今日は1時半にさっちゃんが入院している病院の相談員さんと面談の場を持ちました。
暑い盛りの時間帯に、僕は自転車で病院へ向かいます。
暑いのは暑いのですが、風を受けながらですから、意外と心地よいものですね。
病院への道の途中には長~い登り坂があります。
その坂をのんびりペースで漕ぎ登っていると、後ろから「あっ、○○さん、こんにちは!」と声を掛けながら抜き去って行く自転車が現われました。
ケアマネのT口さんのようです。
自転車を停めて僕に話しかけないということは、次の訪問先に向かって急いでいるからなんでしょうね。
T口さんの自転車は電動アシストですから、速い! 速い!
そんなT口さんを僕は立漕ぎにチェンジして追いかけました。
何とか追い付くと、T口さんは「速いわね。病院へ行くんですか?」と聞きます。
「ええ、相談員さんと面談があるんです。必死で漕ぎましたよ」と僕。
T口さんのスピードは変わりませんから、やっぱり急いでいるみたいです。
そんなことがあって、療養病棟のナースステーションに行きます。
相談員の黒Nさんとデイルームで面談しました。
黒Nさんは僕が何のために来ているかは当然察していますから、いきなりその話題から話してくれます。
要約すると、以下のような感じです。
さっちゃんは痰の吸引を1日に数回行なっているので、老健に戻るのは難しいと思う。
なので、介護医療院に移るのがいいでしょう。
この病院の療養病棟は6ヶ月間がひと区切りで、6ヶ月以内に移動もしくは移動先の決定をしなければなりません。
介護医療院という施設名を初めて知りました。
容態が急変する可能性があるなど、医療を受ける必要のある介護保険施設入所者のニーズに対応できる施設が以前は無かったのだそうです。
そこで、2017年に法改正が行なわれ介護医療院が創設されたんだとか。
さっちゃんのように胃瘻での経管栄養や痰の吸引を常時行なう必要のある要介護者にはぴったしフィットした施設ですね。
近隣の介護医療院を2ヶ所教えていただきました。
すぐ近くにはまだないんですね。
さっちゃんは今現在、帯状疱疹を発症しているようですね。
さっちゃんは1995年5月に帯状疱疹で入院したことがあります。
相当痛かったようですね。
僕もその後、帯状疱疹になったことがありますが、さっちゃんの様子を見ていましたから、すぐに気が付き軽くて済みました。
黒Nさんはさっちゃんの移る先として、老健は無理だろうとおっしゃっていたのですが、念のためにI老健に聞いてみようと言ってくださいました。
I老健は夜も看護師さんがいるはずですから、吸引も可能かもしれません。
I老健が受け入れていただけるのなら、さっちゃんのことをよく知るスタッフさんも多いですから、僕としては安心ですね。
I老健入所中に、次の方向性を探ることが出来ます。
再び自宅介護が出来そうなら嬉しいですしね。
その自宅介護ですが、それが可能か否かの問題点はさっちゃんの移動方法にもあります。
以前のように車椅子を車に搭載して移動できればいいのですが、それが無理なら大変です。
病院から出るケースではストレッチャーのまま乗せて運べる車があるそうなのですが、I老健にはそのような車は無かったように思います。
リクライニングの車椅子を長く伸ばした状態のまま載せられる車もI老健には無かったと思います。
さっちゃんは普通の座った姿勢のままでいると、血液が脚の下部に滞ったままになってしまいます。
上半身、恐らくは脳が低血圧状態になってしまうと予想できます。
車椅子での移動が出来なければ、自宅介護になった場合、デイケアやショートステイが利用できなくなるかもしれません。
I老健が受け入れ可能かどうか、黒Nさんが聞いてくれるそうです。
そして、僕に連絡してくださるそうです。
その結果をみて、考えようと思います。