今週の月曜日、さっちゃんに面会して来ました。
とくに変わった様子はありませんでした。
特段記載することもなく、という理由もあったのかもしれませんが、僕自身の用事やら疲労感やらで、今日まで面会の報告が後回しにされてしまいました。
順番(と言うものがあるのなら)で言えば、K子さんが来られるのかな、と思っていたのですが、用事があるようでした。
弟さんのT男さんも用事があって、前回に続いてN子さんが来てくださいました。
▲15:04。ベッドでデイルームに来た時は目を瞑っていたさっちゃんでしたが、来てくれたのがN子さんだと分かったからでしょうか、目を見開いて見つめています。小さな声で「あ~う~」と、何かを言いたいような感じも伝わって来ます。N子さんは今回もさっちゃんが好きなスヌーピーを持って来てくれています。
N子さんはさっちゃんの下肢を触り、撫ぜてくれます。
「足が冷たいわね~。とくに下の方が」と、N子さんは言います。
昔からさっちゃんの足の先は冷たかったのですが、脹脛の筋肉が無くなり、血流が滞っているでしょうから、なおさら冷たいのでしょうね。
さっちゃんは足を触られると、少し嫌なようで、ほんの少しですが顔がしかめっ面になります。
僕はさっちゃんの頭の位置にいて、上から覗きこむような感じで「さっちゃ~ん」と呼び続けます。
さっちゃんの頭を撫で、胸の前で交差させている右手を握り続けます。
8月27日の日曜日にはYYDの新人たちと南秋川の矢沢本流を沢歩きしてきました。
さっちゃんとも4回ほど行ったことのある沢です。
このブログのカテゴリー「沢歩き」の中にもその時の記録があります。
参考のために行く前に読み直したのですが、微笑ましくて嬉しくなってしまいますね。
この時さっちゃん78歳、じきに誕生日でしたから、ほとんど79歳でした。
認知症にならなかったら、今だってまだまだ沢歩き程度はしていたことでしょうね。
さっちゃんは体は小さいですけれど、強くて元気で、荷物だって体重の8割背負って剱岳へ行ったことだってあるんですよ。
自慢の妻なんです。
面会の15分間は実にあっけなく過ぎてしまいます。
僕は自転車で来れる距離ですから楽なんですけれど、たった15分間のためにわざわざ往復何時間もかけて来てくださるN子さんには感謝しかありません。
沢歩きしていた日曜日に病院から電話がありました。
山では電源を切っていますから、下山後気が付いたのですが、1度だけしか入っていなかったので、急用ではなさそうです。
でも、気になりますから、その後連絡をしたら、どうやらリハビリ担当の先生からだったようです。
8月中に書類にサインできなかったので、電話での確認になったようですね。
さっちゃんの様子に大きな変化はないそうです。
端坐位は続けているようですが、さっちゃんは嫌がるそうですね。
座る姿勢を取ること自体で、どこかがきつかったり痛かったりするのかもしれませんね。
折り曲げたままで固まっている右足も動かそう(伸ばそう?)とすると、嫌がって抵抗するそうですね。
やっぱり動かすと少し痛いのかもしれませんね。
右足は曲がったまま、両腕は胸の前で組んだままになっています。
拘縮なのでしょうから、少しは動かした方がいいに決まっているのですが、さっちゃんにその理屈は通じませんからね。
ただただ、平穏であって欲しいと願うばかりです。