本で見つけた軽皇子黒幕説も、あながちウソじゃないと思えるかし軽は、ほんとお気に入りでした(笑)。やっぱり、「これは失礼」と笑顔で言うかし軽の、コワ~イところが最高♪(爆)
だから、この前のNHKの番組で軽の存在が無視されてたのが、すっごく残念でした(苦笑)。

ゆうひさんの石川麻呂は、これ以上の当て書きがあるか!?ってくらい、ゆうひさんでしたね~♪
かしげさんの石川麻呂は鞍作の弟分に過ぎなかったですけど、ゆひ麻呂は鞍作の従兄弟で親友というのが一番よくわかる。さぞ一緒に遊びまわって悪戯した悪ガキだったんだろうな~と。
でも、なんかあのゆうひさんがあってこそ、今のゆうひさんになれたんだな~と思うと、すごく懐かしいというか良かったな~と、改めて思いましたね。

かし鎌バージョンを観たら、正当な(笑)アサ鎌バージョンも観たくなっちゃいました。・・・でも、劇団の販売ビデオは、初日が明けてすぐの映像で、あんまりサエコさんのテンションが良くなかった回なんですよね(汗)。そりゃあ、ムラ千秋楽が最高の出来ではあったんですけど、スカイステージで放映あったっけ?(東京楽はあったけど)
ムラだけで27回公演観てますが(東京ではさらに10回以上観てる)、ムラの千秋楽に勝る回はなかった!瑪瑙ちゃんとの甘樫丘のシーンは泣けて泣けて・・・。
東京では演出変更もあって、あんまり好きじゃなかった。普通に白い主人公になっちゃって、サエコさんだからこその鞍作の翳のある魅力が薄くなってしまった気がします。
もし、いつかこの作品が再演されるようなことになったとしても、やっぱりサエコさんのために柴田先生が当て書きして下さった、あの鞍作様は観られないんだろうな~と思います。

蘇我入鹿をあの作品で柴田先生があんな風に描いて下さったから、そしてサエコさんがあんな風に演じて下さったから、今もまだ私が入鹿ファンでいられるんでしょうし、こんなに飛鳥好きにもなってなかったでしょうし、そう思うと、本当に不思議な縁があったんだな~と思いますね。


コメント
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