バレンタインデーにさっちゃんが戻って来てから10日間が経過しました。
多くの人々の助けを受けながらですが、自分なりにだんだんと慣れて来たと思います。
手際が悪いので、自分の時間(デイケアの日以外で)をなかなか作ることが出来ません。
まあ、でも、だんだんに介護生活に慣れて行けば自分の時間も作れていくだろうと楽観しています。
僕自身の食事を作る時間もなかなか十分には確保できないのが現状ですね。
朝食はさっちゃんと一緒に暮らすようになってからの定番メニューを守り続けています。
コーヒー、パン(今はイギリスパン)、ベーコンエッグ、トマト、レタス。
コーヒーは豆から毎朝挽いています。
朝食を8時前後に食べることが出来た日は2日間ほどあったでしょうかね。
ほとんどは10時前後に遅れてしまいがちです。
昼食はカップ麺、オートミール、パンなどになることが多いですね。
夕食はご飯に味噌汁、おかずは以前作って冷凍しておいたものを解凍して食べるか、簡単に作れるものを作ったりしていますね。
テレビを観たり新聞を読んだり、マンガ雑誌を読んだりする時間も、ぐっと減りました。
録画している番組が増えるばかりで、2年以上前の番組から溜まっているのですが、古い録画番組を消さなければ新しいのが録画できない状況に陥っています。
マンガ雑誌も溜まっていく一方ですね。
まあ、そんな状態でも僕ひとりの孤独な生活ではなく、さっちゃんがいてくれるだけで人の温かみが加わりますから、温もりのある生活になります。
とは言え、大変なことも多いですね。
何が大変と言っても、排泄がらみで発生する悪戦苦闘事態が一番でしょうね。
でも、さほど苦ではありません。
その悪戦苦闘をどのように打開していくか、打開策の発見をクイズのように楽しんでいます。
一昨日の夜はピコスルファートナトリウムを15滴投与しましたから、昨日の朝は排便があるはずの朝です。
しかも、下痢便が。
8時5分、オムツ交換に取りかかり、寝巻きのズボンを下ろし始めると、ズボンの股の部分が汚れています。
オムツの股部分から下痢便が少し漏れ出しているのです。
いろんな理由があるのでしょうが、ひとつには僕のオムツの穿かせ方が悪かったのかもしれません。
それはともかく、ズボンに付いた便でさっちゃんの足を汚さないようにするには、ズボンをどう脱がせばいいのか?
オムツの股の部分からはみ出している便で、腰やお尻の下に敷いてある防水シートをどうすれば汚さずに済むか?
オムツの中はもっと酷くて、さっちゃんの肌に付着している便の面積を増やさないように、どうすればパッドを外せるのか?
さっちゃんの肌に付着している下痢便をどうやって拭き取って綺麗にすればいいのか?
些細な問題点も含めると、解決しなければならない課題は山積していました。
その解決策を見つけ出すことを僕は楽しんでいました。
実際、名案が浮かぶと、とっても嬉しくなってしまいます。
全てが終了したのは9時でした。
その後も、便で汚れた寝巻きのズボンの洗濯があります。
防水シートも少し汚れていたので、もうひとつのに替えて、防水シートも洗濯しました。
さっちゃんも疲れた様子です。
何10回となく、右に左にゴロリゴロリとさっちゃんも動かされますから、疲れてしまっても当然です。
そして、今朝7時50分のこと。
便ではなくて、おしっこでした。
オムツ交換の時、最初に寝巻きのズボンを下ろし始めます。
その時、ズボンの股部分が少し濡れていることに気付きました。
上着の裾部分も何となく湿気っているように感じました。
寝巻きが少し濡れているということは、防水シーツも少しはおしっこが滲みているということです。
ですから、全とっかえですね。
まあ、前日の下痢便騒動に比べると、気楽なものです。
着替えると言っても、さっちゃんは僕に協力なんてしてくれません。
腕も無理矢理動かそうとしても、もっと抵抗するだけです。
そんな時のさっちゃんはもの凄く力が強いんです。
気分を和ませながら時間をかけて腕を動かし、袖に通して行くんです。
今朝も全てが終了したのは9時でした。
便と尿、二日続けて貴重な体験が出来ました。
今後、似たようなケースが発生しても何とか切り抜けることが出来ると思います。