8月27日(火)14時にS介護医療院へ行きました。
I老健の医療レベルではさっちゃんに責任を持ち続けることが出来ないと言われています。
軽度の誤嚥性肺炎を患っていましたから、今の病院へ入院した訳です。
その誤嚥性肺炎もすでに快復していますから、病院には長く入院し続けることは出来ません。
相談員さんとの話し合いで、紹介していただいた介護医療院を見に行くことになったのです。
老健ょりは医療レベルの高い介護医療院を紹介してもらったのです。
遠い場所だと面会するのに時間がかかってしまいます。
僕は車を持っていませんから、自転車で行くことになります。
紹介していただいたS介護医療院は我が家からの直線距離がI老健よりも少し遠いだけです。
I老健へは苦なく自転車で行けていましたし、最悪、歩きでも何とか行けていました。
ですから、この日も僕は自転車で行ったのです。
地図を見て分かっていたことではありますが、途中で川を2回渡らなくてはなりません。
更には、ひと山越える必要もあります。
川は橋で渡りますから、橋まで遠回りになります。
まあ、それは大して大回りでもなかったのですが、山越えが大変でした。
その山越えの坂道は自転車に乗り続けるには急で、降りて押して行く始末。
車の通行量も多く、一番の急坂には歩道もありませんでした。
車の通過に注意を払いながら押して歩くのです。
当然、予想よりもずっと時間がかかりました。
S介護医療院の施設自体はとっても充実していて、良さそうでした。
ただ、あくまでも介護施設ですから、医療的対応が充実しているといっても限界はあります。
いろいろとここでは出来ない医療行為を具体的に教えてくださいました。
まあ、その点は構わないのですが、どれほど介護が充実していても、さっちゃんとは関係のない事項も多いのです。
さっちゃんは四六時中寝たきりですし、食事も胃瘻経由です。
意志の疎通も出来ません。
S介護医療院の充実した介護態勢もさっちゃんにとっては「宝の持ち腐れ」のような気もします。
毎月のさっちゃんの入所(入院)費用はほとんどがさっちゃんの年金で支払っています。
厚生年金なのですが、これまではトントンでした。
男性社員と同じ(以上でも)仕事をしていても女性の給与は男性よりも驚くほど安い時代でした。
その厚生年金よりも大幅に多くを支払うことは出来ません。
介護医療院はそれなりに高額となるのです。
僕は国民年金ですしね。
「ちょっと無理そうだな。施設はいいんだけどな」と思いながら、帰路に付きました。
雨が本降りになっていました。
車道を走るにはちょっと危なっかしいので、ガードレールの内側を走るのですが、それが狭い!
山越えの坂道に来ると尚更で、歩道はなく、車道に大きくはみ出している木の枝や草に行く手を阻まれます。
そんな幾つもの障害物を避けるには道路の中心部に近づかなければなりません。
障害物の草や木の手前で車の通過を待ち、次の車が来るまでの短時間で障害物を越さなければならないのです。
当初の予測では余裕でさっちゃんの面会に間に合うはずだったのですが、帰宅した時間は予想より1時間も遅くなりました。
なので、その日はさっちゃんと面会できませんでした。