saarweineのワインなどに関してあれこれ

このブログはドイツはモーゼル河の支流であるザール地域のワインを愛する男がワイン等に関して色々適当に書き込みします。

ジルバーナーについてです。

2009-07-27 23:33:32 | 日記
今夜はジルバーナーについてです。この品種は90年代初頭くらいはRiesling、Mueller-Thurgauと並んで3大品種でしたがとっくにSpaetburgunderのような赤品種に抜かれてしまい作付面積の順位を落としてしまいました。

しかし未だにFrankenに於いては重要品種であることは変わりません。ドイツの伝統品種では一番シャルドネ的な品種と言えるかもしれません。地所の特性を映し出すやすいと思われます。極めつけはエッシェンドルフのLumpですね。

Rheinland‐Pfalz州の生産地域でも栽培されていてRheinhessenやPfalzでも作付があります。辛口仕立てが多いようです。どうせ日本には殆ど輸入されないのでいつかまた旅行出来たらアスパラガスと一緒に飲んでみたいと思います。そう言えば今年の旅行でDeidesheimer Hofでアスパラガスと地元のジルバーナーを合わせて貰って楽しんだことを思い出しました。


酸が苦手な方はもしもRieslingが受け付けないなら是非この品種のワインを試してみて頂きたいと思います。よく猫も杓子も白ワインならシャブリ(シャブリを貶めている訳ではありません)という風潮が日本では強いように思われますがバリック仕立てのが殆どない為マリアージュの失敗の確率が低いと思われます。
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ショイレーベについてです。

2009-07-27 00:21:32 | 日記
今夜はショイレーベについて語ってみます。この品種もRieslingとジルバーナーの掛け合わせで誕生しました。ドイツではRheinhessen、Pfalz、Baden、Frankenなどに作付があります。この品種は僕にとってはあまり飲まないので勉強中と言えば勉強中の品種です。辛口仕立てでは色々難点があるようで納得して購入したのは甘口しかありません。印象に残っているのはPfalzのプフェッフィンゲンでこの品種の特性として控えめな酸とやや強めながらも心地よい甘味のエッセンスの舌の記憶があります。


我が国ではある程度の生産の為の作付があるかどうかは知りませんが長野県の小諸(こもろ)市というところにあるマンズワインのワイナリーの中での実験栽培の区域でこの品種が栽培されていました。ここの凄いところはその実験栽培の区域で左側にカベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、シラー、ピノノワール、シャルドネ……と植えられているとおもえば右側にRiesling、Mueller-Thurgau、このショイレーベ、リースラーナー、果てさてはエーレンフェルザー(!)まであるわ、あるわざっと数えただけでも30種類以上ドイツ系の品種が植えられていました。次回いつ訪問出来るかはわかりませんがその成果を併設のレストランで楽しんでみたいと思います。
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