ランドマーク探しⅢ

2012年から出張先での風景や社寺仏閣、由緒を訪ねて記録してきました。2016年からは自分の足で散策し、記録しています。

太岳院・今泉湧水池

2013年04月15日 23時16分20秒 | 訪問地周辺散策

丹沢の山並みに囲まれた秦野を訪問しました。上着も脱ぎたくなるような日差しの中を、駅の南側にある太岳院に寄ってみました。、亀王山太岳院といい、薬師堂であったものを、1541年(天文10年)に今泉村の土豪が、蔵林寺3世を招いて開いたお寺です。
平安後期の作といわれる木像十一面観音像があり、秦野市の重要文化財に指定されています。鐘楼隣に池がありましたが、これは今泉湧水池で全国名水百選「秦野盆地湧水群」の中でも最大級の湧水量を誇るものです。この湧水は古くから太岳院池とよばれ地域の人々に親しまれてきました。
ただ、山の向こう側の三島市は市内の各所から湧水が出ており、川の水も澄んで見事なものでしたが、こちらは藻が生えていて溜め池のように感じられました。
池には鴨が波紋を広げて泳いでいました。あまりの日差しに中の島の木陰に向かいました。近くには亀が石の上で甲羅干しです。
池の端にはアヤメや水の流れ出すところには八重桜や山吹が咲いて、ちょうど満開でした。
周辺は今泉名水桜公園として、平成17年(2005年)1月1日に秦野市制施行50周年を迎えた記念として整備されたものです。
名無しさんがコメントで鴨の向こうにいるのはオオバンだと教えてくれましたので、HPで調べてみました。
日本の鳥百科より
オオバン
全長39cm。全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。足は緑青色。「キュイッ」と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。
「水鶏(にわとり)」と書いてクイナと読みますが、名の通り、その種類の多くは水辺の草やアシの中にすんでいます。
このオオバンも、クイナの仲間ではいちばん大きく、太っています。黒いからだに白いおでこ、というモノトーンのしゃれた配色で、西洋では、その色彩やら身のこなしから美や雅(みやび)のシンボルとなるいっぽうで、白い頭部の連想から、英語で「額がハゲあがっている」ことをas bald as a coot(オオバン)といいます。
池沼に生息していて、40年前は関東より北で繁殖していましたが、近年増加の傾向にあり、日本中で見られています。こんな写真を見つけました。

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