saarweineのワインなどに関してあれこれ

このブログはドイツはモーゼル河の支流であるザール地域のワインを愛する男がワイン等に関して色々適当に書き込みします。

ベースの革命児Scott LaFaroです。

2009-07-07 23:55:25 | 日記
今日のテーマはScott La Faroです。彼の活動期間は5年ほどでしかありませんがその革新的な奏法は後進のミュージシャンに多大な影響を与えました。そのサウンドはまずなんといっても図太いながらもいくらリズムが早くなってもそのサウンドは見事なほどその図太さが保たれていると言えるでしょう。

ワインを飲みながらの相性ですが基本的には良いかと思われます。しかし今迄聞いた中ですとオーネットコールマンがリーダー作の「Free Jazz」は論外だと思います。実験的な要素がかなり強い作品ですし。この作品のコンセプトを更に押し進めたのがJohn Coltraneの「アセンション」である訳ですが。

やはり最高に僕的に相性が良いのはやはり61年6月のビレッジバンガードのセッションでしょうか。同じRiversideの4部作であっても「ポートレイトインジャズ」や「エクスプレイション」などはジャズ喫茶でコーヒーか紅茶でも飲みながら聴いている感じです。このライブ盤は最近はビクターから発売されているこのセッションをコンプリート化したCDで聴いていることが多いのですがまるで僕ら日本人がごく普通にご飯を食べるかのように飽きずに聴いていられます。前にBill Evansの記事でも書きましたが軽井沢辺りで白ワインでも飲みながらゆっくりと時間を過ごしてみたいものです。ヨーロッパならアルプスの山々が見える辺りで昼下がりに飲みながら聴きたいですね。まぁ、今現在では宝くじでも当たらない限り無理な話ですが。

今の時点ではビクターフェルドマンの「ジアライバルオブビクターフェルドマン」を聞きながらこの記事を書いているのですがこのアルバムもバッキングもソロも自由自在に楽器を操るLa Faroが楽しめます。


とりあえず彼のディスコグラフィーをコンプリート化するのは意外にお金はかからなそうなので出来る限り集めて聴いてみたいものです。
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マルチリード奏者の草分けのEric Dolphyです。

2009-07-07 01:35:31 | 日記
今夜はEric Dolphyです。彼の音楽性が高いのは確かですがあまりワインとは相性が良くないかもしれません。どうも学生時代にジャズ喫茶でタバコの煙がもうもうする中で色々音楽について熱心に議論するイメージです。僕はタバコははっきり言って嫌いなので全面的に禁煙にしているジャズ喫茶は殆どないのでそういったお店は殆ど行かなくなりました。彼の演奏を聴くと彼自身は気候が比較的温暖とされているロサンゼルス出身ですが北欧のライヴ演奏に結構良いものが多い為かスウェーデンやノルウェーの荒涼とした風景が思い浮かびます。

彼の活動期間は(ファーストリーダー作を録音してから)たった4年半ほどしかないのですが意外に多くの録音を残しています。その中でもPrestigeレーベルの録音は正規に録音されたこともあり音質も良いものが多いです。やはり「At the Five Spot」が白眉の名演と言えるでしょう。

彼は主に3種類の楽器を自在に操りました。僕が印象に残っているのはアルトサックスから「Miss Ann」の息もつかせない展開、バスクラリネットなら馬のような嘶き(Miles Davisは「今度奴をみたら足を踏んでやる!」と評したそうです)
フルートならLast Dateの「You don't know what love is」の演奏は美しいとしか言いようがありません。


とにもかくにも彼の名演でエトランジェの気分を味わってみたいものです。(うーん支離滅裂σ(^_^;)?)
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