さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんには大晦日もお正月も関係ありません

2019-01-01 22:41:19 | 生活の一場面
僕は季節の行事やしきたりをちゃんと行うような人間ではありません。
どちらかと言うと、そんなことは軽視するタイプです。
僕とは逆にさっちゃんはそのようなしきたりを大切に思い、きちんと実行する人でした。
菖蒲湯だったり、柚子湯だったり、七草粥やら、牡丹餅を作ったり、御萩を作ったり・・・・

さっちゃんと暮らし始めて、初めて古来から続くそのような風習の良さを感じさせてもらったものです。

そんなさっちゃんでしたから、大晦日の年越しそばや元旦のお節料理や御神酒もしたかったんですが、
なかなかそこまでは手が回りませんでした。
元旦の朝食は、いつものパン、コーヒー、ベーコンエッグ、レタス、トマトではなくて
お雑煮を作りました。

大晦日の晩から、夕食はおでんだったんですが、元日の夜もおでん。
ただ、おでんの具に昆布も加えました。
スーパーでお惣菜を買いました。
それも、お豆の煮もの、数の子、ほうれん草の白和え。
数の子は三片だけでしたが、高いですね!

ほんの少しでしたが、お正月らしいこともやってみました。

大晦日の晩には
「今年一年、有難うございました。来年もよろしくお願いしますね」
と、さっちゃんにご挨拶。
さっちゃんは何のことだか分からないみたい。

元旦には
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますね」
と、またまたさっちゃんにご挨拶。
やっぱり、さっちゃんは何のことだか分からないようですね。
大晦日だとか、お正月だとか、そんな区別はさっちゃんにはありません。

でも、僕は心新たになって、さっちゃんのことを改めて好きになろうと思いました。
コメント
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