さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

飛行機の座席をさっちゃんと代わってもらいました

2019-08-28 23:39:28 | 旅行
今回の熊本への帰省の最大の心配事は帰りの飛行機のこと。
というのも、帰りのチケット予約が遅すぎたせいなのか、
さっちゃんと僕の座席が隣り同士で取れなかったんです。
さっちゃんが40Cで僕は42C。
僕の座席がさっちゃんのふたつ後ろ。
さっちゃんは不安で不安でしようがないでしょう。
安全ベルトのセットも出来ないでしょうし、飲み物を頼むことも出来ないでしょう。
トイレに行きたくなったりしたら、どうそれを察知すればいいんでしょう?
常に常に、僕がどこにいるかを探すでしょうから、僕も休む暇がないでしょう。

実際に座席に分かれて座っていると、さっちゃんは僕の方ばかりを振り返ります。

そんなことは予想できていましたから、
一体全体どうなるものか? 何が起こるのか? 何も起こらないのか?
腹をくくるしかありません。

とはいえ、対策は考えておきました。
まず第一に、さっちゃんと僕の周辺に空席があって、
通路をはさんで隣り合ったり、はす向かいや前後の席だったりすれば、空席に移させてもらう。
さらに、空席もなかったら、人に頼んで席を代わってもらう。

現実はどうだったかと言えば、周辺に空席はありませんでした。
それで、僕は隣りの席の男性にこうお願いしました。
「妻があそこの席なんですが、認知症なんです。
離れていると、とても不安がるので、もしよろしければ席を代わってくださいますか?」

男性は快く了解してくださいました。

CAさんに声をかけ、状況を説明し、許可していただきました。
さっちゃんは何がどうなってるのか分からないんでしょうけれど、安心したようです。

今回、こんな初めての経験をしました。
人々の親切に守られているんですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする